2020-06-25

「前向きな気持ちはアレルギーを改善させる」 ~ 脳内ドーパミンの働き ~

実際にはなんの治療効果もないはずの薬を飲んでいるのに、「効き目がある」と思い込むことで、本当に症状が良くなる“プラセボ効果”と呼ばれるこの現象。単に精神的な面だけでなく、「きっとよくなる」と願うことで身体も生理学的な反応を実際に起こし、免疫反応を活性化して有害なストレスホルモンの分泌を抑制します。リンク

ポジティブな精神状態が症状や薬の効果に大きな影響を及ぼすと言いますが、その生物学的なメカニズムはどのようになっているのでしょうか? 今回は、山梨大学の研究から見ていきます。

山梨大学プレスリリースより。

「前向きな気持ちはアレルギーを改善させる」

―脳内ドーパミン報酬系の活性化はアレルギー反応を抑制する―

研究成果のポイント

・花粉症や気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患では、ポジティブな精神状態が、症状や薬の効果に大きな影響を及ぼす可能性が示唆されていましたが、生物学的なメカニズムは不明でした。

・本学の医学部免疫学講座 中尾篤人教授、中嶋正太郎助教(現:福島県立医科大学講師)、医学部神経生理学講座 喜多村和郎教授らは、前向きな感情を脳内で司るドーパミン報酬系の活性化はアレルギー反応を抑えることを、マウスを用いた実験で示しました (欧州アレルギー学会誌に6月20日にオンライン掲載)。

・この結果は、ポジティブな精神状態を生み出す特定の脳内ネットワークがアレルギーを生じる免疫のしくみと密接にリンクしていることを直接的に証明した世界で初めての知見です。アレルギーをもつ患者さんを適切に診療し症状をコントロールするためには、患者さんに前向きな気持ちを保ち続けてもらうことも日常生活の管理や投薬などと同時に大事なことが示唆されました。

■ 研究の背景(「こころの状態とアレルギーの関係は大きな謎」)

花粉症や気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、精神的なストレスにより病気が悪化することが知られています。 一方で、アレルギー疾患に対する新規薬剤の臨床試験では、患者さんの前向きな感情が薬効と無関係に効果を高める「プラセボ効果」が強く出てしまい、新薬の評価を判定することが困難なことが多々あります。このように精神的な変化がアレルギーの症状に影響を与えることは経験的かつ疫学的に知られているものの、その背景にある生物学的なメカニズムはほとんど明らかにされていないのが現状です。私達はこのアレルギーにおける大きな謎に迫ろうと考え研究を始めました。

■ 研究の目的(「前向きな感情を司る脳のネットワークはアレルギーに影響を与えるのか?」)

以上のような背景から、特に精神的状態の中でも「プラセボ効果」と関係の深い“前向きな感情”(やる気)を司る脳内の特定部位がアレルギーに与える影響について検討しました。“前向きな感情”は脳内では、ドーパミン報酬系という神経ネットワークが司っています。本研究では、マウスを用いてドーパミン報酬系をいくつかの方法で活性化し、そのアレルギー反応への影響について解析しました。

■ 今回の研究成果(脳内ドーパミン報酬系の活性化がアレルギー反応をおさえる)

マウスの脳内ドーパミン報酬系を3つの異なる方法を用いて活性化し、そのアレルギー反応への影響について解析しました。

1)マウスの脳内報酬系を人為的に直接活性化できるシステムを利用:

DREADDと呼ばれる脳を操作する最新の技術を用いて脳内の中脳腹側被蓋野(VTA)(ドーパミン報酬系の中心となる部位)を人工的に活性化させた後、アレルギー反応のモデルとして皮膚にじんましん反応を惹起しました。VTA    を活性化させたマウスでは対照においたマウスと比べてじんましん様反応の大きさが有意に減少していました
(図1−3)。

2)人口甘味料を自発的に飲ませることでマウスの脳内報酬系を自然に活性化させるシステムを利用:

マウス飼育時に飲水ボトルに人口甘味料であるサッカリンを混ぜておくと“甘み”によってマウスは自然な形で(自発的な行動として)VTAを活性化させます。その後、皮膚にじんましん反応を惹起しました。サッカリンの自由飲水によってVTAを活性化させたマウスでは、対照においた水だけを飲んでいるマウスと比べて、じんましん反応の大きさが有意に減少していました。この方法は1)で取った方法と比べるとより自然な形で脳内報酬系を活性化させた実験です。

3)薬によってマウスの脳内報酬系を活性化させるシステムを利用:

マウスにドーパミン(dopamine)の前駆体(材料)であるL-ドーパ(L-dopa)を注射すると脳内でL−ドーパはドーパミンに変換され、ドーパミン量が増加します。その後、皮膚にじんましん反応を惹起しました。L-ドーパを注射で投与したマウスでは、対照においたマウスと比べて、じんましん反応の大きさが有意に減少していました。 L-ドーパ(L-dopa)は現在、パーキンソン病の治療に使われている薬でもあります。

これらの実験から、脳内ドーパミン報酬系の活性化がアレルギー反応を抑える効果があることが示されました。

20200622155054

(概念図)

■ 研究の意義

(学術的意義)
本研究によって、前向きな感情を脳内で司るドーパミン報酬系の活性化はアレルギー反応を抑えることがわかりました。この結果は、ポジティブな精神状態を生み出す特定の脳内ネットワークとアレルギーを生じる免疫のしくみが密接に関係していること直接的に証明した世界で初めての知見です。こころとアレルギーの関係を明らかにしていくことは21世紀のアレルギー/医学研究の大きなテーマの1つですが、本研究はその先駆けです。

(臨床的意義)
花粉症や気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患をもつ患者さんの治療は、現在、抗アレルギー剤や抗炎症薬などの投薬が主体ですが、よりきめ細かく適切に診療するには、患者さんに前向きな気持ちを保ち続けてもらうようにコミュニケーションをとることも大事であることが示唆されました。

 

(以上)

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List    投稿者 seibutusi | 2020-06-25 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2020-06-18

新型コロナ感染は静かな第三次大戦か?

コロナ騒動を別な見方をすると、「全世界の大衆の完壁な奴隷化と、適切な人口計画のための大量殺繊処分を目的」とした「静かな第三次大戦(そこで使われるのは、コンピューターや生物的心理的兵器)」の可能性もある。

40年前のカーター大統領の「エイズ・ウィルス開発命令」から続く静かな戦争か

西洋科学は、自然の摂理を捨象して、分子生物学、遺伝子操作、生命工学、そしてマインド・コントロールの領域に突き進んでいる。

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世界医薬産業の犯罪 化学・医学・動物実験コンビナート】より

今日の欧米の(とりわけ、その「最先端」はアメリカだが)動物実験医学の医師たちは、「黒魔術師」以外のなにものでもない。そして彼らの「黒魔術」テクノロジーの本体こそが、動物実験=生体解剖なのではなかろうか。

一説によると、世界人間牧場(大衆を家畜人として飼育する牧場システム)の完成を目指す、世界支配の陰謀組織、フリーメーソンの頂点は、ロスチャイルド家であり、そしてこのロスチャイルドに、世界中の何万人という黒魔術師が直結しているという。

地中海周辺の諸文明は、どういうわけか、悪魔とその魔術(黒魔術)の大群を生み出した。或いは、この土地の自然条件に、問題があるのかも知れない。この地域で、数千年にわたって蓄積されて来た黒魔術(悪魔学)の、今日的発展形態が、クロード・ベルナール創始にかかる動物実験医学である、と見てよいだろうか。
しかし、我々は、「化学(製薬)=医学=動物実験コンビナート」は、もう一歩、踏み込んで考察すると、そこに、「マスコミ」を含めなければならないことに気付く。つまり、

「①化学(製薬)=②医学(教育を含む)=③動物実験=④マスコミ」コンビナート、としなければならないのではないか。

この四ヶ軍団の共同結合体(コンビナート)の威力はまさに天下無敵だ。こうなると、この力に打ち負かされないものはこの地上に存在しない、とさえ思えてくる。この「システム」を、まっさきに確立したのは、二十世紀初頭のアメリカである。アメリカから、イギリスとヨーロッパ大陸へ、そして日本を含む全世界へ、それは輸出されたもののようだ。

(中略)

それでは、この「国際謀略」の奥の院には何者が鎮座しているのだろうか?リューシュは、そこに、アメリカのCFR(外交関係評議会、カウンシル・オン・フォーリン・リレーションズ)を見出した。

しかし、アメリカに於けると同じく、日本でも、その名は、世間には殆ど知られて居ない。にもかかわらず、第一次世界大戦後に、ロックフェラー家によって設立されたこの機関は、事実上のアメリカの陰の政府である。そのメンバー(現在二、三千人程度か)は、ロックフェラー財閥によって指名され、金融界、産業界、マスコミ、教育、学界、宗教界、芸能界、軍首脳、法曹界、議会、など、ようするにアメリカを動かすすべての実権者たちを網羅して居る。過去七十年のアメリカ大統領と行政府高官の、殆どすべてが、CFRの会員から供給されて居る、とされる(アメリカの現大統領、ブッシュ氏も、もちろんCFRのメンバーである)。

(中略)

私はここで、エイズがアメリカ政府の生物兵器として(動物実験によって)開発された、という説を取り上げなければならない。この記事によれば、カーター大統領の命令によって、アメリカの過剰(不要)人口のスムースな殺戮処分のための兵器として、エイズ・ウィルスが動物実験的に開発された、というのだ。そして、その後、この開発に従事した研究者約百人が、続々と変死を遂げて居る、というのだ!この世のものとも思えない悪魔的なひびきを持ったストーリーだが、しかし、本家本元のアメリカで、ロックフェラーら、陰の地下政府のコントロールするマスコミがこれを黙殺すれば、この事件は存在しないことにされてしまう。前出の記事によれば、エイズ・ウィルスの開発にかかわったこの内部告発者自身も、生命の危険に脅えているという。けれども、こんなことぐらいでびっくりしてはならない。

実は、H・G・ウェルズやラッセル(いずれも、二十世紀前半の、イギリスを代表する高名な大作家、大思想家として世間から尊敬されて居る)のようなお歴々が、将来、過剰人口処分(殺戮処分のこと)のために、微生物兵器の製造・使用が必要になろう、と明言しているというのだ。

いや、更に恐るべき超秘密文書が出て来た。「沈黙の兵器――第三次世界大戦へのマニュアル」(一九七九年)、という、五十頁余の機密文書が、アメリカで偶然の機会に発見され、公刊されたのだ。それによると、一九五四年に、某所で、国際エリートの会議が開かれ、そこに於いて、全世界の大衆の完壁な奴隷化と、適切な人口計画のための大量殺繊処分を目的とした、第三次世界大戦の宣戦布告が行なわれた、というのだ。そしてこの第三次大戦は、静かな戦争であり、そこで使われるのは、コンピューターや生物的心理的兵器である、とされるのだ。カーター大統領のエイズ・ウィルス開発命令は、この線上でのみ、合理的に了解出来るのではなかろうか。そして実に、「化学=医学=動物実験=マスコミ=ニセモノの動物実験反対運動」のコンビナートは、秘密の地下世界帝国の第三次世界大戦遂行の不可欠の要素として機能して居るとも考えられるのだ。

(中略)

問題の犯罪シンジケートによる大虐殺は、動物たちに限らない。リューシュが、本書で強調しているように、この犯罪シンジケートは、「合法的大量殺人」の意図を抱いている。つまり、大虐殺の対象には、まさに、人類が含まれているのである。しかし、「合法的」ということばに注意しなければならない。合法的に殺人をなし得るものは、国家権力以外にない。

百七十余の国家群のうち、最大なるもの、超大国は、今や、アメリカ一国である。このアメリカの国家を、或る地下秘密結社がコントロールして居るとすれば、この謀略機関は、アメリカ政府を通じて全世界に一つの権力を打ち立て、この世界帝国に、過剰人口処分の合法的権限を与えようとするのではなかろうか。そして、この処分をスムースに遂行させるテクノロジーの開発を、動物実験的医学に命じるのではなかろうか。沼正三氏の『家畜人ヤプー』というSF小説は、我々の推理を進めるのに、大変、役に立つ。つまり、「システム」にとって、「動物実験」の主流は、今や、分子生物学、遺伝子操作、生命工学、そしてマインド・コントロールの領域に移されて居るのであって、一九八〇年代のエイズ・ウィルスは、この潮流の先駆的兆候の一つに過ぎない、とも考えられるのである。

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List    投稿者 seibutusi | 2020-06-18 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2020-06-12

野生ニホンザルのオニグルミ採食行動 ~採食技術とそのバリエーション~

本来、技術とは試行錯誤の塗り重ねで生まれる。実現塾(人類の起源)

霊長類は、試行錯誤の塗り重ねにより採食技術を獲得しながら、知能を進化させてきたと考えられます。 例えば、カニの甲羅を剥がして食べるカニクイザル等、サルは集団で試行錯誤の果てにその技術を身に付けたのでしょう。

今回は、野生ニホンザルのオニグルミ採食行動を観察した研究を紹介します。

 

京都大学 研究成果より。

野生ニホンザルのオニグルミ採食行動を観察  ―採食技術とそのバリエーション―

01

概要

京都大学大学院理学研究科の田村大也博士課程学生は、宮城県金華山島の野生ニホンザルが行うオニグルミ採食の詳細な行動観察を行ったところ、身体的に十分に発達した個体の中でも、クルミの硬い殻を割って中の子葉を食べることができる個体と、殻を割れず子葉が食べられない個体がいることが分かりました。

また、クルミの割り方には4つの異なる型が存在し、多くの個体はそのうちの⼀つの型を好んで使っていました。さらに、身体的な力がオスに比べて弱いメスが使う割り方では、クルミを回転させたり、噛む歯を左右入れ変えたりするようなクルミに対する操作が、オスが使う割り方よりも頻繁に行われていました。

メスはクルミを頻繁に操作することでオスに劣る力を補っていると言えます。これらの研究結果は、ニホンザルがオニグルミの殻を割れるようになるには、身体的な発達だけでなく、適した採食技術の習得も必要であることを示唆しています。

本研究成果は、2020年4月15日にアメリカの国際学術誌「American Journal of Primatology」にオンライン掲載されました。

1.背景

霊長類が食べる食物の中には、食べる前に何か処理をする必要があるものが含まれています。例えば、殻に覆われたナッツの子葉や巣の中にいる昆虫、鋭い棘で守られている植物の葉や茎などがそれに当てはまります。

霊長類はこれらの食物を獲得するために、様々な工夫を凝らします。例えば、野生のチンパンジーでは、石をハンマーとして用いて硬いナッツの殻を割る行動や、細い枝を用いて巣の中からアリやシロアリを釣る行動(道具使用)が知られています。また、南米に生息するオマキザル類では、硬いナッツを岩や木の幹に打ち付けて殻を割る行動(基盤使用)が見られます。

このような採食行動は、食物を獲得するという課題の中で高度な認知能力や複雑な手・物の操作が要求されるため、霊長類の知能の進化を促進した要因の⼀つ として考えられており、 「取り出し採食仮説」と呼ばれています。

宮城県金華山島に生息する野生のニホンザルはオニグルミを⾷べることが知られていますが、殻を割るために石や岩などの道具や基盤は使いません。サルたちは自らの歯で硬い殻を噛み割り、中の子葉を取り出して食べるのです。しかし、ニホンザルがいつからオニグルミの硬い殻を割れるようになるのか、どのように割っているのか、その詳細は明らかにされていませんでした。

2.研究手法・成果

宮城県金華山島に生息する野生ニホンザル 36 個体を対象に、2015年および 2016年の9月から12月(オニグルミシーズン)に合計 106日間の調査を行い、400事例以上のクルミ採食行動を観察しました。

調査の結果、身体的な力が弱い 4歳以下の子供や 19歳以上の老齢個体はクルミを割ることができませんでした。身体的に十分に発達した7歳以上のオスではすべての個体がクルミを割ることができました。一方で、身体的に十分に発達したメスの中にはクルミを割ることができる個体と、身体的には発達しているのにもかかわらず、クルミを割ることができない個体がいることが分かりました。

さらに、クルミの割り方には4つの異なる型が存在し、多くの個体はそのうちの⼀つの型を好んで使っていました。力の強いオスでは臼歯で押しつぶすように殻を割る方法が多く観察されました。一方、オスと比べて力が弱いメスは、頻繁にクルミを回転させたり噛む歯を左右入れ替えたりして、噛む位置を調節して殻を割っていました。

このようなクルミに対する操作を頻繁に行うことで、メスはオスに劣る力を補っていると言えます。しかし、すべてのメスがこの割り方を使っているわけではなく、中には独自の方法で殻を割っている個体も見られました。これらの結果は、ニホンザル(少なくともメス)がオニグルミの殻を割り中の子葉を取り出すという課題を達成するためには、身体的な発達だけでなく、適した採食技術の習得が必要であることを示唆しています。

3.波及効果、今後の予定

今後は、これらのクルミを割る技術をサルたちがどのように獲得していくのか、その発達や学習の過程を明らかにしていきたいと考えています。

~以下略~

 

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List    投稿者 seibutusi | 2020-06-12 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2020-06-11

培養肉(クリーンミート)と代替肉(フェイクミート)は実験室で創られた

「近年の食の異常事態 http://www.seibutsushi.net/blog/2020/05/5608.html」
「ミュータント小麦」1万5千年前から食べ続けて来た小麦を欧米では「そもそも小麦はよくない(腸の免疫障害を発生させる)」という認識が広がっている。(http://www.seibutsushi.net/blog/2020/06/5673.html/trackback)
でも紹介しましたが、
現代社会では、「ミネラルの無い美しい野菜」・「腸に免疫障害を起こすミュータント小麦」そして「培養肉(クリーンミート)と「代替肉(フェイクミート)」が登場しています。
> 動植物は、数億年をかけて免疫システムを作り上げて来たが、19・20世紀の西洋思想や近代科学が創り出した人工化学物質によって人の免疫力低下を引き起こしています。その結果、現代の感染症(ウィルス・微生物)にも適応できない体になっています。
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培養肉(クリーンミート)とは リンク 
「培養肉」とはその名の通り生体から取り出した細胞を容器内で培養することによって作られるお肉です。近年では、再生医療のための細胞培養の技術が進歩したことで、食用の肉への応用も実現する可能性が出てきています。
具体例としては、東京大学と日清食品ホールディングスが「培養ステーキ肉」を開発しています。(未来のカップヌードルの肉は培養肉になってしまうのか?)この肉は牛から筋肉の細胞を採取して、コラーゲンと混ぜて培養液に浸すことで作られるとのことです。

また、米国やイスラエルには様々な動物の細胞を培養して食用の肉を作ろうとしている企業も出てきています。
代替肉(フェイクミート)とは?
「フェイクミート」とは植物性のタンパク質で作られた人工肉です。
培養肉は動物性のたんぱく質を作り出していますが、フェイクミートは植物性という点が大きく違います。
例えば、フェイクミートの原料としてはタンパク質が豊富な大豆がよく使われており、日本でも「畑のお肉」や「大豆のお肉」として製品化されて販売されています。
例えば、肉の香りや肉汁を再現するために大豆たんぱく質から遺伝子を酵母に注入したheme(ヘム)という分子が開発され、フェイクミートに使用されています。このヘムは植物由来であっても遺伝子組み換え原料であり、本当に安全であると言えないといった問題も出てきています。
【大豆肉】
材料はこちら↓グルテン粉 200g 小麦粉 20g 自然塩 小さじ1 水 600cc
今後の展開予想!!
「代替肉(フェイクミート)」については味の改善やコスト削減、安全性の確認によって、ますます活用の場面が増えてくると考えています。特にヴィーガンやベジタリアンの方にとってはなくてはならない食材となっていきそうです。
「培養肉(クリーンミート)」についても技術革新が進み、味の改善や生産コストも劇的に落ちる時が来ると思います。そして、動物愛護などの観点からもどんどん需要が伸びてくる可能性がある。
しかし、培養肉はいくらクリーンミートと言ってもやはり安全面や感情面ですんなりと受け入れることはできない消費者も多いのではないでしょうか?いずれは、感情面の問題が解決され、安心して口にできるようになる日も来ると思いますが。。。(安心という感情面だけでなく、本当に「安全な食品」か?という検証も絶対に必要です。)
そのうえで、私はこの「培養肉(クリーンミート)」の低コスト化が進めば、魚の培養肉を使って「魚粉」を作ることで養殖の餌に活用できるのではないかと期待しています。
マグロ・サーモン・エビなどの養殖は畜産のように植物性たんぱく質から肉を生み出すことができません。養殖では必ず、餌となる魚(魚分の原料)を獲ってこなければならないのです。(詳しくはこちら↓)
「養殖業」が「畜産業」ほど発展しない理由培養肉の安全が確保されて、感情面の課題を解決するためには「養殖業」を一度間に入れることで解決していけると考えます。
そうすることで、「本当に持続可能な養殖業」にも一歩近づけるのではないでしょうか?
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“牛肉は研究室で”作られる! 「培養肉」研究の第一人者に食の未来を聞いたhttps://emira-t.jp/ace/10917/
近い将来、必ず訪れるといわれている世界の人口増加に伴う食糧危機──。不平等な食糧分配やフードロスといった現状の問題を解決するとともに、穀物や畜産物など食糧の生産力そのものを大きく引き上げることは人類にとって喫緊の課題だ。そうした中でにわかに注目され始めた研究分野が、本物の肉に代わる可能性を秘めた“培養肉”だ。ことし3月には日本の産学共同研究チームが、世界で初めて牛肉由来の筋細胞を用いたサイコロステーキ状のウシ筋組織の作製に成功した。
機械工学から食への画期的なアプローチ
現在の機械はほとんど金属やプラスチックなどの材料で作られていますが、生体が持つ機能には到底及んでいない領域がたくさんあります。例えば、筋肉に見られるようなエネルギー効率の良さ、嗅覚などの感度の良さ、脳の処理能力といったことですね。細胞が壊れたら自ら治す自己修復機能も、現在の機械から見ると夢のような機能です。そうした機能を人工物で作れるようになるまで待つのではなく、“生物にできているならそれを利用しよう”というのがバイオハイブリッドの考え方です」

単に生体の一部を切り取って持ってくるのではなく、細胞を採取し、培養して大きく育て、生体の機能を再現することもバイオハイブリッドの研究に含まれる。今回のウシ筋組織は、そうしたこれまでの研究知見を生かして開発されたものだ。

「代替肉、培養肉は欧米を中心として近年急速に注目されはじめ、既に知財が押さえられつつあります。日本はそれに追従するだけでなく、“先を行かなければ駄目だろう”ということで始まったのが今回のプロジェクトです」
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List    投稿者 seibutusi | 2020-06-11 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2020-06-05

グルテンフリー知っていますか?(その2) 今食べている小麦は「ミュータント小麦」

グルテンフリー知っていますか(1)の続きです
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グルテンフリー/ノングルテン特集

https://www.binchoutan.com/gluten-free/index.html より

【もっとも日常的なグルテン「小麦」】
1万五千年も前から人によって栽培され、今も世界三大穀物のひとつといわれる小麦。
古代から様々なかたちで食べられ、その遣いみちも小麦にとどまらず幅広く研究されています。
一般的に、人類が長いあいだ食べ続けてきた食品は安全性が高く、体にも悪影響は少ないといわれています。
では、小麦によって体調を崩す方がこんなにも増えたのはどうしてでしょう?
それは、小麦の流通をとりまく様々な「ひずみ」が大きな原因ではないかと言われています。

【小麦アレルギーの原因は小麦じゃない?!今食べている小麦は「ミュータント小麦」】
現在私たちが食べている小麦は、その本来の姿とはかけ離れていることはご存知でしょうか。
人類ではじめて栽培されたのは「ヒトツブコムギ」という品種の小麦。
これは染色体がわずか14本しかないごくシンプルな遺伝子情報を持った品種でした。人々はこの小麦の栽培を15000年程前からはじめ、 そこから1900年代初頭まで、自然環境の中でわずかに進化したのみで、ほとんど変わらない姿で私たちの暮らしを支えてくれていました。
しかし、そんな小麦の姿はアメリカが国策としてはじめた「緑の革命」によって大きく変化します。
1940年代から始まった「緑の革命」では、農業の生産性を上げ飢餓を減らすという目的のために 穀物類を品種改良して、災害や干ばつに強い種を新しく作りました。
特に主要作物である小麦・トウモロコシ・稲などの品種改良は特に力を入れた開発が進められ、IMWIC(国際トウモロコシ・コムギ改良センター)では小麦の異種交配や遺伝子移入などの実験が重ねられました。
その結果、1980年までに何千種もの小麦の新種が誕生し、中でも生産性の高い品種は米国をはじめとした世界中に植え付けられました。 現在世界で作られている小麦の99%は「緑の革命」以降に作られた品種の小麦だといいます。
この矮性遺伝子を使った改良により、それまでも世界で最も食べられていた作物である小麦は 飛躍的な収量向上に成功し、歴史上最も大規模に生産・消費されるようになりました。
しかし同時に起こったこと。それは小麦自体の遺伝子構造の大きな組み替えです。
実際に、「緑の革命」で生み出された小麦のたんぱく質を親の品種と比較すると、どちらの親とも違うたんぱく質が沢山発見されます。 グルテンは特に交配によって大幅に構造が変化したといわれており、わずか1世紀前の品種と比べてみても、グルテンの遺伝子の量が増えています。
この時つくられた小麦は、人為的な交配実験ではありますが、「遺伝子組換え」ではありません。 しかし、遺伝子組換えのムーブメントが起こるはるか昔から大規模で人為的な交配を繰り返し遺伝子を組み換えたという点では同じようなものです。
(しかもこの実験には動物実験も人体への安全確認の試験も行われていません。この時作られた「ミュータント小麦」はその安全性も確認されず世界中に広がり、今も人々の体を蝕み続けています)
今や深刻な問題となっているセリアック病ですが、古くからの文献には小麦にまつわる病気はありません。 実際に、昔から栽培されていた品種では症状が出ないor軽い症状しか見られないという人も多く、 「セリアック病は緑の革命で作られたミュータント小麦による病ではないか」とも言われています。 (全ての人の症状が軽くなるという結果が出ているわけではありません) ミュータント小麦を作って以降、文明の進歩や食文化の変化もありますが、先進国では肥満が深刻な問題となり、健康を害する人が激増しました。
あまり知られていませんが、小麦には、グルテンが引き起こす問題のほかに「ポストハーベスト(post harvest)」と呼ばれる大きな問題があります。
ポストハーベストとは、輸入品の輸送中に、作物が虫や環境の変化によってダメになってしまわないよう、収穫の後にふりかけられる農薬の事。 スーパーで、ミカンやグレープフルーツなどに「防腐剤を使用しています」と書かれているものを見たことがあるかもしれません。 それがポストハーベストです。
日本から外国へ農産物を出荷する際、ポストハーベストをかける事は全面的に禁止されています。 しかし、日本へやってくる農産物にポストハーベストをかける事は禁止されていません。
私たちが食べている小麦はごく一部を除いてほとんどが外国からの輸入物。
輸入小麦は船便で輸送する最中に駄目になってしまわないよう、収穫した国の人たちが食べるものよりも 更にたっぷりの薬をかけて出荷されます。生育中にではなく、収穫して粉になった後に、です。
「基準は上回ってはいない」と国はいいますが、この輸入時の残留農薬によって健康被害が引き起こさているのでは、という指摘は実際にあります。現在、日本では小麦、大豆、トウモロコシの9割以上を輸入に頼っている現状。
安価で品質が劣化しないよう大量の小麦を輸入するにはポストハーベストは必要なものとみなされており、どこかで規制されない限りずっと続くでしょう。
そもそも小麦という作物自体、農薬を大量にふりまいて作られる事が当然とされてきた作物であることも忘れてはいけません。
有機でない小麦は「収穫の数日前に除草剤をたっぷりつけると収穫量が上がる」とアメリカの農家の間では長く言われており、 致命的な有効成分を含む除草剤がごく最近まで一般的に使われていたという歴史もあります。
たっぷり農薬をかけて生育し、更に収穫後にも農薬を大量にまいて運ばれ…そうやって、小麦は安価な材料の代名詞となりました。
安いものにも高いものにも理由がある。小麦と農薬の問題を考えると、その言葉がしっくりと胸に入ってきます。
もはやこれは「グルテンが悪い」というだけの問題ではなく、小麦の大量生産における栽培〜収穫〜輸送〜加工〜調理にいたるまでの、全ての工程の問題が寄せ集まった結果でもあるのでしょう。
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List    投稿者 seibutusi | 2020-06-05 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2020-06-05

グルテンフリー知っていますか?(その1)小麦を主食にしている欧米で「そもそも小麦はよくない」との動き有

先日、パスタの原料表示に「グルテンフリー」とあり。これなに?と娘に聞いた所、
娘「知らないの?今どきの常識」と答えられた。
グルテンフリーについて調べてみると
1万5千年前から食べ続けて来た小麦を欧米では「そもそも小麦はよくない」という動きがあり、今では美容や健康のためにグルテンフリー生活を実践されている人がどんどん増え、国内でもグルテンフリー対応のお店や商品が徐々に増えて来ています。
先日投稿した「近年の食の異常事態 http://www.seibutsushi.net/blog/2020/05/5608.html事態」
と同様な事:動植物は、数億年をかけて免疫システムを作り上げて来たが、19・20世紀の西洋思想や近代科学が創り出した人工化学物質によって人の免疫力低下を引き起こしています。 →近代社会の自然の摂理を捨象した「効率第一主義」が原因です
参考となる記事を転載します
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グルテンフリー/ノングルテン特集

https://www.binchoutan.com/gluten-free/index.html

>今食べている小麦は「ミュータント小麦」
1940年代から始まった「緑の革命」では、農業の生産性を上げ飢餓を減らすという目的のために 穀物類を品種改良して、災害や干ばつに強い種を新しく作りました。
特に主要作物である小麦・トウモロコシ・稲などの品種改良は特に力を入れた開発が進められ、IMWIC(国際トウモロコシ・コムギ改良センター)では小麦の異種交配や遺伝子移入などの実験が重ねられました。
「緑の革命」のおかげでメキシコの小麦生産効率は3倍になり、飢餓に苦しむ数億の人々を救ったといわれています。
確かに「緑の革命」は世界の平和に大きく寄与した…しかし、それならなぜ今もなお南の国と北の国の貧富の差がこんなに大きく、先進国では小麦による病気が増えているのでしょうか。 「緑の革命」は一体誰のために行われたのか。長期的に地球を良くできたといえるのだろうか。当初は賞賛の嵐であったこの政策も、今では効果を疑問視する声が多くみられます。
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【そもそもグルテンって何? グリアジン + グルテニン = 「グルテン」】
グルテンとは、小麦に含まれている「たんぱく質」のひとつです。
一般的に「炭水化物」に分類される小麦粉の中にも実はたんぱく質が6~15%ほど含まれています。
そのうちのおよそ85%を占めているのが「グリアジン」と「グルテニン」。 小麦粉は水を加えて捏ねることで、このグリアジンの「弾力があるけど伸びにくい」という性質と グルテニンの持つ「弾力は弱いが粘着力が強く伸びやすい」という性質が結びつき、 両方の性質をあわせ持った「グルテン」というたんぱく質が生まれるのです。このグルテンの働きをうまく利用して、世界中で小麦を使ったさまざまな料理が作られています。
【グルテンフリーはこんな方におすすめです】
グルテン抜きの生活を余儀なくされている方 (セリアック病・小麦アレルギーなど)
近年、グルテンの摂取によって体調を崩す方が欧米を中心に増えています。
セリアック病は、摂取したグルテンが免疫系を刺激して特定の抗体を産生し、この抗体によって小腸粘膜が損傷してしまうという深刻な病気で、生涯にわたってグルテン抜きの生活をしなければいけません。 日本でも、小麦由来成分を使った石けんが原因で、購入した人々が小麦アレルギーになる大きな健康被害が生まれた事件がありました。
(略)
【グルテンによって引き起こされる体調不良やトラブル セリアック病】
「セリアック(シリアック)病」は小麦食中心の欧米で年々増加する自己免疫疾患で、グルテンの摂取を原因とする病気の中でも最もひどいものです。昔は数千人に一人の珍しい病気といわれていましたが、患者は年々増え続け、2016年の推計では欧州全体に500万人以上の人がセリアック病であるとされています(英国国立医療技術評価機構調べ)。
セリアック病の人は体の中でグルテンが分解できず、体がそれを異物と認識して免疫システムが過剰に働くことで、腸内が攻撃されて慢性的な炎症が起こります。 この炎症によって腸がしっかり機能しなくなり、栄養吸収障害をはじめとした以下のような様々な問題が出てくるのです。
(腹痛 腹部膨満感 下痢 脂肪便 便秘  栄養失調 神経障害他)
セリアック病には今のところ有効な治療法はなく、症状を抑えるためにはグルテンを含まない食事を生涯続けるしかありません。上にあがったほかにも多種多様な症状があり、またセリアック病で免疫系が攻撃されることを発端として別の病気にかかってしまう例も増えているといいます。
(略)
【グルテン過敏症/不耐症/非セリアックグルテン感受性】
アメリカでは人口の15%がグルテン過敏症であるといわれ、そのうち99%が自分のグルテン過敏に気づいていないというデータがあります。
「なんだかグルテンを食べると調子が悪い…」という方はこれらに該当する可能性が高いです。セリアック病のような重篤な症状は出ないといわれていますが、これらが進行するとセリアック病になるとも言われており、軽いからと油断してはいけません。
セリアック病は免疫システムが体自体を攻撃しますが、グルテン過敏症は食事の内容物に大してだけ行われます。なので、体に出る症状はセリアック病より軽度といわれていますが、腸が傷つくという点では同じ。
免疫システムの大部分を占める腸が傷ついてしまう。ということは、様々な病気への危険性が高まってしまうということでもあります。決して軽く見てはいけません。
セリアック病と同様人によって症状は様々ですが、主な症状は以下の通りです。
(集中力の低下 頭痛、偏頭痛、めまい 気分の変調  下痢・便秘 消化器系トラブル 発疹・湿疹 膝や腰などの関節の痛み)
現在日本人の7人に1人が当てはまるといわれている「過敏性腸症候群(IBS)」も、今まで主な原因はストレスといわれていましたが、小麦などに含まれる特定の糖質に対する不耐性が関わっているのではないかといわれており、それらを抜いた食事療法「FODMAP(フォドマップ)」を推奨する医師も増えてきています。

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List    投稿者 seibutusi | 2020-06-05 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2020-06-04

5Gが人体や自然に与える影響とは? ~『5Gから身を守る』より~

「コロナウィルスと5Gとワクチン」には意図的な因果関係があり、人類の身体→健康はデジタル化され遠隔操作されている リンクとも言われています。

改めて、5Gとは何なのか? 5G(電磁波)が人体や自然に与える影響とは?

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書籍『5Gから身を守る』(著・古庄弘枝)の書評より、見ていきます。

長周新聞(2020年5月29日)より。

『5Gから身を守る』 (著・古庄弘枝)

電磁波が人体や自然に与える被害の実態について講演活動を続けるノンフィクションライターが2月に出版した。5Gが自動運転車や工場で自動的にロボットが生産することを可能にするといった利便性ばかりが喧伝されるなかで、人体や自然や動植物へもたらす危険性、リスクについての基本的知識と世界的な動きを簡潔にまとめた一冊だ。

2020年に商用サービスが始まった5G(第5世代移動通信システム)の最大の特徴は「高速・大容量」「超低遅延」「多数同時多接続」だ。「超高速・大容量」は、通信速度が4Gの100倍、データ容量が4Gの1000倍ということ だが、具体的には「2時間の映画を3秒でダウンロード」というのが売り文句となっている。時代を遡って比較してみると、2G→40日以上、3G→約30時間、4G→約5分、5G→3秒で通信速度の早さは一目瞭然だ。

「昆虫の80%が失われた」

だがその早さや利便性の裏側には何があるのか。 「100㍍おきの基地局設置」や、自動運転車を走らせるために「邪魔となる樹木を何百万本も切り倒す」ということ、つまり人間の目先の利益や便利さのために、動植物の命を傷つける のだ。すでにアマゾンの奥地でもヒマラヤの山頂でも携帯電話が繋がるように、過去20年で電磁放射線によって昆虫の80%が失われている可能性があり、「アリ」「鳥」「ミツバチ」「ネズミ」「野生生物」の奇形も出現しているとの報告もある。

さらに 5Gの電磁放射線は人間の人体(精子の劣化・自然流産・がんの増加・認識機能障害・循環器障害など)、次世代の命をも危険にさらす ことが明らかとなっている。

5G導入で問題とされているのが「ミリ波」だ。ミリ波とは波長が1~10㍉の電磁放射線。ミリ波の特徴は強い直進性があり、非常に大きな情報量を送ることができる反面、大気中の酸素や水蒸気に吸収されるため、近距離通信にしか利用できないというものだ。ミリ波を使う5Gでは、約100㍍おきに基地局が必要となるのはそのためで、政府は「世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」(2019年6月閣議決定)のなかで、全国に設置されている約20万8000基の信号機を5Gの基地局として活用できるようにするとしている。

もともと5Gの開発はアメリカ国防総省が冷戦時代に旧ソ連軍との電子戦争を想定して開発したもので、いわば「誘導性の電磁波武器」だと、国際政治経済学者の浜田和幸氏が発していることを紹介。サイバー攻撃・個人情報漏洩リスクなどの危険性も増すと指摘している。

地球の電磁環境に影響

さらに著者が警鐘を鳴らす内容として、5G用人工衛星が地球の電磁的環境を脅かす ということ。5G用の人工衛星が米国と中国を中心に2万基以上も打ち上げられる予定で、これによって現在、軌道上を周回する通信衛星の数は10倍以上に増えることになる。これらの人工衛星は低軌道(高度2000㌔㍍以下)と中軌道(高度2000㌔㍍~3万6000㌔㍍未満)を周り、数千本のアンテナからミリ波を放つ。米国の研究者アーサー・ファースバーグ氏は、問題は「人工衛星が、大気圏の電気的特性に多大な影響を及ぼす地球磁気圏のなかに位置していること」と指摘し、地球上の電磁環境に変化を与えることは、地上の5Gアンテナから放たれる電磁放射線よりも、「生命にとっての脅威になりかねない」と指摘する。

著者は、約37億年前、地球上に生物が誕生して以来、生物は「地球の脳波」といわれるシューマン共振波といわれる電磁放射線と共存してきたが、そのシューマン共振波を乱すような大量の5G用人工衛星の打ち上げは、「地球上に存在する全ての生命に対する犯罪的行為と言えるものではないか」と警鐘を鳴らしている。

知ることが力に

人間の金もうけや利便性を優先させることが、地球規模で人間を含む生物の生命に危険を与える。そのことが明らかになるにつれ、世界36カ国180人の科学者と医師たちが「5G普及の一時停止を求める声明文」を発した。昨年12月にはアメリカの医師・科学者・エンジニアなど100人超が大統領あてに「5Gの一時停止」を求めた。今年1月には世界35カ国で5G導入停止を求めるデモがおこなわれ、日本でも昨年「5G問題を考える会」が発足し、直ちに停止するよう求めている。

イタリアの区議会・イギリスの町議会など世界各国の自治体が、5G展開に反対決議をあげ、アメリカのカリフォルニア州のミルヴァレー市議会が「住宅地における新たな5G基地局の設置の禁止」をしたことなども報告している。

「知ることは力です」というメッセージつきの、さまざまな資料も併載しており、「5Gとは何か、一人でも多くの人に知らせて『5Gストップ』の声をあげ、市町村で『住宅地には5Gアンテナを建てさせない』など、新たな条例をつくることが必要」と呼びかけている。5Gの基本的な情報が凝縮された一冊となっている。

(以上)

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List    投稿者 seibutusi | 2020-06-04 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2020-05-29

世界医薬産業の犯罪 化学・医学・動物実験コンビナート 

生物が生きる活力は自然との共生関係を維持する事(それによって肉体的にも精神的にもより充足感を得て活力UP)で発生するが、近代社会は、この自然の摂理に反した流れとなっている。特にコロナ騒動で世界医療産業の犯罪性(企業・大学が一体になって新ワクチン開発等)が目に付いてきた。又多くの人がおかしいときずき始めている。

この事について、既に1990年代に「世界医薬産業の犯罪 化学・医学・動物実験コンビナート ハンス・リューシュ 太田龍」https://web.archive.org/web/20120331153025/http://hon42.com/iryou/sekai.php#link=1-231

との記事がありますので改めて転載します

PART2 化学・医学・動物実験コンビナート 

化学工業シンジケート

(前略)

化学工業界の利益は、ほとんどの基幹産業 鉄鋼、石油、航空機、武器と密接に絡み合っている。が、我々はここでは、医学界、および動物実験業界と、化学業界とのドロドロした関係に目を向けてみることにしたい。三者の関係を簡単に図式化すると、医学界は大衆を洗脳し、化学業界がペテンビジネスを続けていられるよう力を貸している。すなわち、ある薬が無用または有害であるということが大衆の目から隠しきれなくなっても、すぐそれに取って代わる新薬を繰り出せるよう常にお膳立てをしているのである。そして動物実験業界は、他のふたつの巨大パワーに原材料と技術とを提供している。この化学・医学・動物実験コンビナートの結束はきわめてかたい。というのも、この三者の利益は完全に常に一致しているからである。今日、化学工業界の送り出す石油化学製品は世界経済の中枢をなし、我々の生活のあらゆる側面に浸透している。ざっと見渡すだけでも、医薬品、化粧品、染料、顔料、添加剤、工業用洗浄剤、接着剤、衣料用洗剤、合成繊維、肥料、農薬、樹脂、プラスチック、潤滑剤、合成ゴム、原子炉などにわたり、その上、その各分野で常に新製品を供給し続けているのである。もちろん、このリストがすべてを網羅しているわけではない。たとえば西ドイツのヘンケル社だけでも、同社発行のパンフレットによれば、あらゆる分野にわたる八〇〇〇種以上の製品を製造しているという。このように、化学工業は他の工業、たとえば石油、鉄鋼、武器産業などの筆頭顧客であると同時に筆頭原料供給者でもある。顧客として大量の石油や鉄鋼を買い入れ、毒ガス、ナパーム弾、細菌兵器、核兵器などの製品にして売るのである。

(中略)

どこの国でも、医学権力は化学工業界のもっとも頼りになる協力者である。無智な大衆はこの両者の協力関係に気づいていないので、事は実に能率的に運ぶ。中世では教会が果たしていた役割を、今日では医学権力が担っているのである。一九七七年、西ドイツ、パソー大学法学部教授のマルティン・フィンク博士が『薬剤テストー犯罪的手法』を出版し、薬剤テストの犯罪性を糾弾した。この本では病院がどのようにして何も知らない患者をだまして新薬のテストをしているか、中には新薬の効能と安全レベルを確定する目的で、スケジュールに組み込まれてしまう患者さえいる、といったことが述べられている。医学界に対しフィンク博士の下した判決は謀殺により有罪。普段は互いに激しく競争し合っている西ドイツの、バイエル、ベーリンガー・ゾーン、べーリンガー.マンハイム、ヘキスト、メルク、シェリング、クノールの七つの製薬会社が、ここで共通の危機に瀕したとみるや、ただちに結束し、「薬学医学研究協会」なる団体を設立した。この団体は、その攻撃の矛先をもっぱらフィンク博士のプライベートな面に向けた。というのも、法律的科学的論争ではとても勝ち目がないと分かっていたからである。本来、製薬会社の犯罪を暴くのは政府の役目である。しかしながら、国と製薬会社とはグルになっているため、国が製薬会社を告訴したといった例はどこの国でも見当たらないスイスという国は、国としては小さいが、その経済力はなかなかのものである。このスイスにおける製薬業界の影響力は政府経由で他に及んでいる。そしてこのスイス方式が、他の多くの先進国でのやり方の手本となっているのである。スイスの製薬業界のある大立者が、中央政府に対し、次のように言ったことがある。「私たちがこの国での一番の多額納税者であり、大口雇用者なんだってことを忘れないで下さいよ。私たちが国を支え、あんた方を護ってるんですよ。だから私たちが政府のやり方に口をはさむのは当たり前でしょう。もし私たちのやり方が気にくわないとおっしゃるんでしたら、私たちはすぐにでもスイスの工場を閉鎖して、どこか開発途上国に移転してもいいんですよ。そこじゃ私たちは大歓迎を受けるでしょうからね。ま、いずれにせよ、私たちは人類のために働いているわけで、あんた方の幸せもスイス国民の幸せも、私達のそれと一心同体ってわけなんですな」。「人類のため」云々は眉つばであるにせよ、この大立者の言わんとしていることへの反論は難しい。事実、スイス政府は彼らの前にひざまづき、言われた通りにする他、しようがないのである。その結果が、予防接種の義務化、医療費の急騰、人口に不相応な強大な軍隊、豊富な水資源を無視した無駄な原子力発電所、などなど、さまざまな常軌を逸した政策となって現われる。アメリカでも事情は酷似しているのではないだろうか。

「法」を作るのは誰か

今日の薬品市場の状況は言語道断、悲劇的でさえある。政府は製薬業界が無用の薬を市場にあふれさせるがままに任せている。彼らに言わせれば動物実験によって、それらの薬の有効性・安全性は十分にテスト済みだという。しかし、これは詐欺である。しかも政府公認の詐欺である。というのは、薬のメーカーも、それを認可する政府も、動物実験などは元来まったく無意味なものであるということを百も承知しているからである。それでありながら、新薬の発売に先だって、一応動物実験さえ経ておけばその薬の副作用が隠蔽不可能という段階に至っても、「必要なテストはすべてクリアした。法律には反していない」と言いわけができるというのが本音なのである。しかし、この「法律」なるものを作らせたのが、実は自分たち自身なのだということは、メーカーも政府も、おくびにも出さない。実際に立法に携わる人々は医学の専門知識などもち合わせておらず、立法の際、最終的には「医学専門家」と呼ばれる人々の意見に従わざるを得ない。ところがこの専門家というのが誰あろう、薬メーカーの代理人なのである。しかもこれらの代理人は政府の保健機関と密接なつながりがあり、両者が同一人物である場合さえある。

(後略)

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List    投稿者 seibutusi | 2020-05-29 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2020-05-28

愛情ホルモンが左右するメダカの異性の好み ~オスとメスで逆に働くオキシトシン~

男の脳と女の脳はどのように違うのか?

胎児期に浴びる男性ホルモンのシャワーが、男の左脳の発達を抑制し、右脳の発達を促している(空間認知、図形処理)という。
「男の脳と女の脳の成長過程に見る相違」

男の脳と女の脳には、脳内物質(ホルモン)により構造的な違いが形成されるようです。

一方、脳内物質オキシトシンの作用がメダカのオスとメスで逆に働くという興味深い実験結果があります。
同じ脳内物質でも、動物種や性別によって、異なる(逆の)働きをするものがあるということなのか。解明が期待されます。

東北大学プレスリリース より。

愛情ホルモンが左右するメダカの異性の好み   
 ~オスとメスで逆に働くオキシトシン~

ポイント
・メダカが親密な異性を好む性質は,オキシトシンホルモンによって制御されていることを解明。
・オキシトシン遺伝子を壊すと,メスでは好みが消失し,オスでは親密なメスを好むようになる。
・メダカの基礎研究から親密な異性への好みや性差を生み出す機構の解明に期待。

北海道大学大学院薬学研究院の横井佐織助教,岡山大学大学院自然科学研究科の竹内秀明特任教授/東北大学大学院生命科学研究科教授(併任)及び基礎生物学研究所などの研究グループは,メダカが親密な異性を好むか否かをオキシトシンが制御していることを明らかにしました。

メダカのメスには「そばにいたオス」を目で見て記憶し,そのオスの求愛を積極的に受け入れる傾向がある一方,オスは親密度に関係なくメスに求愛します。本研究では,「愛情ホルモン」として知られるオキシトシンに着目し,メダカでの異性の好みに対する効果を検証しました。オキシトシン遺伝子を壊したメダカを用いて実験をしたところ,メスではオスに対する好みが消失し,見知らぬオスを積極的に受け入れましたが,オスでは三者関係(オス,オス,メス)において,初対面のメスには無関心である一方,親密なメスに対してはライバルオスを追い払ってメスのそばにいる様子が観察されました。

ヒトなどでは,オキシトシンには親密な他者に対する愛着を強める働きがあるとされていますが,メダカのオスでは逆に愛着を下げる方向に働くことが明らかとなりました。このことから,オキシトシンが動物種や性別によって「愛情ホルモン」以外の働きを持つ と考えられます。

行動異常を示したメダカの脳ではいくつかの遺伝子の発現量に顕著な変化があり,その遺伝子は ヒトにも存在したことから,メダカの基礎研究からオキシトシンが親密な他者に対する愛着を制御する仕組みや性差を生み出す仕組みが明らかになることが期待されます。

 

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  オキシトシンが左右するメダカの異性の好み

(以上)

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List    投稿者 seibutusi | 2020-05-28 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2020-05-22

木は伐採してからも生きている~「自然界にある温度でなきゃかわいそう」

地球上の生物は全て共生関係にあり、自然循環サイクルの中で存在しています。

前回の記事で

「イチョウの木は老化ではほぼ死なない≒植物は不死である」http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_355129 ←老化に関連する遺伝子がイチョウには見当たらず、また、どれだけ年をとっても、成長もさほど鈍化せず、そして「ストレスに対しての反応も一生ほぼ同じ」という生命体であることがわかった】を示しましたが、

今回、植物の特質を知る事で現代文明(鉄と石油の文明)から素人による新たな文明の可能性を見ることが出来る記事を転載します。

 国際派日本人養成講座 http://blog.jog-net.jp/202004/article_2.html より

「鉄と石油の文明」から「木の文明」

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■1.国産材のボトルネックは乾燥

(前略)

「問題の根本は、豊かな国内の森林を十分に活用できていない所にある。

その理由は、国産材、特に杉は外材に比べて乾燥が難しいために、寸法や納期の問題を抱えていることだ。 乾燥には長い年月がかかる事

(略)

■2.「自然界にある温度でなきゃかわいそうでしよ」

実は、この乾燥問題を一気に解消する発明が実用化されている。

木材乾燥装置「愛工房」である。従来の装置は速く乾燥させるために100度もの高温を使っていたが、「愛工房」は45度だ。木材乾燥のプロがこれを聞くと「45度!? ほんとかい?」と耳を疑う。高温の方が速く乾く、という常識の逆を行っている。 しかも、杉の板材を乾燥させるのに100度の高温乾燥でも1週間かかるのを、45度の「愛工房」は1日で乾燥させてしまう。

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素人なのがかえってよかった。経済や効率優先の考え方ではなく、「伐採してからも生きている」「呼吸する生き物である」という考えに基づき、「木の立場」に立って製作したところ、今までの乾燥機とは全く違ったものが出来上がりました。[伊藤]

「なぜ、45度にしたのか」と聞くと、「だって木は生きているんだから、自然界にある温度でなきゃかわいそうでしよ」と答える。[船瀬、p48] 「なぜ、こんなに速く乾くのか?」と聞かれても、「なぜって言われても、速く乾いちゃうんだからしょうがない」と、腕組みをし、首をかしげる。[船瀬、p53]

■3.「杉って、こんなにきれいだったんだなぁ」

理論的解明はこれからだが、どうやら100度の高温乾燥は木を殺してミイラにするようなもの、45度はサウナで健康的な汗をかかせて水分を絞り出すもの、という違いがあるようだ。ミイラにする時間より、サウナで汗をかかかせる時間の方が短いのだろう。 高温乾燥した杉材は表面はきれいでも、内部はパサパサ、しかも芯の水分は残っている。杉の色、艶、粘り、香りも失われている。高温乾燥の後では、乾燥室の床や壁に「嘔吐物」が出る。

これは木の防虫・抗菌作用を持つ精油成分や、癒やし効果を持つ芳香成分らしい。これらを吐き出して、ミイラになった木材は白アリ、ダニ、カビに弱い。 だから、全世界の木材のほとんどは出庫・輸出前に、密かに殺虫剤や防腐剤の毒液を加圧注入、あるいは蒸気を染み込ませる。こういう「毒漬けミイラ」となった木材を使った住宅で、シックハウス症候群が起こる。 愛工房で乾燥した木材を、建設業者たちが手にとると、まずその軽さに言葉を失う。含水率は6~7%と、彼らが手にしたことのないレベルだ。

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さらに、あずき色の木目の流麗さ、色合いに驚く。「杉って、こんなにきれいだったんだなぁ」ため息。さらに、板を電灯にかざし、艶や照りに唸る。「虹みたいに光ってるよ、オイ」そして、木片を鼻先にもっていく。目をつむって深呼吸。えもいわれぬ深い芳香にただ首をふる。「凄っげえ、いい香り!」「こんな香りを嗅ぐの、初めてだよな」中の一人が手招きする。「それだけじゃないよ。ちょっとこれ見て」乾燥済みの杉板の木口から目を細めて見る。「ホラ、ぜんぜん反ってない」「ほんとだ、暴れてない」「寸法ピタリ!ありえねえ」[船瀬、p4]

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■4.木造住宅は3百年はもつ

「愛工房」で乾燥した木は生きているので、それで住宅を建てると、安らぎやリラックス効果を持つ芳香を部屋中に放つ。寝室や子供部屋に最適だ。自宅で森林浴ができる。 体熱を奪うコンクリートに比べれば、木ははるかに暖かい。「愛工房」で乾燥させた杉板でフローリングをすると、来客は10人が10人、「床暖房してます?」と聞く。 生きた木はコンクリートよりも何倍も強く、長持ちする。

法隆寺の大工・西岡常一棟梁は「コンクリート50年、木は1000年」と言っていた。確かにコンクリートの建物は50年毎に建て替えねばならないが、法隆寺は1300年の風雪に耐えている。

生きた木は年々、年を経るごとに強度を増していき、築300年くらいで最高強度に達する。白川郷の合掌造りの古民家も古いもので300年と言われている。現代の木造家屋が2,30年毎に建て替えなければならないのは、ミイラ化して脆くなった木材を使っているからだろう。

■5.「隠された日本の財産」

木は物やありません。生きものです。人間もまた生きものですな。木も人も自然の分身ですがな。この物いわぬ木とよう話し合って、生命ある建物にかえてやるのが大工の仕事ですわ。木の命と人間の命の合作が本当の建築でっせ。[西岡]

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西岡棟梁のこの言葉が復活する道が、「愛工房」によって開かれようとしている。特に日本全土に生えている樹木の約四分の一は杉だ。伊藤氏は言う。 日本の風土に一番適していたのが杉なんです。私たち日本人の先祖は、一番身近な杉の手入れをして、育て、共生してきたんです。[船瀬、p103]

そういえば、各地に杉のご神木が祀られている。 杉の学名は「クリプトメリア・ジャポニカ」、「隠された日本の財産」という意味である。ご先祖様たちが大切にしてきた宝物を、我々は山に置き忘れてきた。その宝を今こそ大切に活用しなければならない。 [船瀬]の著者は「緑の郷」構想を提唱している。それは全国各地の山村に「愛工房」を設置し、その近隣に木材加工工場、家具工場、建具工場などを併設する。山村が木材の供給地として復活すれば、これらの工場をその近くに建てることが経済的になる。これにより、山村にも仕事が生まれ、過疎地が再生する。

(後略)

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List    投稿者 seibutusi | 2020-05-22 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments »