2016-01-22
集団としての微生物
これまで細菌などの単細胞の微生物は、水中で分散した浮遊細胞としてバラバラに生きているのがふつうの姿だと思われていましたが、実は固体表面に多数がより集まって「バイオフィルム」を形成しているのがむしろ本来の姿で、環境条件や生育時期などに応じて、細菌は二つの状態を行きしていることが分かってきました。
微生物間コミュニケーションが密なバイオフィルム中では、バラバラの浮遊細胞には見られない遺伝子群を発現し、微生物群は「集団」として多様な極めて高い外圧適応力を発揮します。
植物が進化した理由は、緑色の光を他の生物に明け渡す共生の道を選んだから
植物は緑色の光を反射しているため緑色に見えます。
ところが、緑色の可視光線は太陽から地球に降り注ぐ電磁波の中で最大の量になります。こんなに多い電磁波エネルギーを利用しなかったのはなぜでしょうか?
クマムシの異種生命体由来のDNA比率
※写真はこちらからお借りしました。
非常に過酷な環境に対する耐久性を持つ動物として挙げられるのがクマムシです。
乾燥や絶対零度の高温、150℃の高温、高放射線量環境などに対して、無代謝状態となる能力(乾眠)によって生き延びることができます。
※クマムシの特性については過去記事「最強生物 クマムシ!?」参照
そのクマムシのDNA構成において、約17.5%が異種生命体に由来するという解析結果が発表されました。
(さらに…)
今年は、近代科学や近代医療の呪縛から抜け出し、生命原理を追求して行く
昨年、『生物史から、自然の摂理を読み解く』での試みは様々な角度から行われ、それぞれの領域の成果はそれなりにまとまった理論になってきました。
しかし、その根源にある、生命とは何か?それはどのようにして生まれたのか?という疑問は、まだまだ解かったようで解からないというのが現状です。
この問題と、現在、生物史において、そのメカニズムがよく解かっていない以下の問題とは深いところで繋がっており、これが解明できれば、生命とはなにか?についての明確な理論ができるのではないか?という直感があります。