2011-01-29
「続・人類の拡散」 シリーズ プロローグ
「続・人類の拡散」シリーズ プロローグ第二回です。
続編は化石から辿る人類の拡散がテーマですが、タイムリーなニュースがありましたね
「早期にアラビア半島進出か=現生人類、アフリカから」
時事通信 1月28日(金)4時57分配信現生人類(ホモ・サピエンス)が約20万年前にアフリカ東部に出現した後、約12万5000年前にはアラビア半島東部に居住していた可能性が高いことが分かった。これまでは、インド洋沿いに同半島に進出したのは約6万年前とみられていた。
英ロンドン大などの国際調査隊が、アラブ首長国連邦(UAE)の遺跡の中から現生人類が作ったと推定される約12万5000年前の石器を発見したと、28日付の米科学誌サイエンスに発表した。この遺跡はペルシャ湾とインド洋をつなぐホルムズ海峡近くにある。調査隊によると、石器の特徴はアラビア半島の他の遺跡で発見された物より、アフリカ北東部で見つかった石器に近かった。アフリカ東部とアラビア半島西部を隔てる紅海の入り口にある海峡の水位が気候変動で下がり、渡りやすかったのではないかという。
これらは12万5000年前の石器とのことですが、今回のテーマはここに着目しています。
・遺跡や化石はどんなところで発見されるのか?
・どのように年代を測定しているのか?を紹介します。
雌雄の役割分化13~オス猿の序列統合
前回の記事は、サル時代の雌雄分化を、メスの性収束にスポットを当ててまとめました。
ポイントは、2点ありました。
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●闘争共認に基づく同類闘争→メスは闘争上の役割欠損から強力に依存収束、性収束。オスは闘争、メスは生殖と解脱充足という役割共認による雌雄分化、雌雄共認が一段と進化している。
●サルの集団は、原猿段階で形成された「雌雄解脱共認」を中心的な紐帯とし、真猿時代の同類闘争に対応する陣形を塗り重ねた内雌外雄の集団形態に進化している。
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(雌雄の役割分化12~サルの雌雄解脱共認より)
今回は、オスにスポットを当ててサルの雌雄分化を見ていきます。
原猿から真猿への進化の過程で、単独生活⇒単雄複雌⇒複雄複雌へと集団形態が変わっていきますが、複雄複雌型の集団になってくると、オスがどう集団を統合していくかがポイントになってきます。
では、オスはどのように集団を統合しているのでしょうか?
その前に復習として、これまでの記事も併せて覗いてくださいね
【過去シリーズ記事】
雌雄の役割分化 1 ~雌雄分化って何?~プロローグ
雌雄の役割分化 2 ~単細胞生物の「接合」~
雌雄の役割分化 3 ~雌雄分化の第一段階=殖産分化~
雌雄の役割分化 4 ~雌雄分化の第二段階=精卵分化~
雌雄の役割分化 5 ~雌雄分化の第三段階=雌雄躯体分化~
雌雄の役割分化 6 ~雌雄分化の第三段階=躯体分化(特殊編)~
雌雄の役割分化 7 ~オスとメスが決まる仕組みとその進化~
雌雄の役割分化 8 ~雌雄分化の中間まとめ~
雌雄の役割分化 9 ~哺乳類の集団形態(事例紹介)
雌雄の役割分化10~哺乳類の集団構造と外圧の違いによる特殊性
雌雄の役割分化11~哺乳類のオスメスの庇護依存関係と原猿の雌雄共認との違い
雌雄の役割分化12~サルの雌雄解脱共認
意外と多様な両生類の世界
NationalGeographicより
いまグループで脳を探求していて、サル・人類に特有の共認機能や人類だけが持つ観念機能の実体に迫ろうとしています。しかし、いきなりそこにアプローチするのは難しいので、まずは共認や観念以外の部分である本能について、その構造と脳内のありかを明らかにしようと試みています。
そして、いま本能の進化史の解明に着手しています。生物史をひもとき、本能の構造を明らかにするなかでわかってきたことは、本能の最基底部には、生命誕生以来の本能である、危機逃避本能、代謝⇒捕食本能、分裂⇒生殖本能、同類認識による追従⇒集団本能がありそうだ、ということです。
生物は生物史を通じて、それら本能を基盤として、新たな本能を開発して進化していきます。本能の解明とは、その全容の構造化にほかなりません。
その追求の過程で、登場時期が不明な本能が出てきました。動物などでおなじみの、オス同志がメスをめぐって闘う“性闘争”の本能です。哺乳類では一般的に見られますが、それより前の両生類や魚類ではどうなのでしょうか。それを明らかにするために、まずは両生類の生態に迫ってみます。
雌雄の役割分化12~サルの性収束と雌雄解脱共認
(※画像引用元 http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2009/06/000541.html)
前々回までの記事で、哺乳類一般のオスメス関係について概観しました。
雌雄の役割分化10~哺乳類の集団構造と外圧の違いによる特殊性
ポイントは、メスは胎内保育と産後保護により生殖負担が大きくなっていること。オスの性闘争の激しさ、その帰結としての首雄集中婚が一般的であること。母系集団を基本としつつ概ね内雌外雄的な集団形態をとっていること。ただし、オス(首雄)がメスと子どもたちからなる集団と恒常的に同棲しているケースは多くなく、交尾期のみ同棲するケースのほうが多い。
今日はそれらを踏まえて、サルの雌雄分化について考えてみます。
オスメスの関係(性、解脱共認)はどのように進化しているのか。一般哺乳類とも異なる特徴はどのあたりか。
サルのオスメス関係と集団形態は、原猿から真猿への進化過程の中で、単独生活=オスメス別棲→オスメス同棲→集団生活(単雄複雌型、複雄複雌型)へと移行していますが、それは何故なのか。
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雌雄の役割分化11~哺乳類のオスメスの庇護依存関係と原猿の雌雄共認との違い
さて、前回の記事では、哺乳類共通の特徴、また外圧の違いによる特殊性を述べました。
今回は、哺乳類から一歩進化した原猿との違いの分析に入ります。 🙄
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哺乳類→人類が洞窟から出るまでの図解紹介
約4ヶ月間追求してきた「人類の拡散と進化シリーズ」もついに先週で終わりを向かえました
今まで応援をしてくださった皆様、ありがとうございます 😀
今回は、人類の拡散と進化シリーズとして追求してきた集大成である全体図解と、これまで追求してきた進化の流れの全体図解を、合わせて紹介していきます!
最後に現在注目の追求テーマも紹介しますのでお楽しみに
雌雄の役割分化10~哺乳類の集団構造と外圧の違いによる特殊性
みなさん、あけましておめでとうございます
今年も生命の摂理の追求・解明に挑んでいきたいと思いますので、応援お願いします
さて、前回の記事では、哺乳類の集団の特徴について調べてみました。一口に哺乳類といっても多種多様な動物が存在し、集団形態の特徴も様々です
しかし、その中に哺乳類共通の特徴、また外圧の違いによる特殊性を見出すことができるのではないか、と考えます。
今回は、前回記事を元に哺乳類の集団形態の分析に入ります
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イルカは人間の心が分かるのか?
今回は、みなさん大好きなイルカについてのお話です。
上の写真のバブリングなんか、なんてお茶目なんでしょう。
水族館のショーでも、身近でホントにかわいくて、賢い印象のイルカです。
でも漢字は、「イルカ=海豚」と中国語から由来しており、海に住む豚に似た生き物というかわいそうな名前を付けられています。「イルカ」とカタカナで書くことにしましょう。
イルカと人間についての美しい神話も多く語られています。
イルカが溺れる人を助けたという話などは、多く残されています。
例えば最近では1996年に、ペルーで青年が助けられたケースが報道されました。海水浴中、沖にナガされた青年が突然現れた5頭のイルカに助けられ、海岸まで押し戻してもらい、九死に一生を得たというものです。
今回は、イルカの能力に迫っていきます。
きっと、イルカは人間の心が分かるに違いない、と思ったあなた、続きをご覧下さい。
小脳の細胞(ニューロン)が多いのなんで?
新年明けましておめでとうございます
新年早々ディープな話題をはじめましょう(そんなディープではないので、最後までお付き合いください♪)
画像はコチラからお借りしました。
脳シリーズとして、これまで記事をアップして参りましたが、今回着目するのは何と小脳。非常に重要なんですが、あまり注目されていない脳の部分だと思います。
ちなみに、場所や働きに関しては以前の機能局在論をぶった斬る?② ~脳の基礎勉強:パート2~を参照ください。
皆さんもご存知の通り、脳全体には神経細胞は数千百億個も存在しています(宇宙の数ほどあるらしいですね)。その内数百億個は大脳なんですが、実は脳の中の大半の神経細胞は小脳に集まっており、何と千億個ほどの神経細胞があると言われています。
あれと思いませんか
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新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願い申し上げます 😀
この20年、生物史の解明は主に分子生物学や分子進化学に大きく依存して進展してきたわけですが、分子生物学はどの程度信頼できるものなのかという疑問が最近大きくなっています。
いつも応援ありがとう