2011-01-03

小脳の細胞(ニューロン)が多いのなんで?

新年明けましておめでとうございます
新年早々ディープな話題をはじめましょう(そんなディープではないので、最後までお付き合いください♪)
   
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画像はコチラからお借りしました。
   
脳シリーズとして、これまで記事をアップして参りましたが、今回着目するのは何と小脳。非常に重要なんですが、あまり注目されていない脳の部分だと思います。
   
ちなみに、場所や働きに関しては以前の機能局在論をぶった斬る?② ~脳の基礎勉強:パート2~を参照ください。
   
皆さんもご存知の通り、脳全体には神経細胞は数千百億個も存在しています(宇宙の数ほどあるらしいですね)。その内数百億個は大脳なんですが、実は脳の中の大半の神経細胞は小脳に集まっており、何と千億個ほどの神経細胞があると言われています。
   
あれと思いませんか
   
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さて、神経細胞とは記憶にとって非常に重要なのはいうまでもありませんが、小脳は運動や平衡感覚など、日常生活における運動の微調整を行なっているもので神経細胞はあまり必要ないように思います。むしろ、大脳(特に大脳新皮質)は長期記憶に重要な部分で、人類の生命線というイメージがあります。更に記憶といえば海馬(短期記憶)もイメージが強く、神経細胞が集中するならば大脳新皮質や海馬ではないか?と。。。
   
だから、小脳について書こうと言うことに。では、さっそく紐解いていきましょう。
   
歩行や自転車に乗ったりするときの平衡感覚などを司るという話しは有名な話ですが、実は職人技など熟練された高度な技術もこの小脳に記憶されるのです。しかも、熟練するまでの何度も何度も繰り返し同じ事を続けていく中で、繋がり合った神経細胞ネットワークが洗練され、必要な部分だけが残り、必要のない部分はそぎ落とされていくのです。
   
次に形状を見ていきましょう。
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医学の発展のためによりお借りしました。
   
小脳は、顕微鏡で見ると分子層・プルキンエ細胞層・顆粒細胞層の3層からなります。細胞構築は小脳のどの部分をとっても一定で、更に小脳半球では、プルキンエ細胞、バスケット細胞、星状細胞、ゴルジ細胞、顆粒細胞5種類が結合しあって、きれいな神経回路網を形成しています。大脳新皮質のような相互連関される複雑な神経細胞ネットワークがあるのではなく、単純化された神経細胞ネットワークで形成されているということです。
   
ここで、小脳の神経細胞の数が多い根拠に繋がります。
   
ある神経細胞が他の記憶と相互連関していては、記憶の齟齬が発生し円滑に機能しなくなります。そのため小脳の神経細胞ネットワークはより単純化されていきます。つまり、極論になるかもしれませんが、一つの記憶に対して一つの神経細胞ネットワークが形成されるために、大脳新皮質のように一つの細胞が相互連関して複雑な神経細胞ネットワークを形成するよりも神経細胞が必要になるということです。
   
ただ、小脳に記憶があると言っても、大脳が反応していないと言うわけではありません。むしろ、小脳だけではバランスをとる事も、職人技を使いこなすことも出来ません。大脳と小脳の繋がりについては今後の追求課題と言うことで、これからも脳シリーズを続けていくので、もうしばらくお付き合いください。
   
それでは、今年一年もよろしくお願いします♪

List    投稿者 takesyo | 2011-01-03 | Posted in ④脳と適応4 Comments » 

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コメント4件

 ロコ | 2011.10.07 14:15

シャーマン面白そうです☆ひとつ疑問なのですが、占いとはどう違うのでしょうか?
シャーマン・予言者にはどんな可能性があるのか、今後のシリーズも楽しみにさせていただきます♪(*´∇`)

 andy | 2011.10.09 1:13

>ロコちゃん
コメントありがとうございます!
定義というほどのものではないですが、予言というは予言者が何らかの感覚機能を用いて将来の出来事を言葉にすることです。
一方、何らかの道具あるいは情報(天体など)を補助的に用いるのが占いだと思います。
ただし、予言にせよ占いせよ第6感とも言える感覚がなければ当てることができないという点でみれば、占いも大きくは予言というカテゴリーに入ると思いますよ。

 ヒミコ | 2011.10.10 12:36

科学と予知とは違うのでしょうか?
昔は同じようなものだったように思いますが・・・
そういう意味では古代の科学者=シャーマンっていう考え方もできそうですね。
このシリーズすごく期待しています。
頑張ってください。

 andy | 2011.10.11 21:04

>ヒミコさん
コメントありがとうございます!
現代科学は要素還元主義に基づき発展し、複雑な世界を簡略的に論理構築してきたといえます。一方、古くは日本の古来人であるカタカムナのように、万物に潜む類似性を見出し、複雑な世界を直感的に読みとろうとする民族も存在していました。
現代はシャーマン≒非科学的と捉え片付けてしまっていますが、思考の枠を広げて、世の中の不思議を捉えていきたいですね。

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