2012-11-29
生き物ってすごい!2~あわびの貝殻に学ぶ「割れないセラミックス」
「生き物ってすごい!」シリーズ、第2回は、「あわびの貝殻」です。
写真はこちらよりお借りしました。
太陽系を探検しよう-22.太陽系の起源、これまで追求されてきた諸説(2)
前回記事の続きです。
1970年代に太陽と惑星は同時に形成されたことがわかり、太陽起源説は星雲説を基礎に、組成の違う惑星がどのように形成されたのかを組み込んだ理論の追求がはじまります。そこで登場したのが、ガス惑星の形成を主眼に置いた「大質量モデル」と岩石型惑星の形成を主眼にした「低質量復元円盤モデル」です。
太陽系を探検しよう-22.太陽系の起源、これまで追求されてきた諸説(1)
今回は、改めて太陽系の起源に迫ります(前回の記事太陽はどうやってできたのか?)。まずは定説や新説を紹介しようと思います。それを理解するために、前提となっている太陽系の性質について押さえ、従来の説で何がわかっていて、まだ何がわかっていないのかを明らかにしたいと思います。
太陽系の性質
(浜島書店「ニューステージ地学図表」より)
1)惑星の公転方向と太陽の自転方向は一致する。天の北極から見てみな反時計まわり。
2)惑星の軌道面は殆ど同一面内にあり、太陽の赤道面とのなす角は小さい。
3)惑星の軌道はほぼ真円といえるほどの楕円。
4)太陽系内における角運動量はほとんど惑星が持っている。惑星の総質量は系全体の746分の1にすぎないのに、系全体の角運動量の98%は惑星の公転運動に結びついている。太陽がもつ(自転運動による)角運動量はわずか2%にすぎない。
5)惑星と太陽間の距離はボーデの法則(天文単位=0.4+0.3×2n、nは近世を0、地球を1…とした順番の数)が成り立つ。水星と海王星は例外。
6)惑星は地球型岩石惑星(内惑星)と木星型ガス惑星(外惑星)の2群に分かれる。地球型惑星の直径はいずれも地球の直径より小さく、平均比重は4~5で比較的大きく、自転周期はいずれも24時間より長い。木星型ガス惑星は対照的で、平均比重は1に近く、自転周期は半日に近い。
これまでの太陽系起源説
それは約300年間の追求過程です。銀河星雲のように物質群が回転しながら凝集していくモデルを出発点とします。新たな事実が観測される度に、新たな仮説が再構築されるという流れが現在も続いています。とくに、この十年ほどは、太陽系以外の惑星が次々に見つかり、その常識はずれの姿に、数々の仮説が提起されてきました。まだ、定説といわれるような理論は登場していません。では、これまでの太陽系起源説を紹介します。
シリーズ 超極小『素粒子』の世界24~今回発見された素粒子がヒッグス粒子と言えるのはなぜ?
前回に続いて、ヒッグス粒子って何なのか?にせまってみたいと思います 😀
前回の新聞記事より、そもそも世界の物理学者たちが40年以上にもわたって、ヒッグス粒子を探し続けてきたのはなぜか?
ヒッグス粒子がなければ、説明できないことって何なのか という疑問が湧いてきました
今回は、そのあたりからせまってみますね
~前回の新聞記事より~
1970年代半ばまでにほぼできあがった標準理論によると、宇宙誕生の大爆発ビッグバンの直後、生じた素粒子は質量がゼロで、光の速さで飛び回っていた。宇宙が急速に膨張して冷えると、ヒッグス粒子が宇宙空間を充たすように発生した。これが素粒子に水あめのようにまとわりついてブレーキをかけた。この動きにくさによって、質量を持つようになったと考えられている。
光の速さで飛び回っている間は、素粒子はぶつかってもくっつくことはない。質量が産まれたことで、素粒子同士が集まりやすくなった結果、原子核ができ、水素などの原子が宇宙空間で生まれた。
生き物ってすごい! トンボの羽から生まれた未来の風力発電「マイクロ・エコ風車」
皆さん、こんにちは。
今日は、「生き物ってすごい!」と感心したトピック、トンボの羽の構造と飛ぶ仕組みから学んだ知恵を得て生まれた「マイクロ・エコ風車」をお届けします。
(右の写真はこちらからお借りしました。)
日本文理大学の小幡章教授が開発した「マイクロ・エコ風車」(下の写真)は、台風でも耐えうる強度を持ちつつも、微風でも安定した発電が可能なもので、エネルギー問題を解決しうる風力発電として期待されています。
応援よろしく~
君もシャーマンになれるシリーズ17~【シャーマン脳仮説】シャーマンは無意識領域から情報を引き出している
みなさん、こんにちは 😀
「君もシャーマンになれるシリーズ」では、これまでシャーマン脳の謎に迫るべく、シャーマニズムと脳回路をテーマに、脳の基本構造と右脳・左脳の特徴をみてきました。今回は視点を変えて、シャーマンの脳波実験の事例をもとに、意識と無意識を手がかりに予知・予言が出されるしくみを考えていきたいと思います。