2022-06-25

観念回路の形成過程⑨~言霊が現観念か!?~

前回のプログでは、現在の我々でも皮膚感覚で自然界(宇宙)の波動(エネルギー)をキャッチしていることが、分かっていただいとと思います。

本質の抽出というのは、“全体を”対象化・把握したうえでできること。
言い換えれば、全体を対象化しないことには「本質の抽出」はできないと考えます。

つまり精霊を措定(感じ取れる)できたのも、「本質の抽出」ができたから。
「精霊の措定」も「本質の抽出」と同時期に発生したと考えられます。

初期人類はどのようなものとして精霊を捉えていた(措定した)のでしょうか。「本質の抽出」「精霊の措定」についてもう少し詳しく見てみたいと思います。

霊性をどのように捉えていたかは、その後に登場する言語にそれを解くカギを見ることができます。
では皆さん、水虬、雷、大蛇、刀から何を連想するでしょうか?
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  投稿者 m-yoriya | 2022-06-25 | Posted in 4)サルから人類へ…, ①進化・適応の原理No Comments » 

観念回路の形成過程⑧~精霊って?~

前回のブログでは、初期人類が陥った新たな外圧である「万物との一体化回路と本能・共認回路との矛盾」を見てきました。

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本能は対象を「エサか、敵か」などのプラス・マイナス回路で判断し、それに基づいて行動指令を下す。
共認回路は同類闘争の敵・味方や相手と共感でプラス・マイナスがある。
しかし一体化回路はそんなプラス・マイナス判断なしに全ての対象と一体化する。そのままでは(洞窟の外では)生きていけない。
(中略)
この矛盾を突破するために、本質の抽出と、精霊の措定(概念化)を行いました。どういうことか?
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今回は「その矛盾をどうやって突破したのか」を詳しく見ていきたいと思います。
矛盾を突破するのにになるのが、「本質の抽出」「精霊の措定」
これらは一体どういうことなのでしょうか?

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  投稿者 takayama | 2022-06-22 | Posted in 4)サルから人類へ…No Comments » 

観念回路の形成過程⑦~万物との一体化回路と本能・共認回路との間の矛盾・意識の混濁にぶつかる~

自然人類は、前回【同類との一体化回路を基盤にして、万物との一体化回路を形成しました】。

樹上に住めなくなった”カタワのサル”は、今までの本能、共認機能(回路)では生きていけないために、完全同一化回路を形成しました。そして、同類との一体化⇒万物との一体化を通じて一体化回路を強化していきました。

しかし、この一体化回路は、今までの本能、共認回路との間には矛盾が生じたのです。どんな矛盾なのか?

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  投稿者 hirosige | 2022-06-18 | Posted in 4)サルから人類へ…, ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 

観念回路の形成過程⑥~万物との一体化回路はどのように形成されたのか~

観念回路の形成過程を追求する中で、前回は、同類との完全一体化回路について扱いました。
完全一体化とは、主体がない状態で相手を全面受容する回路です。初期人類で、木の上にいられなくなり、完全に同類欠損の状態に陥り無になったところから始まり、無になったからこそ、全面的に相手が入ってくるようになったことから発生した回路です。

今回は、その様な状態になった初期人類が「万物との一体化」をする過程を追求していきます。
万物とは文字通り、全てのもの。人間も万物の一つであり、可視光線の波長(見えるもの)だけでなく、見えないものも含めて全てのものです。ちなみに、仏教などでも宇宙と一体化することで悟りが開かれる、と言われていますね。

万物との一体化とは何か?については、以前の記事で詳しく書いています。
全面受容回路と同期回路によって、人類は性収束し皮膚感覚がより鋭敏化したことで、同類の波動だけでなく自然の波動までキャッチできるようになり、宇宙との一体化(波動との一体化)を可能にしたのです。『観念回路の形成過程④~なぜ初期人類は自然との一体化を可能にしたのか?~』

画像はこちらからお借りしました。

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  投稿者 amino | 2022-06-15 | Posted in 4)サルから人類へ…No Comments » 

観念回路の形成過程⑤~同一視を超える「完全一体化回路」とは何か?~

現在、初期人類の観念回路の追求中ですが、観念回路の形成過程は概ね以下のような過程を辿っていると思われます。

①サル時代に形成された同一視を超える、同類との完全一体化回路を形成。
②同類との一体化回路を基盤にして、万物との一体化回路を形成。
③万物との一体化回路と本能・共認回路との間の矛盾(意識の混濁)にぶつかる。
④それらの矛盾を突破するために、精霊の措定と概念化(本質の抽出)を行う。

まず今回は「①サル時代に形成された同一視を超える、同類との完全一体化回路を形成。」から扱っていきますが、そもそも「完全一体化回路」とは何なんでしょうか。

それを明らかにする為に、サル時代⇒オランウータン⇒初期人類の過程でどのような回路形成をしてきたかを抑えていきます。

 

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観念回路の形成過程④~なぜ初期人類は自然との一体化を可能にしたのか?~

前回の続き

初期人類は、全面受容の回路をつくったことで、同類との一体化が可能になりました。

ここでの一体化とは、相手(同類)と同期しエネルギーの増幅が高まることで、全面受容回路が開かれ、相手との境界がなくなっていくことです。

その後長い時間をかけ、全面受容回路と同期回路をさらに発達させ、人類は同類のみならず、自然との一体化を可能にするにまで至りました。

 

では、具体的にどうやって、自然との一体化を可能にしたのでしょうか?

その際、重要な役割を果たしたのが、「性」です。全面受容回路と同期回路によって、人類は性に収束していき、エネルギーの受容と増幅を高め、皮膚感覚をさらに鋭敏化させて、快感回路も増強していきました。

自然との一体化とは、自然=宇宙からの波動と同期し、エネルギーを受容することで、宇宙との境界がなくなっていくことです。

性収束し皮膚感覚がより鋭敏化したことで、同類の波動だけでなく自然の波動までキャッチできるようになり、宇宙との一体化(波動との一体化)を可能にしたのです。

 

では、一体化した自然のエネルギーとは、具体的にどのようなものでしょうか?
初期人類が自然からキャッチしたものは、宇宙のエネルギーの流れ(=宇宙の秩序)であり、その姿を探るヒントは原始人たちが描いた文様に隠されています。

たとえば縄文土器の紋様・洞窟壁画・肌のペインティング・入れ墨には、地域を問わず、螺旋や渦状の表現が多く見られます。この文様こそ、宇宙からの波動を表したものと考えられます。

なぜなら太陽系や生物の形(蔓や貝殻など)・台風・竜巻・(ミクロには)DNAなど、自然や生命は「螺旋形(のエネルギー)」によって構成されているからです。

  

これらの波の重なりが、初期人類に螺旋状や渦状のエネルギーを感じさせたと思われます。ここから観念機能の形成まで、どのような過程を進めていったのか。次回以降、この部分に迫っていきます。

  投稿者 oku-ken | 2022-06-10 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 

観念回路の形成過程③~全面受容回路と同期回路の関係に迫る~

感謝回路については『①初期人類に生じた感謝回路の本質』で、その本質が明らかになったように『主体喪失ゆえに「全面開放→全面受容→一体充足」』ということになります。
※感謝回路というと現代の価値意識に絡めとられるため、以降では「全面受容回路」として展開します。

一方、同期回路(②初期人類が用いた同期回路)とは単細胞時代からある回路で、根源的な適応欠乏として「一体化するための同期回路」ということになります。
ソース画像を表示
全面受容回路、同期回路ともに一体化する回路ですが、その関係はどのようになっているのでしょうか?
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  投稿者 m-yoriya | 2022-06-04 | Posted in 4)サルから人類へ…, ①進化・適応の原理No Comments » 

観念回路の形成過程②~初期人類が用いた同期回路~

前回はサル時代に形成された同一視回路と木から落ちた初期人類が形成した感謝回路の共通点と違いから、感謝回路の本質に迫っていきました。
初期人類はより“一体化充足を高める”ために、「同期回路」を用いたと考えられています。
今回は、「同期回路」について迫っていきますm192.gif

そもそも“同期”とはどういうものなのでしょうか?
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  投稿者 takayama | 2022-06-01 | Posted in 4)サルから人類へ…, 5)人類の拡散No Comments »