2014-11-30

【放射性物質を無害化する微生物vol.4】~放射性物質による被害~

【放射性物質を無害化する微生物vol.1】~放射性物質を吸収する微生物編~
【放射性物質を無害化する微生物vol.2】~放射性物質を分解する微生物編~
【放射性物質を無害化する微生物vol.3】~原爆と原発の違いと放射能耐性微生物の効果~

このシリーズでは、地球の誕生から環境の変化に大きく微生物関わっている点、そして広島・長崎の原爆とチェルノブイリと福島の原発の違いと、その放射性物質を吸収・分解・除去し環境改善に活躍している微生物たちの特色を見てきました。今回は、人間にとって有害である放射性物質によって、どのような被害があるのか、改めて一度押さえなおそうと思います。

Genpatsu_map3

 

日本列島の海岸沿いに原子力発電所は点在しています。戦後50年で癌による死亡率が急激に増えている日本の実態を、原発等による影響と考えておられる方も多いようです。原発の影響について警鐘を鳴らすスターングラス博士のお話を紹介します。彼は、原子力の本場アメリカで、60年代から、核実験や原子力発電による低レベル放射能の影響を訴えて続けて来た、数少ない科学者の一人です。

(さらに…)

  投稿者 yidaki | 2014-11-30 | Posted in ⑩微生物の世界, ⑪福島原発問題No Comments » 

生物学的元素転換・・・その2

前回は、「常温核融合実験」の紹介をさせて頂きましたが、今回は植物と動物の「生物学的元素転換」と思われる事例を紹介し、仮設を提起します。

●スギナ

ツクシが成長しスギナになります。この植物は、やせたケイ酸塩土壌を好んで生育します。ケイ酸塩土質には極度にカルシウムという元素が少ないのですが、成長したスギナの全草、また地上部の茎葉には100g中1000㎎の途方もないカルシウムが含有されています。これは、ケイ素がカルシウムに元素転換したものと考えられます。鶏にカルシウムの含まない餌を与え続けても、カリウムさえ与えれば硬い殻をもった卵を産み続けます。これは、カリウムがカルシウムに元素転換したものと考えられます。スギナ

 

 

●「鶏卵」と「ひよこ」

鶏ー2

「スギナ」や「鶏と卵」は、色々なブログや書籍に登場するのですが、これ以外にもっと身近な事例で自ら検証できるものが無いかを考えていました。閃いたのが「鶏卵とひよこ」の関係で*ひよこの骨格は、親鶏より鳥に近い(骨格)と考えられるので、鳥の5%を採用します。

○ひよこの体重

・40~50g程度

調べている途中で

「ひよこに含まれる骨重量の約80%が殻に由来する」

を発見。ちょっとがっかりして「だめかな!」との思いに。気を取り直して、殻も含めて検討します。

 

○鶏卵の重量・比率

・白身:60%、黄身:30%、殻:約10%

・鶏卵のLサイズの重量:約70g

→それぞれの重量は

・白身:42g

・黄身:21g

・殻 : 7g

 

○100g当たりのカルシウム重量:ウィキベディアより

・白身:100g当たり:  7mg

・黄身:100g当たり:129mg

・殻

 

以上より

○鶏卵に含まれるカルシウム重量

・白身:42/100*7/1000  =0.003g

・黄身:21/100*129/1000=0.03g

・殻 :殻の重量そのままを使用    =7g    → 合計:7.033g

 

○ひよこのカルシウム重量

・50*5/100*0.7=1.75g

*「カルシウム重量は、約70~80%×骨重量」なので、70%を採用しています。

 

○結果

鶏卵に含まれるカルシウムの重量:7.033g>ひよこのカルシウム重量1.75g

「だめか!」、しかし、殻のカルシウムがひよこの骨に移動しているのであれば、殻はぺらぺらになるはずだが、そんなことは聞いたことも見たこともは無い。続けて調べてみると

 

○2013.08.07 殻を割った(取り除いた)卵の中身からふ化させる実験に成功

殻を割ったニワトリの卵の中身を透明な容器に入れてひよこにふ化させる実験に千葉市の高校教諭が成功。

殻を割った(取り除いた)卵の中身を通気性のよいラップフィルムやプラスチック製のコップで作った容器に入れ温度や湿度をある条件に保つことでふ化させることに成功しました。

この方法で、去年6月に初めて誕生したひなは順調に成長しています。

殻

殻ー2

【殻が無くてもひよこの骨格が形成される】

○見直しの結果

『ひよこに含まれる骨重量の約80%が殻に由来する』といわれていたのは、これまでも鶏卵に含まれるカルシウム重量とひよこに含まれるカルシウム重量の辻褄が合わないので、卵の殻も算入していたのだと思われます。

そこで、殻の重量7gを差し引くと

 【卵に含まれるカルシウムの重量:0.033g<ひよこのカルシウム重量1.75g】

 に。この鶏卵とひよこのカルシウム重量の差は、どこから来たのでしょう。

 【鶏卵に含まれるカルシウム以外の元素がカルシウムに元素転換】

 したとしか考えられないのではないでしょうか。

 

 

●考察

○周期

前回の常温核融合実験では、全て同一周期内でしたが、今回、紹介させて頂いたスギナは、同一周期内ではありません。

 

○陽子数

前回の常温核融合実験では、陽子数の増加は全て偶数ですが、今回、紹介させて頂いた「ニワトリと卵」は奇数(1)も存在しています。

 

○常温核融合と生物学的元素転換の相違点

・前回の常温核融合実験では、ガンマー線(電磁波)・粒子が検出されています。温度については記載されていませんでしたが、他の多くの実験では放射線や発熱も観測されることが多いようです。

・今回の「スギナ」、「ニワトリと卵」に関しては、当然、電磁波・放射線や発熱は観測されていません。(観測できないほど微量である可能性は否定できませんが)

 

 

●仮説

常温核融合実験では、ガンマー線や放射線が観測されています。例えば、軽い原子同士の核融合ならば、質量の差分がアインシュタインの特殊相対性理論:質量とエネルギーの等価性(E=mc2)に従って、エネルギーとなって放出されます。核融合の結果発生するエネルギーは、高エネルギーの粒子(陽子、中性子など)やガンマー線、ニュートリノなどの形で放出されます。

核融合

ここで注目すべきは、融合前と融合後の陽子と中性子が変化していることです。

融合前:重水素=陽子1+中性子1   三重水素=陽子2+中性子1

→合計=陽子3+中性子2   核子数合計=5

 

融合後:ヘリウム:陽子2+中性子2  中性子1   エネルギー(放出)

→合計=陽子2+中性子3+エネルギー  核子数合計=5

 

それに対して、

生物学的元素転換は、ガンマー線も放射線もエネルギーも放出されていません。もし、高エネルギー量のガンマー線や粒子が放出されているのであれば、植物や動物は死滅しますし、近くに惣菜している人間等にも影響があるはずですが、そのような事実は認められません。

 ということは、生物学的元素転換は

 【陽子や中性子数は変化していない】

 と考えられます。

 

 

仮説に

○前述の事例を当てはめると

・「スギナ」の事例、ケイ素→カルシウムに転換

ケイ素:陽子14+中性子14 が カルシウム:陽子20+中性子20に転換するためには、

炭 素:陽子04+中性子04 とケイ素が結合すれば、カルシウムに転換できることになります。

 

・「鶏と卵」の事例、カリウム→カルシウムに転換

カリウム:陽子19+中性子20 が  カルシウム:陽子20+中性子20に転換するためには、

水  素:陽子01(水素イオン) と カリウムが結合すればカルシウムに転換できることになります。

 

・「鶏卵とひよこ」の事例

黄身の成分、卵白の成分はウィキペディアを参照してください。鶏卵に含まれる成分から元素転換を考えて見ました。

カルシウム:陽子20+中性子20に転換するには

→カリウム:陽子19+中性子20と水素:陽子01(水素イオン)

→マグネシウム:陽子12+中性子12と酸素:陽子8と中性子8

さらに

→炭素:陽子6+中性子6 が 二つ結合すればマグネシウム:陽子12+中性子12に。

そのマグネシウムに酸素が結合すればカルシウムに転換されます。

→ 上記以外にもあるかもしれません。

 

最後に

○放射能除去について:セシウム→バリウム

原子炉から放出されるセシウムは、陽子数55で核子数が137です。

一方、バリウムの安定同位体は、陽子数56で核子数が130、132、134、136、137、138です。

 

上記から考えて

セシウム137に陽子(水素イオン)を結合させれば、セシウム138に元素転換することがわかります。

 

生物学的元素転換「陽子・中性子数の変化なしに二つの元素を結合させている」の仕組みに関しては、今後、追求していこうと思っています。

 

 

 

  投稿者 seibutusi | 2014-11-29 | Posted in ①進化・適応の原理, ⑩微生物の世界1 Comment » 

健康・医療分野における微生物の可能性を追求する 10 ~沢山の生きた微生物の共生による恵み ケフィア~

dessert_kefir_36 

画像はこちらからお借りしました。

前回記事では、日本で古くからつくられる発酵食品のうち、麹が原料で甘くておいしい「麹甘酒」の栄養効果と美容効果について探索しました。
今回記事では、沢山の生きた有用菌が生息し、さまざまな効用をもつケフィアについて、共生発酵・発酵メカニズム健康・整腸効果栄養効果などを主にとりあげたいと思います。

なお、ケフィアとはコーカサス地方を誕生の地とし、何千年も前から常食されてきた発酵食品です。ケフィアには乳酸菌のほかに酢酸菌酵母という微生物が共生してます。そこがケフィアの特徴であり、ヨーグルトと異なるところです。

実際に仲間たちでケフィアを造って食べてみましたが、プレーンヨーグルトの様な味で、後味すっきりでした!しかし、時間が経つと少し酸味が増すので、シュガーシロップや蜂蜜等をお好みでいれることで非常に美味しく食べられます♪実験結果については次回の記事でUPする予定です★

なお本ブログはこちらこちらを参考にさせて頂きました。ご協力有難うございます。

(さらに…)

  投稿者 seibutusi | 2014-11-25 | Posted in ⑩微生物の世界No Comments » 

健康・医療分野における微生物の可能性を追求する 09 ~自然由来の飲む点滴 甘酒~


dsc08803画像はこちらからお借りしました
前回記事では、日本の発酵食品の源泉とも言える麹(こうじ)について、その発酵メカニズムや効用について紹介しました。
今回は、麹からつくられ、日本で古くから栄養豊かな発酵食品として嗜まれてきた甘酒のもつポテンシャルを探ります。

甘酒には、酒粕に砂糖などで甘みをつける酒粕甘酒と、麹と米を発酵させて麹の消化酵素がでんぷんをブドウ糖に分解することで甘みとなる麹甘酒の2種類があります。
本記事では、発酵作用により高い栄養価をもつとされる後者の麹甘酒を取り上げ、栄養効果と美容効果を中心に見ていきます。
(さらに…)

  投稿者 seibutusi | 2014-11-16 | Posted in ⑩微生物の世界No Comments » 

栄養学の嘘2~ドイツの飢饉が実証した近代栄養学の嘘

 

前回『栄養学の嘘1:「北緯50度の栄養学」を導入した明治政府の誤り』に引き続き、近代栄養学の基礎理論や登場した時代背景などから、その限界と誤りを明らかにしてみようと思います。

18~19世紀にドイツで誕生し発展した近代栄養学は、西欧諸国に広がり、明治時代には日本にも政府主導もと導入されます。世界中で認められた近代栄養学ですが、皮肉にも発祥の地である当のドイツで「近代栄養学の嘘」を実証する出来事が第一次対戦時に発生します。

第一次世界大戦中、ドイツとデンマークは、イギリスの海上封鎖により穀物の輸入が途絶え、さらに国内の農作物生産も低下して、絶対的な食料不足が起こります。

食料危機が深まり、ついに「豚殺し」が始まります。豚の飼料消費は実に人間の2倍以上。その飼料を人間の食料に回すことで、食料を確保しようとしました。

ドイツ、デンマークとも、この食糧危機対策が実施されましたが、それぞれの国の“近代栄養学”に対する考え方の違いから、一方では“飢饉”、もう一方では“健康増進”という、全く逆の結果が生じます。

Berlin 1918.

ベルリン(1818年)~ジャガイモの配給を待つ人々

(写真はコチラからお借りしました)

 

 

 

(さらに…)

  投稿者 seibutusi | 2014-11-15 | Posted in ①進化・適応の原理, ⑩微生物の世界No Comments » 

栄養学の嘘1~「北緯50度の栄養学」を導入した明治政府の誤り

日本では江戸時代までに、米を主食に、季節ごとの野菜・魚介類を副食とした伝統的な食文化が形成されました。この食文化の歴史は途方もなく古く、その始まりはなんと縄文時代にまで遡ります。

玄米和食

以前は縄文人の食事は動物性タンパク質中心だったと考えられていましたが、実は炭水化物もたくさん食べていたことが最近の研究成果から明らかになってきています。炭水化物源としては、イモ類やクリやドングリ、トチの実などの堅果類がよく食べられたようです。そして、この食生活は、実に江戸時代まで基本的には大きくは変わっていません。

写真はこちらからお借りしました。

ところが、この日本人が築き上げてきた伝統的な食生活の体系は、「明治時代」「第二次世界大戦後」に起こったある出来事により、いわば“壊滅”“断絶”ともいえるような大転換を余儀なくされます。その出来事とは、政府主導により導入された西欧発の「近代栄養学」とそれも基づく食料政策の実施です。

まず、明治時代にヨーロッパ、主としてドイツで誕生し発展した「栄養学」が、そして第二次世界大戦後に、そのドイツで誕生した「栄養学」をベースに発展したアメリカの「栄養学」が導入されます。いずれも現代の栄養学に繋がる「カロリーと栄養素を中心にして考える栄養学」でした。簡単にいえば「肉や牛乳など“栄養豊富”な食べ物を、バランスよく沢山食べると健康になる」という考え方です。

この栄養学については、

『現代栄養学に代わる、腸内細菌と共生関係を組み込んだ“新しい栄養学”の構築に向けて』腸内細菌の働きの解明が進んでいますが、現代栄養学は、その成果を反映することがないにも関わらず、未だ健康管理の基礎として君臨し続けています。この状況には大きな問題を感じます。これを変えるには、まず、現代栄養学の基礎理論や登場した時代背景などを把握し、その限界と誤りを明確にしておく必要だと思われます。

『少食のしくみ-2』

では、まず明治時代の「ドイツで誕生した栄養学」から見ていきます。

(さらに…)

  投稿者 seibutusi | 2014-11-11 | Posted in ①進化・適応の原理, ⑩微生物の世界1 Comment » 

【脳のメカニズムと可能性Vol.2】記憶において重要な2つの機能

人間の脳は、なぜ多くの情報を蓄えることができるのでしょうか。そしてどうすれば、効率的にものごとを覚えることができるのでしょうか。その答えを、本ブログでは、脳のメカニズムから探っていきたいと思います。

stock-vector-smart-brain-105778280

 

 

 

 

 

 

 

■どうして多くのものを記憶できるのか

それは、人間の脳は見たこと、感じたこと、考えたことを、「言葉」に圧縮することができる機能を持ってるからです。

例えば、具体的な事例として、次の記事を引用したいと思います。

リンク
============================
●言葉や文章は、すべての現象を表現しきれない
人間の脳により「言葉」は日々生み出されます。言葉は脳と脳の外界を含めたすべての情報を言葉により表現・記述しようとします。しかし言語では、現実(外界)の膨大な情報を「完全に」描写・蓄積することができません。言葉により記述される内容は必ず不完全な情報になります。なぜなら脳は外界よりも(空間的に)遥かに小さく、そもそも脳の能力自体にも限界があるからです。よってそこには必ず不要な(=重要ではない)情報を切り捨てる、つまりモデル化するという作業が必要になります。もっとも着目した情報に焦点を合わせて、モデル化はなされていきます。

具体的に考えられるように例を出しましょう。下に私がインドで撮ってきた二枚の写真を載せました。
インド1 インド2

 

 

 

 

 

 

 

これらをあなたが隣人に伝える時、どのように表現するでしょうか? その表現は、他人と比べて同一でしょうか? まず同じにはなりません。着眼点が異なることもあるでしょう。同じ点に注目していても表現が違うこともあるでしょう。実際問題、あなたがどれほどこの写真の情報を他者に伝えきることが出来るでしょうか。人物の服装・性別・年齢、または背景などすべての情報を言葉で表現しきることはかなり困難で、なおかつ着目すらしなかった点が必ずあったはずです。そのような情報も含めてすべてを伝えるといことがいかに難しいことであるかはお分かりいただけると思います。

中略

このジレンマに対して、ヒトは表現を変えて様々に形容してみたり、身振り手振りを加えたりして情報量を増すことで補おうとします。しかし多く場合これでもすべてを伝えきることは困難なことであることはご理解いただけると思います。このような「つたえきれない」というジレンマは、モデル化の作業、主要でない情報を「切り捨てる作業」により必然的に生まれるものなのです。

============================

引用記事に書かれているように、私達は五感で感じたことを、部分的に集約することで、言葉として他者に伝えています。そのような機能を、ものに意味を与えることから、「観念機能」と呼ぶことにしましょう。人類は、この観念機能を巧みに使うことで、世の中の現象やモノに対して意味を与え、その原理や知識を蓄積することで進化してきたのです。

つまり、人間の脳には、何かを感じる感覚機能と、言葉に置き換える観念機能の2つが備わっていると言えます。

それでは、この観念機能は「記憶」どのように関わっているのでしょうか。
るいネットより

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
>観念が記憶力の向上に重要な役割を果たします。例えば、りんごのような赤色の物体をみて、『赤』という『色』を記憶するには、りんごの様々な特徴から、赤という特徴(膨大な情報量がある)のみ取り出し『赤』という観念(非常に小さな情報量になる)に置き換えて記憶します。

>そして、赤に関する何かを考えるとき、データ量の多い実態の赤を呼び起こさないで、小さなデータ量の『赤』という観念のみを呼び出し、その他の観念とつなげて統合することが可能です。そして、結果が実態のデータ量の多い赤にまつわる諸事実と整合していることを、最終過程で確認すれすむようになっています。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

このように、「記憶」とは、感覚機能と観念機能という2つの機能が同時に働くことによって行われる作業であると言うことができます。

もちろん自転車の乗り方や、泳ぎ方など、感覚機能だけで覚えるものもあるし、丸暗記のように観念機能だけで覚えるという、例外もあるかもしれません。

しかしながら、最も重要なのは、この感覚的な機能と、観念的な機能を同時に動かすことです。それはより忘れにくく、生きていく上で使える脳みその使い方となるからです。

例えば…

・何か覚えるとき、声に出したり、手を動かした方が早く覚えられなかったか?あるいは友人と問題の出し合いをした時の方がよく記憶に残っていなかったか?

・鉄道の車掌や工事現場の作業員が腕を動かして点検作業を行っているのはどうして?

・英語で「赤い」はredであり、そこには音にしか意味がないが、日本語の「赤い」は「明ける」から来ている。日本語には、このように情景が言葉へと対応したものが多く存在する。そこには日本人特有の、言葉のイメージと言語能力の結びつきがあるのでは?

これらの疑問の答えは、感覚機能と観念機能の関係にありそうです。

この2つの機能の結びつきを明らかにしていけば、脳の使い方も変わってくるかもしれません。次回は、この関わりをさらに掘り下げていきたいと思います。

  投稿者 seibutusi | 2014-11-04 | Posted in ④脳と適応No Comments »