2013-06-27

君もシャーマンになれるシリーズ25~脳の進化から人類進化を解明する(後編)~

前回は、サルとヒトの違いは「脳」にあり、ヒトは遺伝子レベルで脳を拡大・強化する進化を辿ったこと、ヒトの脳は未熟な状態で生まれ、出産以後の脳の形成によって右脳と左脳が機能分化したこと、脳の成長過程における神経細胞の増加と消滅によって脳回路の進化が加速したことを示しました。(前編の記事は、こちら

今回は、「サルとヒトの違いは脳にあり、人類は脳の進化を主軸として進化した」という観点から、人類進化に関する仮説を提起します。

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現在の人類進化の仮説の主流は、『二足歩行の開始が人類進化の起点にあり、二足歩行が脳の進化を促した』というものですが、ここでは、『脳の進化が人類進化の最大の要因である』という立場から、『サルからヒトへの進化は脳の進化を起点として始まり、人類は全て脳の進化を促進する方向に適応した』という仮説を立て、その整合性を検証します。
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「生き物ってすごい!」第7回~除虫菊

最近、もう夏が来たかと思うほど、蒸し暑い日が続いていますね。
夏といえば、眠りの天敵、蚊の季節。
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画像はこちらからお借りしました。
蚊の撃退方法をあれこれ13通り(!)も試した人によれば、
結局、蚊除けスプレーが一番効果があったのだそうです。
リンク
この蚊除け成分、現在人工物質がほとんどですが、
もともとはある花の成分 に由来します。

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  投稿者 kanae | 2013-06-23 | Posted in ⑨おもしろい生き物No Comments » 

君もシャーマンになれるシリーズ24~脳の進化から人類進化を解明する(前編)~

みなさん、こんにちは。いつも「君もシャーマンになれるシリーズ」をお読み頂きありがとうございます♪

今回は、「シャーマンの誕生はいつか?」という疑問を出発点としたサルとヒトの違いに関する調査を元にして、サルから人類にいたる脳の進化に焦点を当ててみます。サルやチンパンジーとヒトの脳の違いを調べていくうちに、人類進化の謎を解く道筋が見えてきましたので、人類進化についての大胆な仮説を提起します。サルとヒトを分かつものは「脳」であり、脳の進化が人類進化の謎を解く鍵だったのです。

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前編では、サルやチンパンジーとヒトの脳の違い について、後編では、サルの脳からヒトの脳への進化を主軸とした場合の人類進化の仮説 を示します。
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  投稿者 cosmos | 2013-06-20 | Posted in 4)サルから人類へ…, ④脳と適応No Comments » 

言葉の不思議2:ヒトとチンパンジーのお母さんはこんなに違う!

赤ちゃんの無意識の発声はお母さんにとっても大きな喜び・・・
    母子間の“共感”“充足”があるから言語機能は発達する!

ずいぶん間があいてしまいましたが、今日は『言葉の不思議シリーズ』の第2弾として、ヒトとチンパンジーの母親が新生児に接するときに何が同じで何が違うのかをレポートします。
前回の投稿はコチラをご覧ください。
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ヒトとチンパンジーは地球上で最も近縁な生物ですが、チンパンジーの赤ちゃんもヒトの赤ちゃんと同じぐらい未熟な状態で生まれてきます。身体能力も決して高いわけではなく、自分自身の身体を支えたり移動できるようになるまでには一定の期間を要します。チンパンジーの赤ちゃんは生まれてすぐ母親の毛を握って自力で母親にしがみつくので、握力はしっかり発達して生まれてくるという俗説もありますが、事実はヒトの赤ちゃんの握力と大差はないそうです。
また、チンパンジーの赤ちゃんにも「新生児微笑」ははっきりと現れますが、最近では「新生児模倣」という現象も(ヒトの赤ちゃんと同様に)現れることが京都大学などの研究で明らかにされました。この「新生児模倣」は長い間ヒトの赤ちゃんに特有の現象だと言われてきたのですが、チンパンジーの赤ちゃんもモデルの表情に対応して、舌を突き出したり、口を開けたりするのです。チンパンジーの赤ちゃんも母と子の対面コミュニケーションの基礎となるような力を持って生まれてくるのです。

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  投稿者 staff | 2013-06-15 | Posted in ④脳と適応No Comments » 

iPS細胞の可能性と壁 

みなさん、こんにちは。
今回は「iPS細胞」について調べて行きます。
iPS細胞」の「i」が小文字なのは、「iPhone」のように世界的に広まってほしいとの思いが込められているのです。みなさん、ご存知でしたか???
その思いが叶ったのか、京都大学iPS細胞研究所をはじめ世界的に開発が進められています。まだ実用化までは道のりが遠いですが、広まり方はまさに「iPhone」なみと言っても過言ではありません。
実はこれまで生物史ブログでも何度か扱いましたが、前回記事から大分時間も経過しておりますのでここで改めて「iPS細胞」って何?から始まり、その開発経緯、最後に最新情報をご紹介したいと思います。iPS細胞を知っている方も、知らない方も是非読んでいただきたい内容です。
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  投稿者 wata-sin | 2013-06-13 | Posted in ⑤免疫機能の不思議No Comments » 

【赤ちゃんってすごい】共認回路成長中♪♪ うらやましい気持ちが湧いてきた!

会社の仲間が同じ時期に出産をしたので
・9月生まれの「りょうじ」(8ヶ月) 😀
・11月生まれの「そうた」(6ヶ月)
・12月生まれの「りく」(5ヶ月) 😮
の3人の赤ちゃんと一緒に過ごしています

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今日の気づきは、最近、はいはいを始めたりょうじくん
自分の想いにまっすぐにいろんなところに向かっていきます

さて、りょうじくんがハイハイできるようになって、一番向かっていくところはどこでしょう

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  投稿者 mineko | 2013-06-11 | Posted in ⑭妊娠レポートNo Comments » 

食事療法によりガンを治す方法② ~塩分の取りすぎがガンを引き起こす~

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画像は、こちらよりお借りしました。

食事療法によりガンを治す方法①で、現代医学に限界を感じ、「食事」に可能性を見出した医師として済陽高穂(わたようたかほ)医師を紹介しました。

ガンの原因や成り立ちについては不明な点が多く、何か一つが要因となることはありません。
複数の要因が重なって、発症しているのですが、その中でも影響の大きい要因については解明されてきたこともあります。

著名な疫学者である英国のリチャード・ドール卿は、様々な統計を元に40~50%は食品やそれに準ずるもの(添加物など)だと発表しました。
つまり、ガンになる原因の半分が、口からはいるものとなっているわけですから、ガン対策としての「食事」が非常に重要であり、主要因の一つであると考えられます。

要するに、ガン予防だけでなくガン治療に対して、食事の取り方が非常に有効で、食事の内容はガンの要因に対しての対策が役立つということになります。

では、どのような食事が有効なのでしょうか。
それを解明するために、まずは、ガンを引き起こす主要因をおさえることが不可欠です。
これより、4つの要因を紹介していきます。
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  投稿者 kumasuke | 2013-06-02 | Posted in ⑤免疫機能の不思議No Comments »