2010-11-30

雌雄の役割分化7~オスとメスが決まる仕組みとその進化

雌雄の役割分化シリーズの7回目です。
前々回、前回は「雌雄躯体分化」オスの躯体(個体)とメス躯体(個体)への分化を扱いました。
今回はその続き「オスとメスはどうやって決まるのか」「その仕組みは生物史のなかでどのように進化してきたのか」について考えてみたいと思います。

【雌雄の役割分化シリーズ記事】
雌雄の役割分化1 ~雌雄分化って何?~プロローグ  
雌雄の役割分化2 ~単細胞生物の「接合」~  
雌雄の役割分化3 ~雌雄分化の第一段階=殖産分化~ 
雌雄の役割分化4 ~雌雄分化の第二段階=精卵分化~ 
雌雄の役割分化5 ~雌雄分化の第三段階=雌雄躯体分化~  
雌雄の役割分化6 ~雌雄分化の第三段階=躯体分化(特殊編)~  

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  投稿者 iwaiy | 2010-11-30 | Posted in ③雌雄の役割分化No Comments » 

人類の拡散シリーズ13 ~土器の誕生~

人類の道具史の中でも、格段に技術力(観念力)の進化が見られるのが、土器の登場です。
石器の類は、材料を叩く・削る、といった加工が主ですが、土器は完成までに何段階もの工程を得て、材料の組成そのものを加工・変化させて完成します。
土器の登場は、今から凡そ2万年程前、今の中国辺りで最古の土器が出土しています。
その技術が1.5万年前には日本にも伝播、縄文文化としての道を歩み始めることになりました。同時期の他の観念的な進化の表れとしては、弓矢や飼い犬(狩猟犬・番犬)、そして土器を利用した調理等、それまでの洞窟暮らしから一転し、一気に地上進出して行く過程と連動しています。

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  投稿者 kawait | 2010-11-23 | Posted in 5)人類の拡散No Comments » 

脳の進化と活用、その可能性を探る                                                 ~恒温化が哺乳類脳の進化を必要とした~

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(2.25億前の始原哺乳類アデロバシレウス想像図 リンク
 
哺乳類は今から約2億2千5百万年前に両生類から進化します。(下記リンク参照)
 両生類から哺乳類への進化
 哺乳類の起源と歩み~逆境の連続が哺乳類を生んだ②「原哺乳類の登場」
 
当時、陸上を制覇していた動物は両生類です。その中で、一部の両生類は肉食両生類に追われ、恒温性を獲得することで寒冷地へ逃れたと考えられます。それが哺乳類の祖先です。
 
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  投稿者 kumana | 2010-11-21 | Posted in ④脳と適応No Comments » 

雌雄の役割分化6 ~雌雄分化の第三段階=躯体分化(特殊編)~

・今回は雌雄の役割分化シリーズの第6弾として、雌雄分化の第3段階(=躯体分化)の特殊編をお届けしたいと思います。
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画像はこちら
・多細胞生物の進化系統と生殖様式の変遷は、大きな幹としては「原生動物→海綿動物→腔腸動物→棘皮動物→原索動物→脊椎動物(魚類→両生類→哺乳類)」という流れになります。本シリーズではこの流れに沿ったもので展開していますが、一方で特殊ケースというものは必ず存在します。
・今回の「特殊編」はその特殊ケースである『環形動物』『節足動物』『植物』といった所を見ていきます。
・その前に復習として、これまでの記事も併せて見ていって下さい。
【過去シリーズ記事】
雌雄の役割分化1 ~雌雄分化って何?~プロローグ
雌雄の役割分化2 ~単細胞生物の「接合」~
雌雄の役割分化3 ~雌雄分化の第一段階=殖産分化~
雌雄の役割分化4 ~雌雄分化の第二段階=精卵分化~
雌雄の役割分化5 ~雌雄分化の第三段階=雌雄躯体分化~
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  投稿者 h100p | 2010-11-18 | Posted in ③雌雄の役割分化1 Comment » 

人類の拡散と進化シリーズ12~ネアンデルタール人も私達の中に生きている

前回の記事では、「毛の存在理由」を追及しました 今回は、そういった部分的な肉体的進化からいったん離れて、旧人→新人への拡散を追及しようと思います
そこで今回の追及では、私たちの祖先であるホモ・サピエンス と同時代に存在したネアンデルタール人 に的を絞りました
 
すると、今まで考えられていたネアンデルタール人ら(旧人)がそのまま新人へと進化したという考えやネアンデルタール人は絶滅した種であるという考えがが変わるかもしれない事実が浮かび上がってきました

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  投稿者 michiko | 2010-11-16 | Posted in 5)人類の拡散1 Comment » 

雌雄の役割分化5 ~雌雄分化の第三段階=雌雄躯体分化~

雌雄の役割分化シリーズも本日で 回目
前回の記事(精卵分化)を簡単におさらいすると、
精卵分化の本質は、『精子:変異性』と『卵子:安定性』への分化である、ということでした。
今回は更に一段進化した雌雄分化について追求します。
実は、生物は精卵分化したからといって、オス・メスに分かれたわけではないのです
進化の過程で徐々にオス・メスに体=躯体が分かれていったのです。
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  投稿者 andy | 2010-11-15 | Posted in ③雌雄の役割分化1 Comment » 

脳の進化と活用、その可能性を探る                                                ~脳進化の飛躍は両生類→哺乳類→サル→人類~

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前回の投稿では、脳の進化は体重に対する脳の重さ(≒大きさ)で測ろうと提起しました。今回は、そこから生物進化上の脳進化の様相に迫ります。
 
 

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  投稿者 kumana | 2010-11-13 | Posted in ④脳と適応No Comments » 

人類の拡散と進化シリーズ11~毛が部分的に生えるのはなんで?

前回の記事では、「毛が抜けたのなんで?」を追求しましたが、今回は尚も部分的に残り続ける 毛の存在理由 を追求してみたいと想います。
ちなみに、人類の体毛全体を見ると、他の類人猿よりも遥かに量が多いそうです。但し、毛穴は多いがその殆どがウブ毛状 になっており、見た目には殆ど毛が無いのと変わらない状態なのです。
人類の場合、体毛による外圧保護よりも、毛穴=汗腺の数を増やすことで体温調整を可能にして来た結果なのだろうと推測されます。体温調節機能の発達した動物は持久型、つまり長距離移動の得意な鳥類や馬等に見られる特徴でもあり、洞窟内での歩行訓練(踊り)や長距離移動(拡散)適応の結果であろうと想われます。
では、今回のテーマである部分的に残る毛に迫ってみましょう。
 

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  投稿者 kawait | 2010-11-09 | Posted in 5)人類の拡散No Comments » 

雌雄の役割分化4 ~雌雄分化の第二段階=精卵分化~

生物は環境に対する適応戦略として遺伝子を組み換え、同類他者=変異体をつくりだす「接合」という方法を生み出しました。それをより多様化させる方向に進化させたのが雌雄分化です。その段階は3つあり、殖産分化→精卵分化→躯体分化と進んでいきます。今回は精卵分化に焦点を当てます。
約10億年前、多細胞化=「殖産分化」とほぼ同時に、生殖細胞=配偶子は精子と卵子に分化しました。これが「精卵分化」です 8) 。
なぜ、精子と卵子に分化したのでしょうか
まず、精子と卵子の特徴から考えてみましょう!
精子:小さい、動く、多い
卵子:大きい、不動、少ない

精子は運動機能を持ち、卵子は栄養を蓄えて大型化しているのが特徴です。このあたりは生物になじみのうすい方でもイメージしやすいのではないでしょうか
なぜこのような特徴を持ったのでしょうか?歴史を紐解きながら見ていきましょう

その前に復習として、これまでの記事も併せて覗いてくださいね
【過去シリーズ記事】
雌雄の役割分化 1 ~雌雄分化って何?~プロローグ
雌雄の役割分化 2 ~単細胞生物の「接合」~
雌雄の役割分化 3 ~雌雄分化の第一段階=殖産分化~

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  投稿者 MASAMUNE | 2010-11-05 | Posted in ③雌雄の役割分化2 Comments » 

人類の拡散と進化シリーズ10~毛が抜けたのなんで???

多くのほ乳類 は皆、全身体毛 に覆われています。
毛が体を覆うことによって紫外線 や寒さ などの自然外圧から身を守る役割を担っています
しかし、人類にはほとんど体毛が残っておらず 、髪の毛やわき、陰毛にしかありません 😀
 では、毛が抜けたのはなんででしょう

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  投稿者 hey | 2010-11-03 | Posted in 5)人類の拡散No Comments »