2010-02-25

哺乳類の集団形成①~産後保育の実現。母性本能って何?~

 こんにちわ。arincoです。前回の記事で、

このように、外圧に適応するためオスメスの役割分化を特化する形で進化を塗り重ねてきたわけですが、哺乳類はこのベクトルをさらに推進する方向で進化してきました。

とありましたが、今回からは、哺乳類が雄雌分化を媒体に、どのように進化していったのか?を主に「集団形成」という観点で追及していきたいと思います。
生物は、単細胞生物以来、集団形成を重要な生存戦略として適応してきました。雌雄役割分化も集団を前提とした進化形態です。
特に、哺乳類の進化を集団形成の観点から追及する事は、現代の我々の集団のあり方を考える上でも示唆に富んだものに成るはずです。
 第一回目は、最も構成単位の小さい集団とも言える親子(母子)関係に着目していきたいと思います。
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我々人類からしてみると哺乳類の特徴である産後保育は当り前ですが、生物には、元々親子関係はありませんでした。つまり、産後保育というのは、生物全体から見ると非常に特殊な事なのです。
では、哺乳類は、どのようにして産後保育を実現させたのでしょうか?
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  投稿者 arinco | 2010-02-25 | Posted in 3)地上へ進出した哺乳類(原猿から真猿へ)2 Comments » 

実現論勉強会シリーズ10:採取時代の婚姻様式

こんにちは。
本日は、実現論勉強会シリーズ第10弾 です。
今回は人類の婚姻様式について、一緒に勉強していきましょう
まずは、前回の復習から
・人類は解脱共認回路を命綱として生き延び、進化してきた。
・強力な外圧に晒されている時には、人類は解脱共認を母胎にして、その上に闘争系の共認を形成する
・外圧が低下すると、忽ち闘争(集団)収束力が低下して、時間さえあれば解脱充足を貪る様になる。
★解脱回路は共認の母胎であると同時に、麻薬でもあり、人類の最大の弱点ともなる。
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  投稿者 andy | 2010-02-23 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 

「テロメア」で新たな発見が!!

細胞の老化や不死化と呼ばれる現象に重要な役割を担っていると考えられる「テロメア」
医療 や美容 業界で注目されていますね
それに関して、新たな研究発表がされたのをニュースでみたので、紹介します
   
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年を取っていくのが、自然の摂理。年は、取りたい?or年は取りたくない?
カワイイ おばあちゃんならいいかな?
    
    
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  投稿者 miwa | 2010-02-20 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 

オスとメスの違いって何(7)~これまでの中間まとめ2~

シリーズ「オスとメスの違いって何」の中間まとめの第2編です。
m132: では、その雄が獲得した変異は、種としてどのように継承されていくのか?
それを(5)では扱いました。

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  投稿者 nannoki | 2010-02-18 | Posted in ③雌雄の役割分化No Comments » 

オスとメスの違いって何(6)~これまでの中間まとめ1~

「オスとメスの違いって何?」を何回かのシリーズで記事を書いてきましたが、今回は少しこれまでの流れを整理してみたいと思います。

 (1)オスとメスはどうやって決まるのか?
まず(1)では、性染色体によってオスとメスが決まるのは哺乳類と鳥類のみであり、それ以前の爬虫類や両生類、魚類は、温度や体格差、PHなど周りの環境要因によって決まる種がいることを紹介しました。
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爬虫類の温度依存による性決定

性決定の仕組みは種によって非常に多様ですが、生物がオスとメスに分かれた初期は、性の分化がはっきり決まっていたのではなく、環境要因によって、最適の適応戦略がとれるよう柔軟にオスメスが組み替えられるものとして始まりました。そして進化した種ほど、オスメスの役割固定を高めていくベクトルに貫かれていることが伺えます。

では、この環境要因によって性が決まる仕組みとは、どのようになっているのか?
それを(2)では扱いました。

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  投稿者 nannoki | 2010-02-17 | Posted in ③雌雄の役割分化3 Comments » 

実現論勉強会シリーズ9:人類の雌雄分化と人類の弱点

実現論勉強会シリーズ第9弾
~前回のポイント~
・人類の最先端機能たる観念機能は、現実課題に応えるためにあり、行動を導く為にある
・観念機能は目の前の現実世界(自然や同類)を対象化⇒事実認識の蓄積によって人類の生存様式を進化

さて、今回はこの観念機能を獲得した人類の男女関係(雌雄分化)を見て行きます。
本能が混濁する程のすさまじい外圧に晒され、恒常的な飢えや怯えの不全を抱えたままの人類が、何故生き延びる事が出来たのか?
実際、推計では200万年~6万年前までの間の人口増加率は0.12%/千年程度とも言われています。1,000年に一人も増えないほど過酷な状況。むしろ、生き残ったのが奇跡的 とも言える数字です。
しかし、樹上機能を失い、種間闘争にも全く勝てない弱者は、唯一の武器である共認機能にひたすら収束し、想像を絶する不全感を克服していったのです。

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  投稿者 kawait | 2010-02-16 | Posted in ①進化・適応の原理1 Comment » 

メスがオスに求愛をする!?

みなさん、今日は、バレンタインデーですね
   
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私は、今年は、「可能なかぎり手作り!」ということで、女の子5人で、74人分のチョコ&ブラウニーを作りました~ 😀
一日がかりですが、日ごろの感謝を込めて贈りたい ので、がんばりました
それに、渡すと喜んでくれるので、嬉しくて
     
バレンタイというのは、女性の方から男性に想いを伝える日
      
ということで、それにちなんで、今回は「メスがオスに求愛をする」生物を紹介します
      
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  投稿者 miwa | 2010-02-14 | Posted in ③雌雄の役割分化1 Comment » 

オスとメスの違いって何?(5)~変異こそ生物史の中心命題

哺乳類はXY(雄へテロ)型の性染色体を持ち、Y染色体に変異情報が蓄積されているのではないか?と当ブログで提起されています。 ※参考:性染色体は変異の模索機構
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引き続き、今回は外圧情報(=新たな外圧に対する適応情報)をどのようにして伝達するか、そのメカニズムを考えてみたいと思います。

その前にポッチ m092
とお願いします。 m034
m136

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  投稿者 tsuji1 | 2010-02-13 | Posted in ③雌雄の役割分化No Comments » 

実現論勉強会シリーズ8 人類:極限時代の観念機能:後編

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前回のおさらい 😀
・足の指の退化による安全な生活圏(樹上)の喪失…人類=カタワの猿
・想像を絶する過酷な自然・外敵圧力=生存圧力の増大
・直面する現実対象(過酷な自然)に対し、生存をかけた自然への期待・応望の試み
・自然に対する共認機能の作動(現実対象の凝視)⇒自然を応望すべき対象として精霊
 を措定
・人類固有の観念機能の原点(事実認識=科学認識の原点)
 観念機能の更なる先端化による生産様式の向上→弓矢の発明・生産/生存様式の進化

でした
人類はこの観念機能により劇的な進化を遂げますが、何も問題なく現在に至っている訳ではありません。むしろ現代における諸問題はこの観念機能によって引き起こされていると言ってもいいでしょう
今回はこの観念機能が孕む危険性について紹介していきたいと思います。

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  投稿者 mizuguti | 2010-02-09 | Posted in ①進化・適応の原理2 Comments » 

オスとメスの違いって何?(4)~なぜ哺乳類・鳥類は性染色体でオス・メスが決まるの?

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図は名古屋大学動物遺伝制御学研究室からお借りしました。

 性別が比較的はっきりしている魚類や爬虫類などでも、性染色体と呼べるものは無く、気温やpHなど外的要因で性別が決まります。(「オスとメスの違いって何?(1)~オスとメスはどうやって決まるのか~」

それに対して、哺乳類・鳥類では、性染色体で性別が決定されます。つまり、魚類・爬虫類など成体後に性別が決まる種とは異なり、受精段階で性別が決定されます。

なぜか?

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  投稿者 blogger0 | 2010-02-04 | Posted in ③雌雄の役割分化3 Comments »