2018-05-02

微生物(細菌・真菌・ウイルス)、植物…。地球上のすべてが人類と共生関係であり表裏一体。

>近年、ゲノム解析技術の進歩により、細菌は皮膚や内臓など体の各部位に群集で生息し、特有の生態系を形成していることがわかった。マイクロバイオーム、あるいは細菌叢と呼ばれるこの細菌の群集は、消化や免疫など宿主=人間の生存に不可欠な機能を提供し、宿主の遺伝子にも影響を与える。
事実、
>最近の医学や栄養学の世界の考え方が大きく変わりつつあり、人間は単独で生きていく生き物ではなく、互いに協調・競合する微生物を内部に秘めた複雑な生態系だと考えられるようになりつつある。
近代西洋科学は人間中心主義で自然は征服する物と考えており、自然の摂理を逸脱している。その為現代社会は全ての面で閉塞となっている。
古代人が「精霊信仰≒自然の奥に精霊の存在を見る」に可能性を見出したのは、
地球上のすべて(微生物、植物、そして自然)が人類と共生関係にあると当然の様に理解していたからと言える。

注)精霊信仰
極限時代の人類が、自然に対して期待・応望(=共認)を試みたこと。共認機能は、元来は同類を対象とするが、人類は自然(ex.一本一本の木)の奥に精霊を措定することでその共認機能を自然に向けて発動した。この精霊信仰こそ、人類最初の観念(人類固有の観念機能の原点)である。自然の背後に精霊を見るのも、物理法則を見るのも、基本的には全く同じ認識回路であり、科学認識=事実認識の原点である。
実現論 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=400&t=24

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In DEEP https://indeep.jp/bacteria-virus-with-human-microbiome/ より
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■「微生物、植物…。地球上のすべてが人類と共生関係であり表裏一体であるかもしれないことを確認させてくれる「人間と細菌たちの共存=マイクロバイオーム」の概念」
最近の科学で明らかになっていることは、
「人間は、腸内などの微生物群がいなければ、生存できなかった」
ということです。

そういう「人類と共生する微生物たち」が地球にいたからこそ、現生人類は地球に根付いて以来、堂々と地球で生きられている。自然の大災害や戦争や経済混乱が起きても、体内の微生物がいる限り、人類という「群」は一応は絶滅せずに生き続けられる(おそらく今後も)。

(略)
【植物が「緑色」であり続ける理由がわかった!】
そして人間の生活システムの完成は「植物との完全な共生」にあるのかもしれないことも
という記事で、「植物がこの世にある意味」というようなことが、おぼろげながらわかってきたわけです。
その意味は、おごった意味ではなく、
「植物は人間のために存在している」
ということです。
なぜ、これがおごっていないかというと、
「人間も植物のために存在しているから」
です。
完全な共生。
完全な表裏一体。
それが植物と人間の関係です。

そして、今、「微生物もそうだった」ということが、今回のマイクロバイオームについて知ったことで理解できてきたのです。
「微生物(細菌、真菌、ウイルス)は人間のために存在している」
と共に、
「人間は、微生物のために存在している。
とも言えるはずです。

【次の食品流行】: それはあなたの持つマイクロバイオームに(栄養を)供給をすること
世界最大の食品会社で働く微生物学者たちは、今なお忙しく、それについての研究開発に取り組んでいる。
私たちのほとんどは、その宝の山というのが何かは聞いたことがないかもしれないが、しかし、それらの新製品についての製品がどのようなものかを推測することはできる。
「ヒューマン・フード・プロジェクト」( Human Food Project )の創設者であり、急速に進んでいる「ヒト・マイクロバイオーム」を含む研究フィールドの第一人者でもあるジェフ・リーチ( Jeff Leach )氏は以下のように述べる。
「今後数年間で、マイクロバイオーム製品の登場により、人々は食品を求めてスーパーの長い商品売り場の通路を歩く必要がなくなるでしょう」
この分野の研究は、たとえば、糖尿病やガン、肥満などのような現代の生活習慣病への治療への観点で驚くべ可能性を見せているジャンルだ。
(略)
およそ 100兆個の微生物、それは細菌、古細菌、真菌、原生生物、そして、ウイルスなどに「食糧」を供給するようにつくられた製品だ。

【次の食品流行】 : それはあなたの持つマイクロバイオームに(栄養を)供給をすること
食品業界は、次世代の「宝の山」の製品の上に座っているのかもしれない。
世界最大の食品会社で働く微生物学者たちは、今なお忙しく、それについての研究開発に取り組んでいる。
私たちのほとんどは、その宝の山というのが何かは聞いたことがないかもしれないが、しかし、それらの新製品についての製品がどのようなものかを推測することはできる。
「マイクロバイオームは、人間の代謝活性の大きな範囲を担う”新たに発見された人間の臓器”と考えるのが合理的だと思われる」
というものだ。
そして、多くの研究者たちは、今では、食べることにより「私たちのバイクロビオームに供給する(微生物を活性化させるような食べ物を自分で食べる)」ことが可能であることを認めており、あるいは、それを奨励している。
これらの食品製品群が、低脂肪、高タンパク、低炭水化物、低カロリー、低糖であることに加えて、これらは健康な細菌やプロバイオティクス(体に良い影響を与えると考えられている微生物)を取り込むことによって健康な腸を育てる。
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  投稿者 seibutusi | 2018-05-02 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments »