2011-06-30

「放射性物質の拡散予測」シリーズ6~チェルノブイリ、スリーマイルから見る拡散~

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こんにちわ。
「放射性物質の拡散予測」シリーズ5~海洋生物への汚染はどうなるか~の続編です。
ちょっと間があいてしまいましたが、前回までは福島第一原発の拡散状況を追求してきました。
「放射性物質の拡散予測」シリーズ ~「放射性物質154兆ベクレル」から、核燃料の放出量を推定する

「放射性物質の拡散予測」シリーズ2~現在の拡散状況


「放射性物質の拡散予測」シリーズ3 ~年間放射線量を予測する


「放射性物質の拡散予測」シリーズ4 ~海に流出した放射性物質はどこへ向かうのか?

 今回はチェルノブイリ事故スリーマイル事故という2つの事例の被害状況を整理します。
 チェルノブイリは爆発を伴う事故で、スリーマイルは爆発を伴わない事故ですので、爆発事故と爆発の無い事故を比較する事で、福島第一原発における放射性物質の拡散を予測していきたいと思います。
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  投稿者 arinco | 2011-06-30 | Posted in ⑪福島原発問題No Comments » 

今週の福島原発(6/15~6/21)~浄化設備故障続発、4号基付近で白煙と発光~

今週も福島原発の最新状況を報告します。

<今週の福島原発の動き> 東京電力福島第一原発事故関連ニュース福島第一原発の最新状況まとめ
6/15 4号基、夜間の白いガスと発光について
6/16 1号機カバー作業中止
6/17 汚染水処理システムの水漏れが発生し試運転中断
6/18 汚染水浄化を停止(想定より早く交換基準に達したため)
6/19 湿気低減のため、2号機原子炉建屋の扉を開放を発表
6/20 浄化装置の停止し、放射線量を調査
6/21 汚染水浄化装置、運転再開

作業員が作業中にマスクをはずしてタバコを吸い建屋カバーの設置作業が中止になったり、作業員が誤って弁を閉じ汚水処理装置から汚水があふれ出し処理が止まったり、ミスが爆発しているようです。一方で汚染水がどんどんたまりこのままでは地上や海に汚染水があふれ出す。本当に綱渡りの作業が続いていますね。
今週のポイントは、「汚染水除染装置の相次ぐトラブル」「4号基付近で白煙と発光」「地下水の汚染」です。最後のおまけに、大田区蒲田の放射線測定データの推移表も付けています。これは、今後も毎週発表していきます。
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  投稿者 nodayuji | 2011-06-23 | Posted in ⑪福島原発問題No Comments » 

「放射性物質の内部被爆シリーズ」~乳酸菌の働きと放射性物質の除去効果~

前回まで、体内に入った放射性物質の危険性について追求してきました。
今回の記事では、放射線障害からどのようにして自分の身を守っていくか、について追求していきます。
最近、微生物(乳酸菌)を利用した放射性物質除去の効果に注目し、実践している人もいるようです。乳酸菌を利用する方法とはいったいどのような方法があるのでしょうか

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この画像はコチラからお借りいたしました。
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  投稿者 YOKOSUKA | 2011-06-23 | Posted in ⑪福島原発問題No Comments » 

福島原発事故~海外メディアはどう見ている?【7】

 ~4号機は、倒壊する!?~

今、ネット界では「4号機の地盤が沈下し、倒壊しかけている!!倒壊したら使用済み核燃料がばら撒かれ、大量の放射能が大気中に放出されて、大変なことになる!」という話しがもちあがっています。

これは、どういうことなのか?本当に倒壊する恐れがあるのか?
分かっている情報をもとに検証してみました

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  投稿者 miwa | 2011-06-21 | Posted in ⑪福島原発問題No Comments » 

「放射性物質の内部被爆」シリーズ~腸→血液→細胞への吸収過程

前回の記事で、腸内の吸収メカニズムが見えてきました。
腸は、全ての体内器官の原基器官であり、腸内細菌との共生により栄養素の分解・吸収を行っていることがわかりました。
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今回は、腸から血液→細胞へどのように栄養素が運ばれるのか?を追求していきます。
また、放射性物質を体内に取り込むことで、どのような影響が起こるのかを仮説を元に提起してみたいと思います。

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  投稿者 andy | 2011-06-18 | Posted in ⑪福島原発問題No Comments » 

今週の福島原発(6/8~6/14)~/浄水場、下水処理場の汚染~

今週も福島原発の最新状況を報告します。

<今週の福島原発の動き>
東京電力 福島第一原発事故関連NHKニュース
福島第1原発の最新状況まとめ
6/8 福島第一原発事故でIAEAに報告書を提出
   東電虚偽報告所長を注意
6/9 汚染水浄化システム設置完了
   海水浴場の基準値検討へ
   11ヶ所ストロンチウム検出
6/10 汚染水処理装置の試験運転後に水漏れが発覚、運転停止
6/11 2号機の換気装置を稼働(放射性物質の大気中濃度を下げる)
6/12 汚染水の浄化装置、ポンプ異常で試運転延期
6/13 汚染水浄化装置を補修・点検を行い改善
   新たに6人被ばく限度を越えた疑い
6/14 内部被ばくの23人を作業から離脱

今週のポイントは、「たまり続ける高濃度の汚染水の処理を担う浄化装置の動き」と「作業員の被爆」です。
今日はこれを切り口に分析していきます。
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  投稿者 MASAMUNE | 2011-06-16 | Posted in ⑪福島原発問題No Comments » 

「放射性物質の拡散予測」シリーズ5~海洋生物への汚染はどうなるか~

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今回の福島原発事故では、住む所を追われ、田畑や家畜を手放し、原発近辺で生活している方々にとってその被害と悲しみは計り知れない。また、海に囲まれ海産物とともに生きてきた日本人全体でみれば、大きな財産を失われる可能性があるのが、海洋汚染だと思います。
下記は、海洋汚染についてグリーンピースがまとめた調査内容です。グリーンピースによると、

調査結果まとめ:
海藻類3サンプルで、1キロ当たり100,000ベクレルを超える放射性ヨウ素を検出。日本政府の定める暫定規制値の約50倍。半減期の短いヨウ素の大量検出は、原発から海への放射性物質の放出が続いていることや、莫大の量の汚染水が過去2か月の間に放出されたことを示唆。
13サンプルで放射性セシウムが暫定規制値を超える。半減期の長いセシウムの大量検出は、汚染が長期にわたることを示唆。
エゾイソアイナメ、ナマコ、ヒトデなど、海の底に生息する種からも暫定規制値を超える放射性セシウムを検出。汚染が海の底にも広がっている可能性を示唆。
最も汚染された海藻を年間1キロ摂取すると、2.8mSvの内部被ばく量に値する。
広範囲にわたり高レベルの放射物質が見つかった。政府が言う「放射性物質は海で希釈される」という説は疑問。グリーンピース

と、海藻、底棲類を中心に放射性物質が検出されてきました。
また、水産庁の海洋生物調査も時系列で掲載されており、海洋生物ではムラサキウニやホッキガイのような底棲類や、アラメといった海草類から、基準値を超える放射性物質が検出されています。

世界の三大漁場に数えられる三陸沿岸は、海水中のプランクトン濃度が極めて高い海域です。親潮と黒潮が大きく蛇行して三陸沿岸に接近して、大きな潮目を作りながら回遊していきます。海藻類の胞子やイワシ/牡蠣などの魚貝類の幼生に始まる食物連鎖が、極めて旺盛な海域です。
 従って暖流に乗るカツオやマグロ類、親潮に乗る鮭や秋刀魚等の太平洋を広く回遊する魚類の宝庫でもあります。黒潮が接近する牡鹿半島域では定置網一網で数百匹もの巨大黒マグロが水揚げされたほどの、黒潮の主流が接近して回遊する海域なのです。原発破壊による海洋汚染は、日本人の伝統的な食習慣も破壊する

のように、プランクトンから大型の回遊魚まで、海洋生物の食物連鎖が凝縮されている三陸沿岸で、原発事故が起きたのは、途方もない悲劇です。水産庁は海洋での放射性核種は希釈され問題は小さいとの見方を出していましたが、それは本当なのか。汚染状況のモニタリングは今後も拡大されると思われますが、改めて、過去の論文等からその予測をまとめたいと思います。

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  投稿者 nannoki | 2011-06-14 | Posted in ⑪福島原発問題2 Comments » 

福島原発事故~海外メディアはどう見ている?【6】

アメリカの原子力規制委員会のガンダーセン博士が6/7にホット・パーティクルに関するコメントを発表しているのでご紹介します。
     
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  投稿者 takesyo | 2011-06-11 | Posted in ⑪福島原発問題No Comments » 

「放射性物質の内部被曝」シリーズ~腸の進化過程とその仕組み~

今までの追求から、放射能被曝をした食べ物の経口摂取による、内部被爆は充分に起こりえることがわかってきました。
人体において食べ物の消化・吸収は、腸内で分解された後、腸→血液→全身へと巡って行きます。

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画像はコチラからお借りしました。

<そこで今回は、内部被曝の影響を大きく左右するであろう腸の働きや進化過程、更には腸に共生する細菌の働きについて解明していきます

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  投稿者 haneda | 2011-06-10 | Posted in ⑪福島原発問題No Comments » 

今週の福島原発(6/1~6/7)・・・1~3号機メルトスルー/汚染水をどうする?/人体・生物への影響は?

今週も福島原発の最新状況を報告します。

<今週の福島原発の動き>
東京電力 福島第一原発事故関連ニュース
福島第1原発の最新状況まとめ

6/1
2号機燃料プール 水温下がる
保安院 汚染水の対策を求める
6/2
2号機、プールの水温低下 代替冷却機能を設置
2号機取水口付近 濃度が上昇
3号機 汚染水を復水器移送へ
6/3
汚染水10万トン 浄化急ぐ
原発運転員2人 被ばく量限度超す
汚染水あふれるおそれ 対策検討
汚染水10万トン余に 浄化急ぐ
IAEA 詳細報告改めて求める
6/4
汚染水を貯蔵する大型タンクの搬入準備開始
汚染水移送 仮設タンク搬入へ
2号機建屋 高湿度は変わらず
1号機建屋 極めて高い放射線量
6/5
2号機汚染水、移送開始で水位上昇止まる
汚染水浄化装置 稼働準備急ぐ
敷地外からプルトニウム検出
1号機の圧力 大気圧とほぼ同じ
6/6
福島第1原発に汚染水貯蔵タンク370基調達
1―3号機でメルトダウン 保安院解析
汚染水浄化装置の準備進める
原発作業員 熱中症など相次ぐ

今週一週間の出来事から、福島原発の現状認識として、「汚染水の増加と処理の問題をどうする?」が最大の課題であることが分かる。
また、政府がようやく「1~3号機のメルトスルー」を認めた。このまま放射能が漏れ続けると、原発周辺の生物、さらには人体への影響が出るのは避けられない状況だといえる。

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  投稿者 andy | 2011-06-07 | Posted in ⑪福島原発問題2 Comments »