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「放射性物質の内部被曝」シリーズ~腸の進化過程とその仕組み~

Posted By haneda On 2011年6月10日 @ 3:00 AM In ⑪福島原発問題 | No Comments

今までの追求から、放射能被曝をした食べ物の経口摂取による、内部被爆は充分に起こりえることがわかってきました。
人体において食べ物の消化・吸収は、腸内で分解された後、腸→血液→全身へと巡って行きます。

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画像はコチラ [1]からお借りしました。

<そこで今回は、内部被曝の影響を大きく左右するであろう腸の働きや進化過程、更には腸に共生する細菌の働きについて解明していきます

□腸のメカニズムの解明調査
消化吸収の重要な役割を果たす腸。
①生物の進化における腸の歴史
②人間の腸の発達メカニズム
③腸と細菌の関係

の3点に着眼することで、生物における腸の役割・仕組みを知り、
最終的に内部被曝によって体内でおこる現象を解明していきます。

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①生物の進化における腸の歴史
*腸と生物史*「腸を主軸とした進化過程」
①単細胞生物(体全体で消化吸収する仕組みの発生)
→②多細胞生物(仕組みの役割分担の発生)
→③人間(腸を進化させ、神経組織・大脳皮質の発達)

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画像はコチラ [4]からお借りしました。

進化において、栄養を吸収する腸をつくり、栄養を運ぶ血液を守る為に免疫系の発達が起こり、腸のまわりを神経細胞が取り囲み、脊髄ができ、その先端部がふくらんで、ようやく脳ができます。人間の場合は、その脳がさらに進化して大脳皮質ができ、高度な精神活動やコミュニケーションができるようになったわけです。
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画像はコチラ [5]からお借りしました。
基本的な腸のつくりと働きは、いまから5億2000万年以上前の我々の祖先、ナメクジウオから人間に至る進化の過程で、ほとんど変わっていないようです。

「腸を守る神経組織」
腔腸動物に代表されるように,脳はなくとも神経系によって生命の発生がおこっています。脳の構造と原理的に類似し、神経系が脳の代わりを務めています。人間も腸管だけには独自の壁内神経系が存在し、神経細胞数は、脊髄の神経数をしのぎます。
このことからも、腸を囲う神経組織の存在が、腸は消化吸収だけでなく生命の維持に欠かせない重要な器官であることを証明しています。

では、人間の腸はどの様に作られていくのでしょうか
続いて、そのメカニズムを解明します :roll:

②人間の腸の発達メカニズム
*腸の発生・発達過程*「人間は腸から作られる」
受精
→細胞分裂開始
→着床(一週間)
→母体からの栄養素伝播ルートの形成(羊膜+へその緒)
→3週目辺りから、神経板、体節、脳などへの体細胞分裂
→4週目辺りから、心臓脈動開始(血液の循環が始まる)
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画像はコチラ [6]からお借りしました。
母親の胎内で受精卵から人間の形になっていく時、最初に出来上がる器官は、心臓でも脳でもなく、腸です。その後、腸の両端に口と肛門ができるのです。つまり、受精して真っ先に腸を作り、自力で栄養を吸収する準備を整える。それから周りに臓器を形成して行きます。

*成長と腸内細菌*「加齢=腸内細菌の移り変わり」
食物から考えると、人は母乳期、離乳期、成年期、老年期に分けられます。胎児は無菌の状態で生まれ、誕生の瞬間から周りの環境に影響され始めます。
ビフィズス菌は、母乳に多量に含まれるオリゴ糖の一種を優先的に代謝するので、まず乳児の腸内細菌の大半がこの種になります。その後、離乳期の幼児になるとその他の菌類が増加して、加齢と共に成人期の雑食性の食事にも耐えられる、多種多様の菌類が共存する状況に落ち着きます。
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画像はコチラ [7]コチラ [8]からお借りしました。
成長の過程において、腸自身の発達や老化だけでなく、腸内の細菌によって健康が大きく左右されることがわかります。

そこで腸と細菌の関係について詳しく見ていきます

③腸と細菌の共生
*「腸内細菌」の人体に及ぼす影響*「健康を左右する腸内細菌」
腸内(小腸)にはたくさんのひだがあり、そのひだには無数の腸絨毛があり、腸内細菌叢は絨毛の表面に幾層にもなって付着しています。食べたものはまずここで腸内細菌叢によって分解されます。
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画像はコチラ [9]コチラ [10]からお借りしました。

腸内細菌のおもな働きとして、
・酵素活性を活性化
・老化の促進と防止
・ホルモンの生産
・免疫力の向上と低下
など挙げられます。

腸内細菌は、善玉菌(有用菌)、悪玉菌(有害菌)、日和見菌(体が弱った際有害菌)の3種に大別され、有用菌と有害菌のどちらが上回るかにより健康が左右されます。つまり、腸内細菌叢が食べ物を消化吸収した、栄養素を血液へ運ぶまでの過程でフィルターの役目をしているのです。

「共生による健康維持」
人間の最大の免疫器官は「腸管」です。腸管には全体の約60%にあたるリンパ球が集結し、異物の侵入に備えています。免疫機能の中には、「経口免疫寛容」といって、口から摂る食物には過敏な免疫反応をおこさない仕組みが私たちの身体にはあります。これは、「腸内細菌」が存在しないと誘導されないそうです。 そして「腸内細菌」 の手助けなしでは「腸管免疫系」はつくられません。
その返礼としてか「免疫系」はおなじ細菌である病原菌やウィルスは敵として殺しても、「腸内細菌」とは平和的に共存しています。

□まとめ

①生物にとって腸は根幹的器官
腸は生物の中で最初に出来る最も原始的な器官です。腸があるかないかが植物と動物の違いであり、腸が発達してさらに他の器官や脳などが作られてきた。人間の腸は自律神経を始め沢山の神経組織に囲まれ、第二の脳とも呼ばれている程、根幹的な器官である。

②腸の成長→体内フィルターの性能向上
人間は腸内が無菌の状態で生まれ、周りの環境に影響され腸内細菌が移り変わることで、消化吸収力・免疫力等が向上する。腸内細菌が整っていない幼児の腸は未発達で荒いザル状であり、成人より無防備で体内に摂取したものは素直に吸収してしまう。成人より注意観察が必要である。

③腸内細菌との共生による免疫力
最大の免疫器官は腸管であり、「腸内細菌」の手助けなしでは「腸管免疫系」はつくられないほど深い関わりを持つ。有用菌と有害菌のバランスにより健康を大きく左右され、特に植物性乳酸菌は生きて腸に届きやすく、一部の乳酸菌は健康の維持に欠かせない。

□今後の展望
今回、腸の仕組みと腸内細菌の重要性がわかってきました。
今後は、腸と血液の関係について調べて行きます。腸によって消化・吸収されたモノは血液によって全身に運ばれます。腸フィルターを通過し吸収されたものを血液が運ぶ、この影響・関係は今後追求すべき重要な課題です。さらには細胞へ送られる過程・仕組みについて解明していきます。


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