2022-07-22

観念回路の形成過程⑮~「同類との一体充足回路」はどうやって強化したのか?~

これまで人類の観念回路の形成過程を見てきました。今回も上記の図解を用いて、今まで深めてきたそれぞれの事象の関係性に迫ります。

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今回扱う部分は、ココ!

一般的に動物の性といえば、「繁殖のための性」です。それぞれの繁殖に適した季節に合わせて、発情期が決まっています。それに対して、人類は「常に発情できる仕組み」を持ち合わせています。つまり繁殖だけが目的ではない、性のカタチを獲得していることになります。人類は、何のために常に発情できるようになったのでしょうか?

 

足の指が先祖返りし、誰もいない地上で住まざるを得なくなった初期人類は、活力源の同類を失ったことで、本能も共認機能も機能しない“無”の状態(冬眠状態)に陥りました。主体が無い状態では、相手と自分との境目がない全面受容状態になります。具体的には赤ちゃんのイメージが近く、主体がなく全てを受けいれるという感じ。そして同類を全面的に受け入れた初期人類は、同類と一体化した状態の充足度が高く、それを新たな活力源として、より同類との一体化を強化する方向へ強烈に収束していきました。

 

そこで人類は一体化充足を求めて、繁殖だけが目的ではない、充足のための性に可能性収束していったのです。つまり人類にとって充足する性とは一体充足の性であり、その極地として、人類のメスには「オーガズム(=忘我状態)」の境地があります。相手と自分の意識の境がなくなる(=主体をなくす)、自分を開け渡して、意識が溶け合うという感覚。「テナガザル時代の年中発情→オランウータン時代の発情期をなくしてエネルギー欠乏」を土台に、充足のための性へと性機能を進化させていきました。一方のオスは、同期回路を用いて、同じ忘我状態=トランス状態にたどりつきました(ex.未開民族の踊り、ケチャ、ハカなど)。

 

したがって人類は、「性でのオーガズムと同期でのトランス状態」で一体化充足を高め、ひたすら“同類との”波動の受信・増幅を常に行ったことで、生きる源であった一体充足回路を強化していったのです。

List    投稿者 oku-ken | 2022-07-22 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 

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