2019-07-25

注意力は呼吸法で高められる ― 認知心理学の手法で実証 ―

千葉大学の研究チームによる人の呼吸法と注意力の関係についての研究成果が発表されました。
これまで経験的に言われてきた息を吐くことの重要性が、認知心理学の観点からも正しいことが確認されたそうです。

千葉大学ニュースリリースより、以下に引用紹介します。

注意力は呼吸法で高められる ― 認知心理学の手法で実証 ―

千葉大学大学院人文科学研究院 一川誠 教授が率いる認知心理学の研究チームは、物体の動きの変化に対する人の呼吸が与える影響を調べ、動きの変化に早く反応できるのは息を吐いている時であることを初めて科学的に実証しました。これにより、武道などの指導でこれまで経験的に言われてきた息を吐くことの重要性が、認知心理学の観点からも正しいことが確認されました。今回の研究成果は、日本視覚学会の学術誌『Vision(ヴィジョン)』31号で発表されました。

●研究の背景

スポーツ科学において、呼吸法とパフォーマンスの関係は、研究者たちの注目を集めてきました。例えば、高い筋力を必要とするウェイトリフティングの場合、息を吐き切る瞬間にバーベルを持ち上げることが有効とされてきました。また、剣道の指導などでは、「吐くは実の息、吸うは嘘の息」と表現され、息を吸っている時には隙ができやすいことが経験的に共有されてきました。しかし、筋力のような身体能力ではなく、認知能力が関わる「注意力」に対して、呼吸法が果たす役割を調べた研究はこれまでほとんどありませんでした。

画像2

●研究手法

人の認知機能の解明を目指す認知心理学の分野では、視覚を介した注意には2種類あると言われています。バレーボールを例にとると、選手が予想外のフェイントによって思わず惹きつけられる注意(外発的注意)と、相手が打った球に自分で狙いを定める注意(内発的注意)があります。一川教授のチームは、これらの2種類の注意について呼吸の仕方が及ぼす影響を調べました。

実験では、16人の大学生を対象に、画面上の左右どちらかの四角の枠の中に提示される×印の位置をなるべく速く答えてもらう課題を用いました。
課題には、瞬間的に枠の明るさが変化する手がかりで強制的に注意を惹きつける外発的注意条件と、矢印による手がかりで意識的に注意を向けさせる内発的注意条件を設けました。また、これらの手がかりがターゲットに対して間違っている場合と正しい場合の2条件を設けました。呼吸については、呼吸の仕方(吸う時・吐く時)× タイミング(呼吸中・呼吸後)の4条件を設けました。

●研究の成果

実験の結果、矢印による手がかりで意識的に注意を向ける内発的注意条件では、手がかりが正しい場合の反応は、手がかりと×印の時間差が400ms の時、呼吸中か呼吸後かに関わらず、息を吐く時で反応がより早まり(①)、手がかりが間違っている場合の反応の遅れは、呼吸後のタイミングで、息を吸う時に大きくなることがわかりました(②)。一方で、明るさの変化による手がかりで強制的に注意が引きつける外発的注意条件では、手がかりが間違っている場合の反応の遅れが、呼吸中か呼吸後かに関わらず、吸う息より吐く息で大きくなることがわかりました(③)。

画像1

これにより、外発的注意と内発的注意では、反応を早める呼吸の仕方が異なるものの、自発的に相手の動きに注意を向ける場合には、息を吐いている時に反応がより早くなる傾向が認められました。剣道などの武道の指導では、「長呼気丹田呼吸法」という、下腹に意識を集中させ、吸う息を短く、吐く息を長くする呼吸法の重要性が強調されます。武道では、相手の動きに意識的に注意を向けることが求められる場面が多いため、こうした呼吸法は理にかなっていると考えられます。

●研究者のコメント

今回の実験の実施とデータ分析を担当した小池俊徳氏(2016年千葉大学文学部行動科学科卒)は、「認知心理学的なアプローチがスポーツパフォーマンスに貢献できる可能性を感じております。 本研究から派生する研究が駆け引きのあるすべてのスポーツに良い影響をもたらすことを願っています」と話しています。また、一川教授は、「呼吸の仕方が注意という一つの認知機能に影響を及ぼすことを見出したのは世界でも初めてのことです。今後は呼吸によって人間の認知的な能力をどこまで上げられるのか解明したいと考えています」と述べています。

(以上引用)

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List    投稿者 seibutusi | 2019-07-25 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2019-07-25

オオマサガス~佐野博士による見解 常温核融合(物質の統合過程)が発生している

数年前、近い将来エネルギー革命の一つとして、オオマサガス(http://www.ohmasa-gas.org/大田区にある日本テクノ株:ブラウンガスと同一)可能性を調べていたが、発生装置を購入した人の話を聞くと「電気代が高く、採算に合わないので使用してない。装置を譲っても良いですよ」との事で追求を中断しました。

そのオオマサガスについて佐野千遥博士の見解が有りましたので概要を紹介すると同時に新たな可能性(常温核融合:S 極磁気単極子により、エーテルから原子核、物質そして生物まで創出される。)を今後追求します。

【新エネルギーとしての概要と評価】

・オオマサガスは水を振動攪拌で電気分解を行い、水素と酸素の混合気体をつくる。

・一部にフリーエネルギーと言われていたが、燃焼させた場合は、(燃焼エネルギー)÷(電気分解に必要としたエネルギー)≒0.5 と効率が悪い。

・メリットは、空気中の酸素と 爆発的に化合する危険な水素を使用する燃料電池よりも安全で、排気ガスは水蒸気であるため環境汚染が無い、という点にある。

【オオマサガス製法の常温核融合に対するスミルノフ物理学での説明】

使用されている高周波振動モーターのモーター部は螺旋型の電磁コイルだが、ここに電流を流した場合、外側の空間は正の透磁率、内側の空間は負の透磁率の空間となる。つまり、振動攪拌によって負の透磁率である負の世界が出現する。

振動攪拌によって発生した負の世界の S 極磁気単極子が作用し、負の透磁率の水が触媒となって、より多くの陽子や中性子が結合して大きな原子核が形成される。すなわち、常温核融合である。

この際に供給される陽子や中性子は、真空エーテル由来である。原子核内は負の誘電率で極低温ではあるが、メビウスの帯構造故に、透磁率的には全面的に負とはならず、正の透磁率と負の透磁率とが混合している。その結果、N-S-N の磁気単極子結合体として陽子が、S-N-Sの磁気単極子の結合体として中性子が真空エーテルから形成され、供給される。

よって、“電解時にナノ・マイクロバブルが生成して破裂する際に発する強力なエネルギー”が原因ではない。ちなみに、バブルが破裂する際に発生するエネルギーは衝撃波や超音波であり、決して“フリーエネルギー”やそれに関わる類のものではない。

例えば、特開2009-28667に依れば、振動板を100Hz以上の周波数(135Hz)で振動させる攪拌機によって超純水を常温で 200時間連続攪拌すると、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛などの元素が増える。(分析値は、平成18年12月20に当時東京工業大学原子炉工学研究所所長だった有富正憲氏が、東京工業大学のICP質量分析計を使用して測定した結果。)

特開2009-28667の実験結果(ppb)

Mg Al e Cu Zn Na Ca K
1回目 振動攪拌前 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.11 0.12 0.00
振動攪拌後 583.47 6.30 0.36 6.74 133.44 3.53 12.17 1.84
2回目 振動攪拌前 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.14 0.00 0.02
振動攪拌後 621.29 7.48 0.97 7.33 147.35 4.36 8.85 1.94

 

また、特開2015-55527に依れば、160Hzにてセシウム137、セシウム134を含む放射能汚染水を電気分解すると無害化され、カルシウム水を電気分解すると鉄、銅、コバルト、ニッケル等が生成する、という現象が発生する。(以上の詳細な実験条件については、各特許を参照のこと。)

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List    投稿者 seibutusi | 2019-07-25 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2019-07-19

生命の起源と原理~最新の統合物理学と古代人類の宇宙観

前回の実現塾で、「生命の起源と原理」を扱った。

《生命現象は逆拡散の統合過程》:生命は統合過程である為、常に拡散していくことを前提にしている科学理論で説明できない。そこを解明する手がかりは佐野博士の単極磁石理論などの、統合を促す電磁波の構造を扱ったもの(スミルノフ物理学)だけ。・・・・・

その中で、「太古人類が宇宙の構造を陰陽説(S極N極磁気単極子;陰と陽の二気が調和して初めて自然の秩序が保たれる)・輪廻転生(逆拡散と統合:死んで無に還った霊魂が何度も生まれ変わってくること)そして螺旋構造(DNA~星雲:螺旋構造の縄文土器等)と想定していた事は、まさに、最新の統合された物理学(スミルノフ物理学)で論証された内容であり、驚きを禁じ得ない」との話がでた。

同様な思いを持ったブログ記事「日本のルーツ研究と弥栄へのシフト http://iyasaka369.blog.fc2.com/blog-entry-30.html」が有りましたので一部分を紹介します。

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【スミルノフ物理学とDNAとヨーガ、北斗七星、祈り、死 】

DNAの非常に近接した右巻き二重螺旋構造はトロイダル・コイル=テスラ・コイル構造(コイルの導線自体が更に細かいコイルになっている)で、内部は互いの電磁誘導によりゼロ磁場となって電気抵抗がほぼゼロ(=常温トポロジカル超伝導回路)となり、発熱することなく、巨大な電流が流れる。 その電流エネルギーは、エーテルエネルギーを取り込んで得たエネルギーであり、故に、生命体は自己の周囲に常温プラズマ=オーラを発する。

むしろ、この構造があるため、宇宙空間に充満するエーテルエネルギーを取り込める。   電流は N 極系であるから、負の質量、負のエネルギーである S 極系エーテルエネルギー(磁気単極子)を強力に集めることとなる。それにより、負のエネルギーが生命体体内の隅々まで送り出されるが、負のエネルギーは反エントロピーの源泉故に、生命体は必然的に進化する。

すなわち DNA は、宇宙全体を貫いて起源意識に繋がる S 極系エーテルエネルギー(磁気単極子)=生命エネルギーを人体に取り入れ進化させる作用をしており、従って、人体は大宇宙に対する小宇宙と言える。人体が大宇宙に対する小宇宙であることは、チャクラの位置が北斗七星を形成することでも表されている。北斗七星は天帝=北極星の御車であり、諏訪の北斗神社では天御中主神 を祀るので、北斗七星は天御中主神=起源意識のシンボルである。

チャクラと言えばヨーガだが、ヨーガに於いて、大宇宙の絶対的エネルギーであるプラーナが人体に降りて7つのチャクラが活性化すると、3回転半のとぐろを巻く神蛇で象徴されるクンダリーニが覚醒し、大宇宙と一体化するために、脊椎を上昇して頭頂のサハスラーラに至るとされる。

負のエネルギーの左巻きS 極系エーテル繊維が、1ヶ所にとぐろを巻いて固まった、負の質量を有するのが S極磁気単極子であることからすれば、クンダリーニの活性化とは、体内に眠り、起源意識と繋がることができる S 極磁気単極子=生命エネルギーを S 極系エー テルエネルギーを取り入れて活性化する、ということに他ならない。

そして、これが祈りに繋がる。すなわち、人の意識の本質は S 極磁気単極子であり、宇宙全体を貫く S 極系エーテルエネルギーを通じて、祈りの波動が起源意識と共鳴する。先にも述べたように、宇宙はメビウスの帯構造であり、そこには波動的性質があるためである。

また、死に関して言うならば、死とは物質としての肉体から生命エネルギーの本質であるS極磁気単極子が抜け出し、起源意識のもとに戻る(一体化する)ことに他ならない。(従って、脳死となっても、生命エネルギーが抜け出していなければ生きているということであり、蘇る可能性が残されている。)

起源意識のもとに戻ることにより、生前の経験や記憶が起源意識にフィードバックされ、起源意識が進化する。しかし、死ぬと天国と地獄に分けられるとか、墓に入ってどうこう、などと生前に教えこまれる=洗脳されることにより、意識としてのエネルギー体が束縛されて(酷い場合は浮遊霊や地縛霊となり)、起源意識のもとに戻ることができなくなってしまうのである。これを戻すための手段として、特定の宗教に於ける祈り=供養が用いられる。この行為は、俗に「光の世界に送る」などとも言われている。

生命体とは、起源意識というエネルギー体では経験できない“感覚”というものを通じて感じ、様々なことを認識・経験し、自らが何なのかを知り、進化するために創られた創造物であり、すなわち、起源意識の分身であり、物質宇宙はその生命体の活動の場(器)として創造されたのである。

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List    投稿者 seibutusi | 2019-07-19 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2019-07-02

核実験・原発事故による放射能汚染の現状

西欧科学の産物の一つ。核兵器・原子力発電。最近マスコミではあまり報じられませんが、核実験・原発事故による放射能汚染の現状はどうなっているのか。

1.太平洋核実験の汚染物質の現状(2019年)

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                     画像はこちら より。

まずは、太平洋核実験の汚染物質の現状。

・世界的には、1945年に初めての核実験が行われて以降、冷戦期にはアメリカ合衆国・ソビエト連邦を中心に約2,000回の核実験が行われている。
・太平洋核実験場はアメリカ合衆国が使用していた核実験場。マーシャル諸島にあり、1946年から1962年にかけて100回を超える大気圏内核実験が行われた。
以上、(Wikipedia

冷戦期にマーシャル諸島のエニウェトク環礁に建設された核実験の遺物(コンクリートのドーム)から汚染物漏出の恐れがある。その他、世界各地の実験場の汚染物質はどうなっているのか。予断を許さぬ状況です。
以下、「AFP BB NEWS」より。
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太平洋の「核のひつぎ」から汚染物漏出の恐れ、国連総長が懸念
【5月16日 AFP】
国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は16日、核実験で生じた汚染物を投棄するため20世紀に建設されたコンクリートのドームから、放射性物質が太平洋へ漏出することへの懸念を表明した。

太平洋の島国フィジーを訪れ、学生らを前に演説したグテレス氏は、マーシャル諸島のエニウェトク(Enewetak)環礁に建設されたこのドームについて、冷戦(Cold War)期の太平洋における核実験の遺物であり、「一種のひつぎ」だと表現した。

さらにグテレス氏は、マーシャル諸島のヒルダ・ハイネ(Hilda Heine)大統領と同様に、このドームに封じ込められている放射性物質の漏出の恐れを非常に懸念していると述べた。

同環礁の一部を成すルニット(Runit)島に1970年代後半に建設されたドームは、核実験で生じた放射性汚染物質の投棄場となっている。

放射性物質を含んだ土や灰が、クレーターに運び込まれ、厚さ45センチのコンクリート板で覆われている。

当時は一時投棄との位置付けで、クレーター底面には何らの加工もされていないことから、汚染物の海洋流出の危険性が指摘されている。

何十年も経過したドームには複数のひびが入っており、サイクロンが直撃した場合には崩壊しかねないと危惧する声もある。

グテレス氏はドームへの対応策には直接言及しなかったものの、太平洋の核の歴史は過去のものではないという見方を示した。(c)AFP
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2.福島原発事故、その後の汚染状況(2019年)

次に、日本国内。福島原発事故から8年。地域住民と東京新聞による山菜の放射能汚染についての報告です。今だ深刻な汚染状況です。

以下、「東京新聞(原発のない国へ) 」より。
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福島・飯舘村 山菜のセシウム汚染は今(2019年)
2019年06月05日

東京電力福島第一原発事故で高濃度に汚染された福島県飯舘村。昨年に続き、住民の伊藤延由(のぶよし)さん(75)と、山菜に含まれる放射性セシウム濃度を調べた。前回報じた楢葉町と比べ、土の汚染度は格段に高い。山菜の濃度も格段に高かった。

飯舘村での定点観測は2回目。昨年に比べると、濃度が下がってきているようにも見えるが、6種の山菜のうち食品基準(1キログラム当たり100ベクレル)を大きく下回ったのはタラの芽とシドキだけ。コシアブラやコゴミなど4種は5分間ゆでても基準値を大きく超えたままだった。

後日、同じエリアで採取したワラビが簡易検査で542ベクレルと倍以上の値だったと伊藤さんから連絡を受けた。原因を探ると、測定した部位が微妙に異なる可能性が浮かんだ。本紙では根元付近から採取して全体を測定しているが、伊藤さんは柔らかい中間部から上を採っていた。部位別に濃度を調べると、穂先と根元では濃度に3倍近い開きがあった。(山川剛史)
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List    投稿者 seibutusi | 2019-07-02 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2019-06-20

生物の脳細胞の進化の方向性 

 
人間が未知の探求に収束する理由は「脳細胞の戦略」
によるものであると考えられる。
【脳細胞の戦略:脳内の神経細胞は新たな世界にチャレンジする集団細胞であり、過剰に作られ、新たな回路を見つけた神経細胞は生き残れるが見つけられない神経細胞は死んでいく。】
大隅典子エッセイ集 https://norikoosum.exblog.jp/より
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第二話:脳の発生
【どのようにして脳の細胞たちは生まれてくるのか。】

☆始まりは“神経管”
 ヒトの始まりは卵子と精子が受精してできる1個の受精卵である。このたった1個の細胞が何度も何度も分裂して、約1週間後、数百の細胞からなる“胚(はい)”として子宮の壁に着床する。この胚は将来の身体を作る部分と、胎盤や胎児を包む膜になる部分に分かれる。身体を作る部分は、まず2層の細胞層となり、外側の「外胚葉(がいはいよう)」と内側の「内胚葉」に分かれる。外胚葉の一部の細胞は内胚葉との間に入り込んで「中胚葉」となる。大雑把(ざっぱ)に言って、外胚葉からはこのあとお話しする神経系と皮膚が作られ、中胚葉からは骨・筋肉・血液などが、内胚葉からは消化器や肺などが生みだされる。
 受精後、約3週間までの間に、外胚葉の中心部が盛り上がって「神経管」という管が作られる。これが私たちの脳や脊髄(せきずい)、すなわち中枢神経系の基となる原基である。神経管の前方部は膨らんで脳になり、後方部が脊髄となる。身体全体が大きくなるとともに、神経管も長く、大きくなっていく。第5週までに前方部はさらに区画化されて前脳・中脳・後脳となり、第7週までには前脳はさらに将来の大脳皮質・大脳基底核注1)・海馬(かいば)注2)などを生みだす終脳と、視床や視床下部を生みだす間脳に分かれる(図)。第8週の時点で脳の基本的な枠組みは出来上がっているが、大脳皮質にはまだ皺(しわ)もなく、さらに膨大な数の細胞が産み出されていく。脳の多くの領域の神経細胞の産生は出生前までに終了する(ただし、海馬などでは一生涯、神経細胞が作られる。このお話はシリーズ後半で……)。その後、1月号で紹介したアストロサイトやオリゴデンドロサイトなどのグリア細胞が産生されるようになる。

☆神経細胞の移動
 生まれた神経細胞たちの多くはその場所にとどまらず、遠方まで移動する。大脳皮質を例に取れば、神経幹細胞は内側(脳室側)に存在しているが、産生された神経細胞は脳の表面側に向かって移動する。その際に、大脳皮質では後から生まれた神経細胞が、先に生まれた神経細胞を追い越して、さらに脳の表面側に配置されることが知られている。ちょうど、建築物が順々に積み上がっていくように、同じ誕生日の神経細胞たちがそろって移動して大脳皮質の層が形成されるのだ。
 さらに遠い距離を移動する神経細胞もいる。今述べた大脳皮質の神経細胞はグルタミン酸という神経伝達物質を使う種類の細胞たち(興奮性神経細胞)なのだが、GABAという別の種類の神経伝達物質を使う細胞群(抑制性神経細胞)は、実は大脳基底核の領域である脳の腹側(下側)で作られ、そこから背側(上側)に向かって移動する。最終的に大脳皮質で働く神経細胞であれば、最初から抑制性の細胞も大脳皮質で作ればよさそうなものだが、細胞の種類ごとに、それを作るために働く分子が異なるために、このように作る段階では分けておいて、後から必要なところに配置する、という戦略が採られている。

☆神経回路の形成
 では、どのようにして神経細胞から神経回路がつくられるのだろうか? 脳の中でつくられた神経細胞は、「軸索」という突起を伸ばして、結合すべき相手方を探す。軸索の最先端部は手のひらのような形をしており(成長円錐(すい)と呼ばれる)、どちらに進むべきかのセンサーとして働く。「こっちの水は甘いぞ」「こっちの水は苦いぞ」と軸索を誘導する物質を感知し、苦い方を避けつつ、甘い方に向かって軸索が伸びていくのだ。この誘引・反発物質は神経細胞の移動にもかかわる。また、ところどころに標識を持って立ってくれているようなガイド役の細胞もいる。「ここで背中側に曲がって下さい」などの指示を出すのである。神経細胞は集団として行動するので、パイオニアの神経細胞が正しく軸索を伸ばした後に後発隊が続いていくのが常である。
 神経細胞が相手方を見つけると、成長円錐は形を変えて「シナプス」となる。このプロセスにおいては、相手方とくっつくための“糊(のり)”として働くような物質が何種類もあり、それぞれ重要な役割を果たす。

☆神経細胞の生存競争
 神経細胞は必要以上に産生されることが分かっている。その中で、正しく神経結合できたものは生き残れるが、そうでない神経細胞は死んでいく。これは、神経結合した相手方から「栄養因子」を受け取ることができるからである。あらかじめ無駄となる細胞も作っておくという点でエコではない戦略だが、その方が正しい神経回路を確実につくることが可能となる。

 以上、脳の発生がダイナミックなプロセスであり、工業製品のように最適化されたデザインに基づいた作られ方とは異なることを示した。
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List    投稿者 seibutusi | 2019-06-20 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2019-06-02

川や海洋だけではない!大気中を移動するマイクロプラスチック

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                    画像はこちらよりお借りしました。

西欧科学の産物の一つ、プラスチック。
マイクロプラスチックの拡散状況について、最近の報告を2つ紹介します。

1.世界の6つの海溝に生息する生き物からマイクロプラスチックを検出
世界の6つの海溝(日本海溝、伊豆・小笠原海溝、マリアナ海溝、ケルマデック海溝、ニューヘブリデス海溝、ペルー・チリ海溝)に住む深海の端脚類(小さなエビに似た甲殻類)から、プラスチックの合成繊維が見つかった。
2.そよ風で移動するマイクロプラスチック 
マイクロプラスチックは少なくとも100キロメートル離れたところから辺境の山地まで大気中を移動するという。マイクロプラスチックの拡散経路は川や海洋だけではないようです。

1.世界の6つの海溝に生息する生き物からマイクロプラスチックを検出
以下「プラスチックの海」より引用。

6つの海溝に住む深海の端脚類(小さなエビに似た甲殻類)から、プラスチックの合成繊維が見つかったことがニューカッスル大学(英)の最新の調査でわかりました(Jamieson et al. 2019)。
さらに、地球上で最も深いマリアナ海溝では、調査した全ての生物から合成繊維が検出されました。

・どんな調査?
同大学の研究チームは、過去10年間で集めた水深6,000 ~ 11,000mに生息する多数の端脚類のサンプルを所持しており、その中からプラスチックが検出されるか調査を開始しました。
サンプルを採取した場所は日本海溝、伊豆・小笠原海溝、マリアナ海溝、ケルマデック海溝、ニューヘブリデス海溝、ペルー・チリ海溝(4つの深度)の合計9ヶ所。
太平洋内の広い範囲を網羅しており、地球の最深部である水深約7,000~10,890mのチャレンジャー海淵(マリアナ海溝の一部)も含まれています。

・調査の結果
解剖を行なった90匹の端脚類のうち、65匹(72%)からマイクロプラスチック122個が検出されました。
海溝別に見ると、最も少なかったのはニューヘブリディーズ海溝で50%、最も多かったのはマリアナ海溝で100%という驚くべき結果に。深い場所で採取された個体ほど多くのマイクロプラスチックを摂取していました。
さらにマイクロプラスチックを分析したところ、そのほとんどが合成繊維でした。
マイクロプラスチックが検出された端脚類の84%が合成繊維を食べており、そういった個体はどの海溝でも見られました。

・プラスチックは海のあらゆる場所に存在する
繊維1つ1つは軽いですが、バクテリアが付着し始めると重さが増し、最終的に海底に沈んでいきます。
海に流れたプラスチックは最終的に海溝に堆積し、それ以上どこかに行くことはありません。
今回調査された6つの海溝は地理的に大きく離れています。
それにも関わらず、全ての海溝の個体からマイクロプラスチックが見られたことを受けて、論文著者のJamieson氏は、「プラスチックはありとあらゆるところに存在すると断言できる。これ以上プラスチックを探す必要はなく、それが生物に及ぼす影響について研究を進めるべき」と述べます。

・生物への影響は?
プラスチック汚染は非常に深い海で広範囲に及んでいます。
しかし、実験室で深海の圧力を再現することは困難です。
海の底に生息する生物がプラスチックを摂取するとどうなるのか、その影響を知ることはほぼ不可能であるとJamieson氏は警告します。
プラスチック粒子はほとんどの生物にとっては非常に小さなもので、そのまま体の中を通り抜けて行くかもしれません。
しかし、今回の端脚類や動物プランクトンといった小さな生物ではどうでしょうか。
体内への影響度が変わってくるのは誰の目にも明らかです(PHYS.ORG Feb 2019)。
(引用終わり)

2.そよ風で移動するマイクロプラスチック
以下「natureasia.com」より引用。

マイクロプラスチックは大気中を移動し、元の放出源から遠く離れた地域にまで到達し得ることを報告する論文が、今週掲載される。

マイクロプラスチックは非常に小さなプラスチックごみの欠片で、川や海洋、「手つかずの」極域でも見つかっている。これまでの研究では、マイクロプラスチックは川に沿って長い距離を移動して海洋に到達し、その途中で水生生態系に影響を及ぼしていることが示唆されてきた。しかし、マイクロプラスチックによる汚染が大気中を移動できるかについては、情報がなかった。

Deonie Allenたちは今回、フランス・ピレネー地域の人里離れた山間地の集水域を5か月にわたり調査した。5回の試料収集期間に大気中の乾燥した堆積物と湿った堆積物を収集したところ、プラスチック片、フィルム、繊維片などの大量のマイクロプラスチックが見つかった。Allenたちは、マイクロプラスチックの1日の堆積速度は1平方メートル当たり365個と測定している。

またAllenたちは、大気シミュレーションを用いて、マイクロプラスチックが少なくとも100キロメートル離れたところから大気中を輸送されたことを示した。
この研究から、大気輸送は、マイクロプラスチックが汚染されていない地域に到達して影響を及ぼす上で重要な輸送路となっていることが示唆される。
(引用終わり)
関連記事:「辺境の山地にもマイクロプラスチック、大気中を浮遊」(AFP

 

 

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List    投稿者 seibutusi | 2019-06-02 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2019-05-31

脳回路の仕組み16 西欧科学は狂っている

ひたすら作るだけで、その後のことは全く考えていない西欧科学。

〇西欧科学の狂気-01

 

(岡田淳三郎)

 

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List    投稿者 seibutusi | 2019-05-31 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2019-04-25

「病は気から」の脳科学

「病は気から」という説について、脳科学とその他の学術分野から検討している記事を紹介します。

以下、「脳科学メディア」より。

「病は気から」の脳科学

「病は気から」という言葉は、多くの人が一度は耳にしたことがある言葉である。とはいえ、その真偽については半信半疑という人も多いかもしれない。「ストレスは身体によくない」という漠然としたイメージは湧いても、ストレスや心理状態、気持ちが具体的にどのように身体に悪影響を与えるのかは詳細に知られているわけではない。そこで以下では、「病は気から」という説について脳科学とその他の学術分野からみていく。

1.「病は気から」と「精神神経免疫学」

「病は気から」という説と密接に関連するのが、「精神神経免疫学」という学術分野である。
生体(生物の身体)は、環境の変化に適切に対応するべく“生体防御系”という機能を有している。例えば、外部環境の変化によって内部環境(体内)に悪影響が及ばないよう、内部環境を一定に保つ“恒常性(ホメオスタシス)”という機能がある。その中心となるのが、神経系、内分泌系、免疫系である。神経系は身体の内外の情報を伝達する役割を果たし、内分泌系は神経系から情報を受け取って各種の臓器に対してホルモンを分泌する。免疫系は、外部からの悪しき侵入者を駆逐するために機能する。
神経系、内分泌系、免疫系はそれぞれ独立して機能しているのではなく、相互に密接かつ合理的に調節しあっていることが研究によって明らかにされている。これらのネットワークを介して、ヒトの心と身体は結びついている。

ヒトがストレスを受けたとき、脳から抹消(各器官・部位)へ向けて、主に二系統の変化、すなわち神経系の反応と内分泌系の反応が免疫系に影響を与えることが分かっている。この際に特に重要な役割を果たすのが、副腎(ふくじん)である。副腎の髄質部分は神経系の刺激を受けてアドレナリンやノルアドレナリンを分泌し、皮質部分は内分泌系の刺激を受けてグルココルチコイドを分泌する。

これらの分泌は、身体的なストレスによってのみならず、精神的なストレスによっても生じる。ストレスが過度で慢性的であれば、分泌が長期間かつ過剰に起こる。分泌される物質の多くは、免疫細胞の活性に抑制的な作用を持つことが知られている。すなわち、過度なストレスによって免疫が低下し、身体の各器官や部位に悪影響を与えることになる。

近年では、精神神経免疫学の領域だけでなく心身医学の領域全般でもストレスの影響について研究されている。また、“サイコオンコロジー”の分野では、がんを対象とした精神免疫学の研究が盛んである。サイコオンコロジーとは、心理学(psychology)と腫瘍学(oncology)を合わせた造語である。主な目的は、がんが心に与える影響と、心や行動ががんに与える影響を調べ、Quality-of-life(生活の質)の向上や、がん罹患の減少、生存期間の延長を図ることにある。

このように、近年では心理的な要因が身体に一定の影響を与えることが医学の分野での常識となっている。「病は気から」という考えは、今や科学的に裏付けられている作用である。

2.遺伝子と病気

病気を引き起こす要因は、ふたつに大別することができる。ひとつは先天的要因(内的要因)で、もうひとつは後天的要因(外的要因)である。先天的要因(内的要因)は生まれながらに有する要因(例:遺伝子の異常など)であり、後天的要因(外的要因)は生活する中で影響を受ける要因(例:細菌やウイルス、身体的・精神的ストレスなど)である。

意外と知られていない事実として、遺伝子の異常などの先天的要因は、ヒトが患う病気の原因の2%程度という研究報告がある。すなわち、ヒトが患う病気の原因の98%程度は後天的な要因である。精神的なストレスは、そのひとつである。

がんなどの大病は遺伝による影響が大きいと考えられがちだが、それでも遺伝子が直接的な原因になっているのはわずか5%程度であり、日常における食生活や運動量、睡眠時間、ストレスの量などが原因となることが多い。例えば、前立腺がんの患者たちが90日間にわたって食事と生活様式を変えただけで、腫瘍(がん細胞)の形成に不可欠な生物学的過程を阻害する遺伝子が活性になった(すなわち、がんの発生を抑えた)という研究結果がある。

生命は、一般的に考えられているほど遺伝子に支配されているわけではない。遺伝子にはさまざまな情報が組み込まれており、そのいずれかが発現することで細胞を生み出しヒトの身体をつくりあげる。しかし、遺伝子はどの情報を発現させるかを自ら決められるわけではない。すなわち、遺伝子は“自己創発”ができない。環境の中の何かが引き金にならなければ、遺伝子は発現(活性化)しない。

遺伝子は細胞を生み出すが、細胞の状態は細胞をとりまく環境によって制御されており、遺伝子はほんのわずかしか関わっていない。つまり、環境こそが細胞の在り方を決定する。この環境のひとつが、ストレスである。この分野については、「シグナル伝達学」という最新の学術分野で研究が進んでいる。

3.シグナル伝達学と細胞

シグナル伝達学では、細胞が環境からのシグナル(情報)にどのように反応するかについて研究されている。環境からのシグナルが細胞内の化学反応を引き起こし、遺伝子の発現パターンを変化させる。それにより、細胞がどのように分化されるかが制御され、細胞が生き残れるかどうかが決定する。生物の活動や生存する上での方向性は、環境に直接的に関係する。

ヒトの身体では、毎日のように何十億という細胞が寿命を迎えて亡くなっていく。これは細胞にあらかじめプログラムされているものであり、アポトーシスと呼ばれる現象である。例えば、腸の細胞は72時間ですべてが新しいものに入れ替わる。(若い女性とっては、“肌のターンオーバー”といったほうが伝わりやすいかもしれない。)

細胞は、常に『成長・増殖』か『防衛』のいずれかの反応をとる。そして、その両方を同時とることができないという特徴を持つ。細胞の成長・増殖には、エネルギー源となる栄養素のやりとりが不可欠である。細胞が成長・増殖の状態にあるときは生体システムが環境に対して開かれた状態となる。つまり、細胞は自由に食物を取り入れ、排出物を出す状態となる。

これに対して、身体がストレスを感じると細胞は防衛状態となる。防衛状態になると、細胞は感知された脅威に対して防御壁をつくる。防御壁がつくられている間は、細胞は外部から栄養素を受け取ることができなくなる。細胞は存続のために常に栄養素が必要であるため、外部から栄養素を受けるとことができない期間が長く続くと、その存在を維持できなくなる。ストレスを感じると身体に悪影響を及ぼすのは、ストレスを感じている間は細胞が防衛状態に入り、成長・増殖できないためである。すなわち、栄養を摂取してエネルギーを生み出すことができず、細胞は新生されない。

これが、ストレスによって身体に悪影響が及ぶメカニズムである。すなわち、「病は気から」たるゆえんである。

以上、「脳科学メディア」より。

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List    投稿者 seibutusi | 2019-04-25 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2019-03-23

脳回路の仕組み15 思考ベクトルが逆転している架空観念

・約5500年前、乾燥→飢餓を契機として掠奪闘争が始まり、それを武力で統合した国家が形成された。その結果、全ての物材は支配階級の占有物となり、私権(財産や地位)を獲得しなければ生きてゆけなくなる。こうして、社会は否も応もない私権の強制圧力によって埋め尽くされ、誰もが私権の獲得に収束する私権社会が成立した。

・この私権の強制圧力は、人々を戦争や貧困や支配・抑圧のドン底に突き落とす。しかし、万人が私権の獲得に収束している以上、その現実を変えることは不可能である。かくして、全生物史を通じて一貫して現実を対象化してきた思考ベクトルが、実現不可能視をテコとして反転し、反現実・非現実の方向に向かう。こうして生み出されたのがユダヤ教・キリスト教の唯一絶対神であり、その思考ベクトルを踏襲して形成されたのが自由・平等・民主・権利etc.の近代観念である。

これら、古代宗教と近代観念は思考ベクトルが逆転して非現実の世界に構築された、架空観念である。事実、神も、自由も、権利も、現実にはどこにも存在しない頭の中だけの(外圧を否定or捨象した)価値観念にすぎない。従って、「天国」も、「平等社会」も、実現された例がない。それも当然で、現実に背を向けた、非現実の架空観念が、実現する訳などないからである。

今、人類は、思考ベクトルの逆転した(=狂った)架空観念に支配されて思考停止状態に陥り、滅亡の危機に瀕している。(この人類滅亡の直接の下手人こそ、学者と教師とマスコミに他ならない。)

この危機を突破する道はただ一つ、架空観念を焼却し、潜在思念発で現実を対象化すること。そして、とことん事実を追求して『事実の体系』を構築してゆくこと。それ以外には、ない。

 

・大脳連合野は、全ゆる認識をそこへ先端収束させる。そして、本来そこで生み出されるのは具体現象から抽出された構造認識である。しかし、社会が苦に満ちており、かつ脱出口が閉ざされている場合、人々の意識は反現実に反転して架空観念に先端収束する。これは、大脳連合野が孕む弱点と言えるかも知れない。

・とりわけ神や自由や権利etc.の架空観念(価値観念)に先端収束した場合は、その観念が全てとなり、具体的な現象の追求に意識が向かわなくなる。本質をズラした構造認識もどきの架空観念も同様に思考を停止させる元凶となる。例えば「金貸し支配」という本質を突いた構造認識は、様々な社会現象の追求を促す。だが、本質を外した「資本の論理」という架空観念は、全ての現象をその抽象概念に当てはめて(例えば「全て資本家・経営者が悪い」と)「分かった」つもりにさせ、思考を停止させる。

 

(岡田淳三郎)

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List    投稿者 seibutusi | 2019-03-23 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2019-03-22

脳回路の仕組み14 意欲と追求力を上げるには?

・脳は外圧に対応するためにある。行動するためにある(元々は、体を動かすためにある)。従って、まずは現実の圧力の中に身を置くことが、脳を活性化させる大前提となる。

・しかし、現代人は、そもそもその大前提が成立しない空間に監禁されている。その最大の原因は、成長期の7才から22才まで16年間もの間、外圧から遮断された学校という特殊空間で過ごし、本当の外圧を知らないまま大人になってしまうこと。しかも、その間に、成績の強制圧力によって潜在思念が封鎖されてしまい、脳が与えられた答のある問題を覚えたり、理解するだけの暗記脳・文字脳・公式脳に固められて終うこと。

・更に、(これも成績圧力の結果だが)、己の成績が第一となり、点数に直結しないことは「何?何で?」の追求であれ、社会や自然界の出来事であれ、何であれ「自分には関係ない」と捨象してしまうこと。「関係ない」と外識を捨象してしまえば脳は全く作動せず、思考停止状態に陥る。作動しているのは、点を取るための暗記脳だけ。それも、学校を出ると必要なくなるので、完全な思考停止状態となる。それが、現代の大人たちである。脳回路の仕組み14-01脳回路の仕組み14-02

学校や塾の教師が生徒を潰す-01

・こうして見ると、人々から意欲も追求心も奪い去り、思考停止に陥らせている元凶が、外圧から遮断された学校という異常空間とそこでの成績圧力にあることは明らかである。

・では、どうするか?①まずは、試験勉強で封鎖された潜在思念を解除すること。高速音読で潜在思念を解除し、5分間勉強法でスピード力を鍛え、学び合いで発信力を鍛える。

②最強勉強法で時間余力を生み出せたら、追求力を磨くこと。⇒教科書を疑え。そこに書いてある事は本当なのか?何で、そうなるのか?追求し続ければ、自ずと自分のやるべき事=使命が見えてくる。

③最善の道は一刻も早く実社会に出ること。中卒から働き始めると、同期が院卒で働き始めるまでに、9年間の差がある。その時、中卒は既に1人前。その後も院卒は永久に中卒に勝てない。

脳回路の仕組み15ブログ-01

・要は、成績第一→暗記脳によって封鎖された潜在思念を解放すること。赤ん坊の好奇心を取り戻すこと。そして、社会や自然界の出来事から目を外らさないで、「何?何で?どうする?」を追求すること。

・いくつかの課題を追求していく間に、自分の成すべきこと(=使命)が見えてくる。そして、使命と追求心が生まれると、自ずと成績第一=自分第一という価値観や「関係ない」という独断から脱脚してゆく。

・その際、封鎖された潜在思念を解除するために最も有効な手法が高速音読法である。

・また、脳をサボらせずに失われた闘争照準力を再生するのに有効な方法が5分間勉強法。

・更に、文字ではなく仲間を対象にアウトプットして発信力を鍛えるのが学び合いである。

脳回路の仕組み14-03

・自然や社会の圧力から逃げて、象牙の塔に閉じこもり、文字だけを対象化している学者などは、はじめから追求者としての資格はない。外圧から隔離された学校で、文字だけを対象化している学生も同様である。

・原因分析のなんで?追求では不十分。それだけでは展望や見通しは出てこない。従って答えにならないし、本当の照準力も形成されない。実戦的などうする追求だけが本物の照準力を鍛え、答え≒展望を発見できる。

・ひらめきは、睡眠中や風呂に入っている時に生まれる事が多い。それはかなりの飛躍(発想の転換)が必要だからだが、日頃から追求し続けていないとひらめきは生じないし、追求し続けていれば意識的に視点を変えてひらめきを得ることも可能である。

 

 

 

(岡田淳三郎)

 

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List    投稿者 seibutusi | 2019-03-22 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments »