原猿から真猿へ9 ~新世界ザルの進化と特徴~
前回の記事では、真猿の起源とその進化の歴史について追求していきました
今回からは、真猿の祖先であるオモミス類から現存する真猿までどのように進化し、分化してきたのかを追及していきます
その中でも本記事では、新世界ザル(広鼻猿下目)の進化と特徴について見ていきます 🙄
(画像は「サルの百科 杉山 幸丸ほか著 データハウス (1996/06)」よりお借りしました)
その前に復習として、これまでの記事も併せて覗いてくださいね
【過去シリーズ記事】
原猿から真猿へ1 ~原猿って何?~
原猿から真猿へ2 ~猿の拡散と進化過程~
原猿から真猿へ3 ~真猿への進化を、現存する原猿の特徴から探る~
原猿から真猿へ4 ~原猿が陥った「本能不全」~
原猿から真猿へ5 ~共感回路の獲得~
原猿から真猿へ6 ~闘争集団の形成~
原猿から真猿へ7 ~サルの共認統合~
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セミに異変???夜に鳴く「夜ゼミ」
最近、夜寝ていて気がついたんです。セミが鳴いている…。
気がつくのが遅いかもしれませんが(汗)
蝉が夜なくなんてことは、これまでなかったはずです。なんかオカシイ。
ということで、昨年の素数ゼミに続くセミ第二弾。「夜ゼミ」
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「蚊」の主食って何だか知っていますか?
夏の対敵といえば、何を思い浮かべますか? 🙄
私は、いると気になって眠れない「蚊」です。
今回は、身近だけど意外に知らない「蚊」の実態です
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免疫って何?(番外編2)~免疫疾患に答えはあるのか?~
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「アレルギー疾患は、観念が生み出した病気である」としたら、根本的には、人類の支配共認を変えていくしかありません。しかし、清潔志向も、人工物質も一朝一夕には無くなりそうにありません。では、(少なくとも当面の間は)現代医療(検査や薬や手術)に頼り続けなければならないのでしょうか?
いえ、そうではありません。
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原猿から真猿へ8 ~真猿の進化過程~
これまで、数回にわたり「実現論:第一部前史」を参照しながら、原猿から真猿へ進化していく過程を外圧状況を押さえながら追求してきました
しかし、一口に「真猿」と言っても、世界には様々な真猿が存在していて、それぞれ固有の機能や様式を獲得しています
ハゲタカウリ(新世界ザル)
ニホンザル(旧世界ザル)
オランウータン(類人猿)
(画像は「サルの百科 杉山 幸丸ほか著 データハウス (1996/06)」よりお借りしました)
今回の記事からは、様々な真猿達がどのように進化してきたのか?を猿の進化過程を概観していきます 🙄
その前に復習として、これまでの記事も併せて覗いてくださいね
【過去シリーズ記事】
原猿から真猿へ1 ~原猿って何?~
原猿から真猿へ2 ~猿の拡散と進化過程~
原猿から真猿へ3 ~真猿への進化を、現存する原猿の特徴から探る~
原猿から真猿へ4 ~原猿が陥った「本能不全」~
原猿から真猿へ5 ~共感回路の獲得~
原猿から真猿へ6 ~闘争集団の形成~
原猿から真猿へ7 ~サルの共認統合~
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免疫って何?(番外編1)~観念が生み出した免疫疾患~
こんにちわ。arincoです。久々のエントリーです。この間、「免疫機能の進化」について仲間と追求してきましたが、前回のエントリーで一段落しました。
免疫機能の進化から見えてくる、重要な事は
生物は、新しい外圧が登場すると、その度に新たな可能性を見つけ出し、その新たな可能性⇒先端機能に収束することによって、全体を統合してきました。その際、それまでの古い機能は、その先端可能性の下に再統合されます。
という事です。
そして、現代における最先端機能は観念であり、全ての機能は観念の元に再統合されているという事が明らかになりました。
そこで、今回は番外編として、
生存圧力を克服したはずの人類は今、新種のウィルスや、免疫疾患など、新たな脅威にさらされています。これらの脅威も、観念や共認内容の問題として捉えなおす必要があるのではないでしょうか?
とあるように、観念と免疫疾患の関係について追求してみたいと思います。
今回取り上げるのはアレルギー疾患です。アレルギーと言えば、アトピー、花粉症、食物アレルギー等様々ですが、これらは1970年以前には見られない病気でした。
アレルギー疾患はなぜ増加しているのでしょうか?
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免疫って何?(12)~人類の進化は、観念進化に委ねられている~
シリーズ『免疫って何?』は、今回が最終回となります。そこで、あらためて免疫進化の歴史を踏まえつつ、生物・人類史の展望を大胆に予測してみたいと思います。
生きとし生けるものは、全て外圧(外部世界)に対する適応態として存在している。例えば本能も、その様な外圧適応態として形成され、積み重ねられてきたものである。また全ての存在は、本能をはじめ無数の構成要素を持っているが、それら全ては外部世界に適応しようとして先端可能性へと収束する、その可能性への収束によって統合されている。
(『実現論』前史・イ)
免疫機能もまた、外圧(外部世界)が大きく変化した時に、その時代の先端可能性へと収束することによって、進化してきました。マクロファージ、NK細胞、リンパ球の順に、その大きな構造を見てみましょう。
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脳に見るサル・人類の進化史 ~ヒトの活動と脳の活性 1~
脳の機能局在論はtakesyoさんにぶった斬られようとしていますが、ちょっと踏みとどまって、脳の機能分化についてもう少し詳しく押え、脳に見るサル・人類の進化史に迫ってみたいと思います。(takesyoさんは遠慮なくぶった斬っちゃってください)
脳が部位によって機能分化していることは、このシリーズを通じて理解されたことと思います。よくわからないという方は、こちらを参考にしてください。
機能局在論をぶった斬る?① ~脳の基礎勉強:パート1~
機能局在論をぶった斬る?② ~脳の基礎勉強:パート2~
機能局在論をぶった斬る?③ ~脳の基礎勉強:ラスト~
脳の機能分化は、進化に伴って諸機能を高度化するため、役割分化したことを表しています。とくに、ヒトでは脳のいちばん外側にあたる大脳新皮質が他の動物に比べ発達し機能分化ており、これはサルからヒトへの進化に伴うものと考えられます。
従って、ヒトにおける大脳新皮質の機能を明らかにし、サル段階の機能と照らし合わせることで、サルから人類への進化の過程で脳がどのように変化していったかがわかるはずです。
そこで、まずヒトの大脳新皮質の部位別機能の基礎データとして、人間が様々な活動(判断や思考、行動、感情生起)に際して、大脳皮質のどの部分が活動しているかを、紹介します。
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原猿から真猿へ7 ~サルの共認統合~
前回の記事では、共感機能を獲得した原猿がどのように集団化していったのかを追求してきました。
今回は、集団化した猿が、どのような外圧状況に置かれ、どのように集団を統合していくのか、引き続き「実現論:第一部前史」を参照しながら追求していきます。
【過去シリーズ記事】
原猿から真猿へ1 ~原猿って何?~
原猿から真猿へ2 ~猿の拡散と進化過程~
原猿から真猿へ3 ~真猿への進化を、現存する原猿の特徴から探る~
原猿から真猿へ4 ~原猿が陥った「本能不全」~
原猿から真猿へ5 ~共感回路の獲得~
原猿から真猿へ6 ~闘争集団の形成~
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免疫って何?(11)~交配分裂も殖産分化も免疫進化も、大共通項は膜タンパク質の組み換え~
前回の「免疫って何?(10)~リンパ球の起源~」では、リンパ球が何故作られたのかを記事にしました。リンパ球は脊椎動物に固有の免疫細胞ですが、有髄神経を作り出す為に生まれたシュワン細胞の登場がその背景にあります。シュワン細胞は、神経の電気伝導性を高める=跳躍伝導を実現する為に神経細胞を絶縁するための細胞です。
上記のように神経細胞の周りを脂質層でグルグル巻きにし体液との絶縁性を高め跳躍伝導を実現しています。このグルグル巻きの構造を作り出すためにシュワン細胞は反撥膜タンパク質を剥離させ、自己細胞の融合性を高めています。この反撥膜タンパク質を剥離させる剥離物質が他の体細胞の反撥膜タンパク質へも影響を及ぼし、ウィルスを惹き付けることとなったのが、リンパ球を必要とした理由と考えられます。
そこで今回は、もう一歩突っ込んで、そもそも膜タンパク質は単細胞からの進化の過程でどの様に組み替えられてきたのか、また脊椎動物になって、どのように膜タンパク質が変異したのかを記事(仮説)にしたいと思います。