原猿から真猿へ13 歴史的な視点の重要性
前回の記事は、共認統合にスポットを当てて見ていきました。
今回はちょっと視点を変えてみたいと思います 。
現在、様々な猿の研究がされており、食性・集団統合様式(オスメス関係・コミュニケーション方法)などが明らかにされています。その研究方法は「観察」がメインに挙げ荒れますが、実はそれだけでは不十分です。
・真猿には形式的な闘争が多いけどそれはなんで?
・ボノボは親和行為ばかりしているのはなんで?
上記のような疑問に答えるためには、歴史的な視点がかかせません。今回はこの歴史的な視点の重要性について書いていきます 🙄
その前に復習として、これまでの記事も併せて覗いてくださいね
【過去シリーズ記事】
原猿から真猿へ1 ~原猿って何?~
原猿から真猿へ2 ~猿の拡散と進化過程~
原猿から真猿へ3 ~真猿への進化を、現存する原猿の特徴から探る~
原猿から真猿へ4 ~原猿が陥った「本能不全」~
原猿から真猿へ5 ~共感回路の獲得~
原猿から真猿へ6 ~闘争集団の形成~
原猿から真猿へ7 ~サルの共認統合~
原猿から真猿へ8 ~真猿の進化過程~
原猿から真猿へ9 ~新世界ザルの進化と特徴~
原猿から真猿へ10 ~旧世界ザルの進化と特徴~
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脳に見るサル・人類の進化史 ~脳の活動部位:「言語」 2~
画像は、こちらからお借りしました。
Kumanaさんが紹介してくれた「脳に見るサル・人類の進化史 ~ヒトの活動と脳の活性 1~」に続き、ブロードマン脳地図による大脳新皮質の部位区分の中で、今回(2回目)は、「言語」についてのカテゴリーについて紹介します。
ブロードマン脳地図については、以下の通り。 「脳に見るサル・人類の進化史 ~ヒトの活動と脳の活性 1~」より
大脳新皮質の部位の区分は、ブロードマン脳地図(下図)をベースにしています。これはドイツの精神医学者で神経学者のブロードマン(1868-1918)が1908年に大脳新皮質を細胞構築の違いに基づき47の領域(欠番を含め1~52の番号)に分類したものです。後頭部から見て開いた図なので、左側が左脳、右側が右脳です。なお、図の下にある23、24、31、32といった部位は脳の内側にある皮質です。
言語についてブロードマン脳地図では、「音声言語」、「文字言語」、「その他」に分類しています。
言語の認識は、文字、音声、発声など、様々な要素が絡みます。
特に文字認識については、人間特有の能力であり、生物進化の中でも重要な要素の一つです。
どのような実験を行ったのか、その結果、どの部位が反応したのかを紹介します。
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人類の拡散と進化シリーズ2~観念機能の獲得~
画像はコチラからお借りしました。
前回の記事では、何故人類が移動したのか に着目して、移動に踏み切ることが出来た原因を明らかにしました。そこで重要だったのは『言葉=観念の発達』です。
今回の記事では、観念機能に着目して、それを獲得する為に必要となった重要な要素を明らかにしていきます。
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原猿から真猿へ12 ~縄張り闘争と同類闘争~
前回は類人猿の特徴を見てきました。猿は実に多様で複雑化した集団をつくり生活していることがわかりました。
今回の記事では、猿がどのように集団を維持しているのか?他の一般動物との違いは何か?について追求していきます。
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人類の拡散と進化シリーズ1~人類の拡散と絶滅~
前回の投稿にもあるように、人類500万年の歴史の99%は洞窟暮らしでした。そしてその間、1箇所の洞窟に定住していたのではなく、世界中に移動しながら生活していたのです
人類はなんで移動したのでしょうか
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原猿から真猿へ11~類人猿の進化と特徴~
このデータは中務教授のテキストからお借りしました。
霊長類の中でも最も進化していると考えられている類人猿ですが、前回の記事で見たように、旧世界ザルとの生存闘争に負けた敗者なのです。霊長類の中では少数派で種数の比較では類人猿は全体の5%しかおらず、人類を除けば、その殆どが絶滅に瀕しています。
旧世界ザルとの戦いに負けた類人猿は、その後どのような道を歩んで現在のような姿になったのでしょうか。今回は類人猿の進化について調べてみました。興味のある方は応援クリックもよろしく御願いします。
プロローグ~「人類の拡散から弓矢を発明して洞窟を出るまで」~
さて、本日から新テーマの追求を開始します。
タイトルにある通り、「人類の拡散から弓矢を発明して洞窟を出るまで」の道程を、徹底追求します
人類の誕生は、今からおよそ500万年前まで遡る事が出来ます。
しかし、なんとその500万年の殆どは、暗い洞窟に隠れ住んでいた時代 😥 なのです。
「人類の拡散」と言うと、強く逞しい人類が地球の隅々まで縄張りを広げていったような印象を抱きますが、事実は全く逆で、この拡散というのは、実は奇跡の決死行だったのです。
この奇跡の決死行は「Great Journey」とも呼ばれ、人類誕生の地・アフリカのラエトリから最も遠い南米大陸最南端まで、凡そ5万キロの距離があります。ほぼ大陸の端から端までを、しかも洞窟に隠れ住みながらも移動を続けたのは、よほどの理由が無いと説明できません。
また、この400~500万年の期間のものとしてこれまでに発掘された人類の化石は極僅かであり、未だにミッシングリンクとして多くの謎を残しています。
そこで、これまでのるいネットやなんで屋劇場等を通じての様々な仮説の再検証をベースに、この壮大な人類の拡散史及び地上進出までの過程を追求していきたいと思います。
今後、予定している追求テーマは、
●人類の拡散と絶滅
●観念機能の獲得(200万年前~)
●言語機能の獲得(200万~20万年前)
●毛が抜けたのは何で?
●道具史
●弓矢の発明
●洞窟から出たのは何で?
さらに、これらの追求過程から発掘された新たなテーマ等も加えながら、皆さんと一緒にブログ上でグレートジャーニーを歩いて行きたいと想っています。
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昆虫の成体は生殖第一という生命原理そのもの
写真はリンクよりお借りしました。
盆休みが終わりました。
みなさん、どこかに出かけましたか?
田舎 に帰って、子供をつれて虫取り に行った方も多いのではないでしょうか 😀
昔は、山の中で昆虫を捕まえにいった方も多いことでしょう。
昆虫は、成虫の期間はごく僅か
はかないなぁ・・・ 、と思ったことが皆さんあるのではないでしょうか。
今回は、その昆虫に関するお話です。
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原猿から真猿へ10 ~旧世界ザルの進化と特徴~
前々回の記事では、「真猿の進化系統」の概略と真猿の共通祖先といわれる「オモミス類」について、そして前回の記事では系統樹から枝分かれして、南米大陸に渡り独自の進化の道を歩んだ「新世界ザル(広鼻猿)」について紹介しました。
今日は「旧世界ザル(狭鼻猿)」について、その進化過程と機能(本能機能、共認機能)上の特徴、オスメス関係、集団構造等について調べてみます。
※旧世界ザルとは、ユーラシア(アジア)、アフリカに生息する真猿で、約50種が現生。オナガザル亜科、コロブス亜科に分類され、ニホンザルをはじめとするマカク類も旧世界ザルを代表するサルです。
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金魚が生態系の破壊!?
どうも、お盆休みはいかがお過ごしでしたか
まだまだ残暑が続きうっとうしい季節が続きますね
今回は、夏から連想されるものということで、金魚すくいに着目して記事を書いて行きたいと思います
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