秩序化された電磁微細エネルギーに導かれた物質の秩序化が、生命の本質
生物は、たった一つの受精卵が分裂を繰り返し、膨大な数の分化細胞(=専門細胞)が、正確に定位置に配置されていく。
しかし、素材であるたんぱく質のパーツの形状は、生化学反応的にひとつの立体構造をとることも可能性はあるが、そのパーツの組み合わせである、身体の全体構造は、無限の組み合わせがあるため、どのように位置決定を行っているのかが不明だった。
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過去の科学理論は、その根幹である対象世界の捉え方から大きな見直しを迫られている
『負の誘電率』『負の透磁率』『負の屈折率』『負の抵抗』『負の質量』のような物理量は、近代科学の主流理論から外れたところに、ジャンルを限って一部理論化されている。
の“負の屈折率”を持つ人工物質メタマテリアル
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よって、常識(≒近代科学の主流理論)からすると、なんとも実態が掴みづらい観念だと感じてしまう。これは、その科学理論が間違っているか、科学的認識は全て現実を表わしているという認識論的誤謬=科学理論の神格化からくるものかの、どちらかになる。
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DNAの違いではなく、細胞質遺伝による機能発現システムの違いに依存する進化
カンブリア大爆発などの大進化は、DNAの進化(新たしい遺伝子の獲得)によるものであるとする説は、ただのDNA信仰に過ぎず、まったく事実に反する。カンブリアの生物のDNAは、カンブリア大爆発の数億年も前にほぼ完成している。
これと同じような誤解が、チンパンジーと人間の遺伝子は2%しか違わない、この2%が進化の原因であるという考え方である。これは、同じ人間でも、遺伝の際のコピーミスからもっと高い比率で差異が出ることから、たとえ、人間の遺伝子をチンパンジーの遺伝子と同様に書き換えても、人間はチンパンジーにならないという説もある。
それでは何が種を決定しているのか?
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多細胞生物の進化:「遺伝子」依存から「遺伝子機能発現システム」の多様化へ
ゲノムの塩基配列の解析が進み、50年ほど前に、DNAのATGC並び方(塩基配列)が、アミノ酸の並び方を決め、こうして細胞に必要なタンパク質が作られれることが分かり、そのようなはたらきをすることからDNAを遺伝子と呼んだ。
当時、DNAの全てであるゲノムを解析したら、そのほとんどは遺伝子として見えてくるだろう、その遺伝子のはたらき調べれば生き物のことがよく分かるに違いない、と研究者は期待した。
ところが、思いがけない事実が見えてきた。
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DNAの違いではなく、細胞質遺伝による機能発現システムの違いに依存する進化
カンブリア大爆発などの大進化は、DNAの進化(新たしい遺伝子の獲得)によるものであるとする説は、ただのDNA信仰に過ぎず、まったく事実に反する。カンブリアの生物のDNAは、カンブリア大爆発の数億年も前にほぼ完成している。
これと同じような誤解が、チンパンジーと人間の遺伝子は2%しか違わない、この2%が進化の原因であるという考え方である。これは、同じ人間でも、遺伝の際のコピーミスからもっと高い比率で差異が出ることから、たとえ、人間の遺伝子をチンパンジーの遺伝子と同様に書き換えても、人間はチンパンジーにならないという説もある。
それでは何が種を決定しているのか?
例えば、人間とチンパンジーの違いの主要なものは幼形成熟(ネオテニー)に起因している。これは、チンパンジーの子供の状態のまま人間は成熟することで、人間はサルに比べて性成熟が遅く柔軟な子供時代が長くなることを指す。
これにより、柔軟性にとみ、好奇心に満ちた探索行動が死ぬまで続き、置かれた自然外圧や同類外圧に適応するため、生後も脳機能が進化するという人間特有の適応方法を獲得できた。
この機能は、DNAや遺伝子そのものにあるのではなく、遺伝子に刻まれた機能を発現するタイミングに左右される。ほとんどチンパンジーと変わらない遺伝子をもつ人間では、脳部分の遺伝子を発現させるスイッチがチンパンジーより遅れるという傾向が強いという事実が分かってきている。
そして、その機能発現システムを担っている物質のひとつは、クロマチンといわれるDNAを巻きつける糸巻き状のタンパク質であることも分かっている。 このタンパク質はストレスを受けると、機能発現しやすい状態(糸巻きが緩む)に変化し、子孫に遺伝する。またこれは、精子や卵子の構成要素で、DNA以外の遺伝であることから、獲得形質は遺伝するということになる。
(図はコチラからお借りしました)
つまり、進化は、DNAの違いではなく、細胞質遺伝による機能発現システムの違いに依存する。これは、全世界のオサムシの遺伝子による系統分類と、形態による分類にまったく相関関係が無いことなどからも裏付けられる。
※細胞質遺伝(さいぼうしついでん)とは細胞質に存在する遺伝因子によっておこる遺伝のこと。遺伝の多くは細胞核に存在する染色体に依存するが、ミトコンドリアや葉緑体などの細胞小器官に由来する遺伝もあり、これらを細胞質遺伝と言う。(リンク)
以下引用 『親の受けたストレスは、DNA配列の変化を伴わずに子供に遺伝』(リンク)
-ストレスが影響する非メンデル遺伝学のメカニズムを世界で初めて発見- これらが、熱ストレスや浸透圧ストレスでdATF-2がリン酸化されると、ヘテロクロマチンから外れ、その結果、ヘテロクロマチン構造が弛緩し、抑制されていた転写が誘導されること、その状態が子供に遺伝することを突き止めました。
環境ストレスにより誘導された遺伝子発現上昇の子供への遺伝(コチラからお借りしました)
親の世代だけが熱ストレスを受けると、その影響は子供にだけ遺伝し、孫には遺伝しなかった(緑囲み)。しかし、二世代にわたって熱ショックストレスを受けると、その影響は子供だけでなく孫にも伝わることが分かった(黄囲み)。その影響はストレスが無くなった後も、何世代にもわたって遺伝する可能性がある(黄第5世代)。
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エピジェネティクス~世代を超えて情報を伝える仕組み
生命科学の新しい概念「エピジェネティクス」。DNA塩基配列の変化によらない遺伝子発現の変化が細胞世代を超えて継承される現象の存在が明らかになりました。これはラマルク説(獲得形質の遺伝)の再来なのでしょうか?それとも、新しい生命観の誕生なのでしょうか?
今回は、ラマルクの用不用説「獲得形質の遺伝」~「エピジェネティクス」までの進化論の移り変わりを俯瞰します。
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集団としての微生物
これまで細菌などの単細胞の微生物は、水中で分散した浮遊細胞としてバラバラに生きているのがふつうの姿だと思われていましたが、実は固体表面に多数がより集まって「バイオフィルム」を形成しているのがむしろ本来の姿で、環境条件や生育時期などに応じて、細菌は二つの状態を行きしていることが分かってきました。
微生物間コミュニケーションが密なバイオフィルム中では、バラバラの浮遊細胞には見られない遺伝子群を発現し、微生物群は「集団」として多様な極めて高い外圧適応力を発揮します。
植物が進化した理由は、緑色の光を他の生物に明け渡す共生の道を選んだから
植物は緑色の光を反射しているため緑色に見えます。
ところが、緑色の可視光線は太陽から地球に降り注ぐ電磁波の中で最大の量になります。こんなに多い電磁波エネルギーを利用しなかったのはなぜでしょうか?
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クマムシの異種生命体由来のDNA比率
※写真はこちらからお借りしました。
非常に過酷な環境に対する耐久性を持つ動物として挙げられるのがクマムシです。
乾燥や絶対零度の高温、150℃の高温、高放射線量環境などに対して、無代謝状態となる能力(乾眠)によって生き延びることができます。
※クマムシの特性については過去記事「最強生物 クマムシ!?」参照
そのクマムシのDNA構成において、約17.5%が異種生命体に由来するという解析結果が発表されました。
今年は、近代科学や近代医療の呪縛から抜け出し、生命原理を追求して行く
昨年、『生物史から、自然の摂理を読み解く』での試みは様々な角度から行われ、それぞれの領域の成果はそれなりにまとまった理論になってきました。
しかし、その根源にある、生命とは何か?それはどのようにして生まれたのか?という疑問は、まだまだ解かったようで解からないというのが現状です。
この問題と、現在、生物史において、そのメカニズムがよく解かっていない以下の問題とは深いところで繋がっており、これが解明できれば、生命とはなにか?についての明確な理論ができるのではないか?という直感があります。