2007-01-21

人類の味覚は共認回路!?

味覚はなんの為にあるか?
味覚について詳しく書いてある「ビジュアル生理学」さんからいくつか抜粋します。
■人間の味覚機能はどのように発達してきたのでしょうか?まずはメカニズムからお勉強。
味覚機能に辛い、酸っぱい、甘い、苦いの4つの機能があります。舌の部分によってそれらを感じる位置が決まっており、概ね甘さは先端、酸っぱさ、辛さは舌の横、苦さは舌の奥で感じるようになっています。
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■また味覚を感じるメカニズムは舌にある味蕾に唾液とともに食物を運びそこから神経回路に伝わっていきます。ビジュアル生物学さんによると・・・

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List    投稿者 tano | 2007-01-21 | Posted in ①進化・適応の原理1 Comment » 
2007-01-20

「母は強し」の生物学的根拠

雅無乱です。

日経サイエンス2006年4月号22頁~に掲載されていた「子供の世話をする理由は、単にそれが気持がいいからなのかもしれない。」によると、ラットの実験で、おもしろい結果が出ているので、今回はその記事を紹介します。

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    <オランウータンの親子>

妊娠を1~2回経験しているラット(以下「母ラット」)が、同年齢の未婚ラットより、危険を冒して餌を捕る実験において、はるかに優れた能力を発揮したという。

また、J.Wartellaによると、未婚ラットなら緊張と不安で身動きができなくなるような状況でも、母ラットはしきりと状況を調べようとする。その時、母ラットの脳の中では、ストレスと感情を制御する海馬CA3領域扁桃体基底外側部の2箇所でニューロンの活性が低下し、恐怖やストレス反応が軽減されているらしい(C.H.Kinsley&K.G.Lambertの報告)。

さらに、学習や記憶能力に関わる海馬CA1領域は、妊娠中の長期にわたる高濃度の女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)に晒されると、神経細胞の突起棘密度が高まる(神経が繋がりやすくなる=賢くなる!)ことが分かった(G.S.Sandoz&R.Trainer&P.Quadrosの実験)。

おまけに、出産時に子宮の収縮と母乳の分泌を促すホルモン、オキシトシンは、脳の海馬に影響してニューロン同士の長期的な結合を促進、その結果、記憶と学習能力を格段にアップさせる(K.Tomizawaの実験)。向上した能力は、授乳後も永続し、なんと、老化による神経の変性に関与しているタンパク(アミロイド前駆体)の蓄積が少ない(つまり脳が老化しにくいことも証明されている(J.D.Gatewoodの実験)。

以上はラットによる実験結果。

じゃあ、人間ではどうなんだろう?

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List    投稿者 nanbanandeya | 2007-01-20 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 
2007-01-19

派手な姿は強者の証拠!?

ここのところ、ホルモン・免疫・副甲状腺等の人類の免疫機能、内分泌系機能、そして脳の分析記事が続きましたが、今回は、再び生物に戻って追求したいと思います。今回のテーマは「雌雄の肉体的特色」です。

一般の生物ではメスはむしろ地味な姿で、発情期の視覚的アピールを性闘争の手段としているオスの方がずっと派手だ。このことからも、真猿そして人類のメスの特殊性が分かる。(1月9日 『「性的存在」へと肉体改造を果たした、真猿のオンナ』s.tanakaさん)

確かに一般生物では、雌は地味な姿をしていることが多いです。中でも孔雀などの鳥類では、雄は非常に派手 であるのに対し、雌は地味。このような違いは、魚類の段階から既に存在しており、例えばグッピーやベタと言った熱帯魚では、雄は凄く派手でカラフルだけど、雌は非常に地味です。
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ベタ(ショーベタ:改良品種)のオス(上)とメス(下)
哺乳類では、ライオンやシカ、セイウチやゾウアザラシ等が雄が非常に派手 で、見た目ですぐに区別が付きます。
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立派なオスシカの角
なぜ雄が派手 なのか?
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List    投稿者 crz2316 | 2007-01-19 | Posted in ①進化・適応の原理1 Comment » 
2007-01-18

テレビ脳って何??

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(画像はWikipediaさんより)
今回は身近なところから脳について考えてみたいと思います。
今年の正月に姪(9ヶ月)と会う機会があったのですが、そのとき不思議な光景が・・・ 🙄
 
姪と遊んでいる途中、なんとなくテレビをつけたんですが、その瞬間・・・姪はテレビに釘付け。まさに「釘付け」という感じで1分間ぐらい瞬きもせずに口をポカンと開けてテレビを凝視してました。。 怖くなったんでテレビを消すと元通りに。
これってなに?? 🙄
 
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List    投稿者 hadou | 2007-01-18 | Posted in ④脳と適応1 Comment » 
2007-01-17

パンデミック(=感染爆発)の危機

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インフルエンザの季節がいよいよやってきました。病院ではこの時期、ポスター等で予防を呼びかけていますね。皆さんも早めの予防と治療を心掛けて下さい 。さて、なぜ各医療機関や政府機関が、インフルエンザの予防管理にこんなにも気を遣っているか 🙄 皆さん御存知ですか?
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List    投稿者 tanizaki | 2007-01-17 | Posted in ⑤免疫機能の不思議6 Comments » 
2007-01-16

副甲状腺も陸上への進化で獲得!

この前、本屋によると、Neton2月号に(「上陸への大進化」その時何がおきたのか?)という記事がのってました。このブログでも以前話題になった魚類から両生類への進化です。ついつい懐かしくなって立ち読みしてしまいました。でも、ちょっと物足りなかったです
昨年のブログ記事「肺魚から両生類へ」がもっと詳しく出てたな~と思い、以前のブログも読み返してみました。
鱗を皮膚に変化
ヒレを足に変化(※肺魚段階で骨のあるヒレを獲得)
側線を内耳(耳)に変化 →口腔を空気の出し入れ出来るように変化=声の獲得
心臓の1心房1心室を1心房2心室に変化
なるほど、新しい環境(外圧)に適応するために、今まである機能を、新しい機能へと、うまく組み替えています。まさに進化は塗り重ね構造ですね。
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で、ネットを調べていると、副甲状腺についても同様な塗り重ねの進化があるようです。
今日は、この副甲状腺について、魚類から四足動物への塗り重ね進化を紹介します。
私達の首にある副甲状腺。いったい何から出来たのでしょう??
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List    投稿者 yooten | 2007-01-16 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 
2007-01-15

アレルギー発症の原因は、外圧の低下(潔癖症)にあり。

今回は、免疫機能とアレルギーとの関係を調べてみました。
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http://www.mukokyu.com/allergy/index.htm 画像をお借りしたサイト
生物進化にとって、免疫機能の働きはとても重要な位置を占めています。
免疫機能はどうやって獲得したの?
でも紹介されていますが、
東京都神経科学総合研究所
免疫、その功罪
(以下、引用は全てこのサイトからのものです)
によると、

私たちの体にはおそらく100億種類もの抗原受容体を持ったB細胞が存在することになり、この数でほぼ一生涯に出会うすべての抗原に対応できるものと考えられています。

さらには、個体ごとの持つ抗体に加え、人類集団が多様性を持つ中で獲得、保持されている抗体を掛け合わせると、種としての免疫機能はものすごい適応力を持っている事になります!
しかし、最近はその免疫機能の不全現象が様々なところで見かけられるようになってきても居るのです。
具体的にどのような症例が該当するかというと、
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List    投稿者 kawait | 2007-01-15 | Posted in ①進化・適応の原理, ④脳と適応, ⑤免疫機能の不思議2 Comments » 
2007-01-14

感情とホルモンについて

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サル関連の記事が続いていますが、少し現代的なテーマに引き付けたいと思います。
最近、突発的な感情や鬱が原因となる自殺が後を絶ちません。(年間3万件)
そこで今回は、人類が高度化させた適応上の機能『感情』について触れてみたいと思います。
まず、人類の意識は「幸福感」「喪失感」など、色々な感情が絡み合って構成されています。
それらの感情を産み出すのがホルモンで、以下の2つがその代表格です。
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List    投稿者 drumsqo | 2007-01-14 | Posted in ④脳と適応1 Comment » 
2007-01-13

同類殺しをする動物って、知ってる?

同類殺しをする生物って知ってますか?
調べてみると、人間以外になんとお猿さんの一部が同類殺しをしてたんです
ハヌマン・ラングールチンパンジーゴリラが同類殺しをしているようなのですが、今回はハヌマン・ラングールの同類殺しの実態を見つけたので、ご紹介します 😀
saru1.jpg saru2.jpg
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List    投稿者 mihori | 2007-01-13 | Posted in 4)サルから人類へ…No Comments » 
2007-01-12

チンパンジーの集団構造と同類闘争

チンパンジーはどのような集団を形成しているのでしょう?またどのように同類闘争を行っているのでしょうか?そのあたりについて調べてみました。
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画像はこのサイトからお借りしました。http://jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp/ChimpHome/chimpanzee.html
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List    投稿者 daichi-s | 2007-01-12 | Posted in 4)サルから人類へ…No Comments »