2007-01-11

オスだけがもつ遺伝子【OTOKOGI】

今日は少し番外編
最も原始的な多細胞生物とされているボルボックス
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ボルボックスってこんな 生き物
このボルボックスからオスを決める遺伝子が、東京大理学系研究科の野崎久義研究チームによって発見されたという記事があった。こんな単純な藻類の頃からオスメス分化が始まっていたのか・・・ 今日はその記事を紹介します。

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List    投稿者 nannoki | 2007-01-11 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2007-01-10

ニホンザルのコミュニケーション

サルにはいろんなコミュニケーション手法があるんです
まるで人間の日常会話のように交わされていて、サル関係(?)や集団間の関係をとりもつようなコミュニケーションが存在します。
本日は、小田亮さんの著書、「サルのことば」(京都大学学術出版会)に書かれているニホンザルのコミュニケーションについてご紹介しますね 😀
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写真は下北半島のサル調査会さんからお借りしています

●屋久島のニホンザルのコンタクト・コール
 ヒト以外の霊長類の音声のなかでも目立つのは、叫び声、悲鳴の類や警戒音である。しかしながらかれらはもっとおだやかな日常的な音声レパートリーももっている。」かれらが日常の活動の際に発するある種の音声は一般にコンタクト・コールと呼ばれており、低く、澄んだ音で、個体のあいだにしばしば鳴き交わしがみられる。その様子はヒトの日常会話を思い出させるものだ。森林のなかでは群れのメンバーが互いの姿を確認するのが困難な場合が多いことから、この音声を鳴き交わすことにより互いの位置を確認しあい、集団のまとまりを保っているのだと考えられている。彼らは決してランダムに音声を発しているのではなく、そこにはルールやパターンがみられる。
 鹿児島の沖、屋久島の森に分け入るとニホンザルが「クー」「クー」と鳴きかわすのを聞くことができる。京都大学の杉浦秀樹によると、このクー・コールはまったくでたらめに鳴き交わされているわけではない。ある個体が「クー」と鳴き、続いて別の個体が鳴いたときの時間間隔を調べると、続いて発せられたクー・コールの80パーセント以上た先の音声から0.7秒以内におこっていることが明らかになった。また同じ個体が連続して0.8秒以内に続いて発声することはほとんどなく、90パーセント以上が0.8秒すぎてからおこっている。つまりニホンザルには、誰かの「クー」コールに応答したければ0.7秒以内に発声するというルールがあり、先に発した個体は0.8秒待てみて応答がなければ再度発生を繰り返していると考えられる。かれらの間には一種の会話のルールのようなものが共有されているといえる。
 かれらがもっているのはこのような時間的ルールだけではない。あるクー・コールから0.7秒以内に発せられた応答と考えられるクー・コールを録音し、周波数分析をおこなったところ、その音響的特徴が先行するクー・コールによく似ていることが明らかになった。例えば先行するクー・コールが抑揚の大きな音であれば、返事のクー・コールの抑揚も大きくなるし、小さな抑揚であれば返事のそれも小さくなる。0.7秒以降のクー・コールにはこのような現象は見られなかった。つまり、ニホンザルはクー・コールに応答するとき、相手のクー・コールに似せた音声を発しているのである。クー・コールがかなり意図的に調音されていることを、この研究は示している。
 では、彼らはこのクー・コールをどのような相手とよく鳴き交わしているのだろうか。ニホンザルはメスとそのコドモを中心とした母系社会を形成しており、複数の家系が集まってひとつの群れをつくっている。やはり屋久島のニホンザル集団についてクー・コールの鳴き交わしの頻度を調べた研究によると、各家系の母系家長、つまりその家系でいちばん上にいるメス同士のあいだに頻繁に音声交換がおこっている。

サルも人間も仲間同士の関係を円滑にしたいっていうところは同じなんですね~
そして、「鳴き交わし」のほかに、仲良くなる手段がもうひとつあるんです。
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List    投稿者 bunchan | 2007-01-10 | Posted in 4)サルから人類へ…No Comments » 
2007-01-09

「性的存在」へと肉体改造を果たした、真猿のオンナ

まず、下の2頭のチンパンジーのポートレートを見て欲しい。片方がオスで片方がメスなのだが、どちらがどちらか分かるだろうか?
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正解は・・・・・・・
答えは クリック の後で
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List    投稿者 s.tanaka | 2007-01-09 | Posted in 3)地上へ進出した哺乳類(原猿から真猿へ)No Comments » 
2007-01-08

真猿の集団形態ってどうなってるの??

ここまで、原猿から真猿への進化における、視覚、聴覚、表情、そして共認機能の進化についての記事がありましたが、原猿から真猿への進化におけるもう一つの大きな特徴として、雄同士が集団を作り、集団同士で縄張り闘争をする種が現れた ということが挙げられると思います。

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温泉でくつろぐニホンザルの群れ

そこで今回は、真猿における集団の特徴を、その中心軸とも言える雄雌関係(婚姻様式)を中心に、いくつか紹介してみたいと思います

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List    投稿者 staff | 2007-01-08 | Posted in 3)地上へ進出した哺乳類(原猿から真猿へ)No Comments » 
2007-01-07

人類最古の子供化石=330万年前

近年、人類の進化に関わる化石の発見が相次いでいます 😀 想定年代も発見にともないどんどん遡っているようですね 昨年もいくつかありましたが、見落としていた記事を発見したので、ご存知の方も居られるとは思いますがご紹介 :blush: 今年も新しい発見に期待したいですね
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3歳ぐらいの女児とみられ、ほぼ全身の骨格が残っている化石としては、人類最古の子供の化石3歳で既に直立二足歩行をしていたことが分かるなど、当時の人類の成長過程を探る重要な手掛かりになると期待される

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List    投稿者 mitokondoria | 2007-01-07 | Posted in 4)サルから人類へ…No Comments » 
2007-01-06

赤ちゃんを守るために、お母さんは免疫を低下させている?!

生物絶滅「自然状態の100倍の速度」・国連が地球環境白書案を読んで、
産まれてもすぐ死んじゃうようになるの…?絶滅… ?!と思ったゆっきーです
貧困の消滅と、免疫機能の不全、なるほど~でした 🙄
免疫の機能不全は、貧困の消滅から招かれていたんですね
病原体などの非自己物質を認識し、排除してくれる免疫機能。
お腹の中で赤ちゃんを育てるお母さんの免疫機能には、赤ちゃんを育てるための秘密があるらしいのです
実は、「哺乳動物は妊娠中に細胞性免疫を抑えて胎児を守っている」のです!
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List    投稿者 nakamenta | 2007-01-06 | Posted in ⑤免疫機能の不思議4 Comments » 
2007-01-05

貧困の消滅と、免疫機能の不全

アトピーや花粉症は、免疫機構機能不全が原因なようですが、この原因に関して、安保徹氏が『未来免疫学』のなかで面白い説を展開されていました。
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この膿が、戦後の子供たちの青っ洟(副鼻腔炎)や中耳炎の正体である。空腹で顆粒球が増えていたのだ。充分食べるこのできた家の子は、このような病気にかかからなかった。
今の時代でも、同じような化膿性疾患は発展途上国に多く見られるが、これも飢えと貧困から社会全体が交感神経優位になっているためだろう。
一方、この逆の現象が見られるのが、今日の飽食の時代である。食べ物が溢れているわけだから、「えさ取り行動」が不要で、交感神経が充分活性化しない。活性化したとしてもその時間が短く、いやでも副交感神経優位の状態が続いて、リンパ球を増やす
リンパ球は自分以外のものを抗原と認識し、抗体をつくってからだを守る。この免疫機構が外界の異物と戦ってくれているうちはいいのだが、働きが過剰になると、往々にして自分の体そのものに対して好戦的になる。
現代の日本に多い子供のアトピー性皮膚炎や気管支喘息、さらにおとなの花粉症は、ほかに引き金となる原因も加わるが、白血球に関しては、リンパ球過剰によるものだと断言できる。リンパ球が増えるような生活形態なのだから当然だと言えよう。

空腹→交感神経優位→顆粒球優位
満腹→副交感神経優位→リンパ球優位

正常なら両者の間を行ったりきたりするが、貧困の消滅→えさ取り不要→『恒常的』に副交感神経優位→リンパ球過剰となり、アトピー、喘息、花粉症を引き起こしているという説です。
では、貧困が消滅したのだから副交感神経優位⇒リンパ球優位はどうしようもないかというとそうではない。現代人でも、どちらかといえば昼と夜では昼のほうが交感神経優位⇒顆粒球優位であるように、緊張状態(闘争状態)が交感神経の活性化をもたらす。
だから、生存圧力に替わる新しい圧力源=活力源(同類圧力)を対象化できれば、交感神経が活性化され、常に副交感神経優位という状態からバランスを取り戻すことができるはずです。これが、上記アトピー、喘息、花粉症など免疫機能の不全への根本的な解決法ということになりそうです。

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List    投稿者 fwz2 | 2007-01-05 | Posted in ⑤免疫機能の不思議3 Comments » 
2007-01-03

聴覚は同類を対象に進化した

共感機能を獲得した真猿においては、同類圧力を「どうする?」から、「共感機能をより強固に作動させる」=「同類(仲間)の表情を読みとる」ために色覚を進化させたように思います

 進化に方向性は無い、という認識が進化学では主流のようです。しかし、視覚機能は外圧に適応するため共感機能(共認機能)という最先端機能に収束統合(進化)した、と考えることができ、そこからさらに「生物は外圧適応態である」という極めてシンプル、かつ潜在思念にも符合する構造認識を導き出すことができます。
では、昨日の視覚機能の進化に続いて、聴覚機能の進化に関する仮説を紹介します。

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List    投稿者 blogger0 | 2007-01-03 | Posted in ①進化・適応の原理2 Comments » 
2007-01-02

色覚の進化は外敵認識の必要からか?

原猿から真猿の進化において、新しい視覚機能を獲得します
その機能が『立体視の進化』『眼窩の進化』『色覚の進化』であったことは「原猿→真猿、視覚機能の進化」でも紹介されています。
その中でも『色覚の進化』とは

樹上という第4世界を手に入れ、夜行性から昼行性に変わりました。それまで、外敵から逃れる為、暗闇に紛れ、夜行性だったのが、安全な環境を手に入れたことで、昼行性も可能となったわけです。光のある環境では色を識別できた方が、餌や外敵認識に有利です。モノクロの世界からカラーの世界へ進化したのです。

この『色覚の進化』こそ、猿・人類の進化に大きな影響を与えたのはではないでしょうか
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2007-01-01

「生物とは何か?」「進化とは何か?」

あけましておめでとうございます
さんぽです
新年を迎えてのテーマはまず、このブログの基礎を成すテーマ
「生物とは何か?」「進化とは何か?」です。
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List    投稿者 miwa | 2007-01-01 | Posted in ①進化・適応の原理3 Comments »