2021-09-24

哺乳類の集団構造② ~哺乳類はなぜ集団化したのか?~

 

前回の投稿では「初期哺乳類のオス・メスが「単独」で行動しているのは何で?」を扱い、結論として『性闘争本能を強化したことによって普段はバラバラに行動すしている』と結論付けました。

 

初期哺乳類がオス・メス単独で行動していたのに対し、進化の過程で「集団化する哺乳類」が出てきます。このシリーズの大きな目的である

『人類にとっての集団の本質とは何か?それを本質から追求するには、人類社会、その前のサル社会は当然のことながら、そもそも哺乳類全般にとっての「集団とは何か?」を明らかにしていく』

から、今回は「哺乳類はなぜ集団化したのか?」を追求していきます。

 

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List    投稿者 t-kenta | 2021-09-24 | Posted in ①進化・適応の原理, ③雌雄の役割分化No Comments » 
2021-09-22

哺乳類の集団構造①~初期哺乳類のオス・メスが「単独」で行動しているのは何で?~

 

高度成長期以降、都市へと人が流れ込み村落共同体が崩壊。人類は核家族という社会=生産過程から切り離された、消費だけの集団を単位として生きている。核家族は現在上記のような異常な事態なども発生しており、今後どのようにして単位集団を再生していくのかを探るためにも、人類・サルを含めた哺乳類がどのように集団を形成しているのかをおさえていきます。/改めて「哺乳類」を追求する。より

 

上記のように、現在は既成の集団が全て崩壊過程にあり、根底からの集団の再生が求められています。人類にとっての集団の本質とは何か?それを本質から追求するには、人類社会、その前のサル社会は当然のことながら、そもそも哺乳類全般にとっての「集団とは何か?」を明らかにしていく必要があります。

そこで今回から、シリーズで「哺乳類の集団構造」を追求し、集団とは何か?を明らかにしていきたいと思います。

 

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List    投稿者 tuti-nor | 2021-09-22 | Posted in ①進化・適応の原理, ③雌雄の役割分化No Comments » 
2021-09-18

皮膚は第三の脳である

腸は第二の脳と呼ばれているが、皮膚は第三の脳といわれる。中でも哺乳類は皮膚感覚が極めて発達した生物である。皮膚と脳には共通項がある。
まず受精卵が細胞分裂する際に脳(神経系)と皮膚は同じルーツ(外胚葉)から生まれ、よく似た仕組みを持っている。このことから「皮脳同根」と言われているそもそも皮膚の役割とは1つが生命を維持するための「防御機能」、もう1つが環境の変化を感知する「感覚機能」である。「防御機能」は体液の流出を防ぎ、体外からの異物侵入を防いでいる。また「感覚機能」は、環境の変化を感知する機能で、皮膚には、温かいとか痛いといった感覚をキャッチする神経が備わっているが、これらの「五感」に加えて「心地よさ」「気持ちの悪さ」「怖さ」などの感覚も実は肌で感じている。例えば「温泉に入ると、気持ちがよい」とか「触ってみたら気持ち悪かった」という感覚は、「皮膚が感じた感情」と言える。
こうして考えると、「鳥肌が立つ」「身の毛がよだつ」「温かい人、冷たい人」「肌が合う、肌が合わない」 など、皮膚感覚で感じた取った現象を表わした言葉が意外に多い。皮膚は、目には見えない情報を受け取る感覚に優れていて、感情のアンテナのような役割を果たしているのである。何故なら人間の皮膚には、「セロトニン」「ドーパミン」「アドレナリン」などの脳内物質を受け取る皮膚受容体がある。だからこそ、いろいろなことを感じ取る。「セロトニン」は幸せや癒し、「ドーパミン」は快感や意欲、「アドレナリン」は活動的にしてくれる脳内物質であることから、正に「肌で感じて感情を作り出す」ということになる。例えばお風呂に浸かった瞬間に「気持ちよい」と感じたり、腹痛時に手でおなかをさすってもらうと「痛みが和らいだ」と感じたりするのは、実は体の表面の皮膚がキャッチしたものである。それは、皮膚にはアドレナリン、ドーパミン等の脳内物質を感じとる受容体があるためである。

皮膚は両生類や爬虫類にも存在するが、哺乳類の特徴は感覚性の神経端末が皮膚にまで達していることである。
以上の事実より、とりわけ哺乳類は皮膚と脳が「共進化」していると考えられる。それは、授乳等による母子間の密着(親和)を要因としているのだろう。スキンシップやグルーミング(毛づくろい)によって脳内のオキシトシン分泌が活性化されることが確認されている。

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List    投稿者 kitamura | 2021-09-18 | Posted in ④脳と適応No Comments » 
2021-09-16

胎内保育は免疫を抑制するレトロウイルスから生まれた

共同体社会と人類婚姻史  http://bbs.jinruisi.net/blog/2019/09/4292.html

から胎盤について引用させていただきます。

胎盤はどうやって生まれたか?

2.5億年前の史上最大の大絶滅を生き延びた哺乳類ジュラマイアの化石(1.6億年前)には、胎盤があった。
これによって、赤ちゃんは母親の子宮に密着し、栄養や酸素を母親から受け取れるようになった。哺乳類も元々は、受精卵を殻で覆い外へ産み落としていたが、受精卵の中にある赤ちゃんの尿を溜める袋が発達し母親の体の一部に密着したのです。これが胎盤となり子供は母親の胎内に留まって育つようになった。

胎盤の登場によって子供が無事に育つ確率は卵の時代に比べて飛躍的に高まった。なぜ哺乳類は突如、胎盤を手に入れることができたのか?
PEG10という遺伝子が重要な役割を果たしている。この遺伝子は1.6億年以上前に突如現れ、その後の哺乳類に受け継がれた。PEG10遺伝子は、様々な病気を引き起こすレトロウイルスとよく似ている。レトロウイルスが祖先のDNAに入り込み、胎盤を生み出すPEG10遺伝子になったと考えられる。

胎盤には、ウイルスから貰ったとも考えられる不思議な能力が備わっている。それは、母親の免疫を抑えるという能力である。
親子であっても時に血液型すら違う別人である。そんな赤ちゃんが体内にいれば、母親の免疫によって異物とみなされ攻撃される。それを胎盤が母親の免疫を抑えることで防いでいる。レトロウイルスも相手に感染するために免疫からの攻撃を抑える能力を持っている。この力がレトロウイルスをDNAに取り込んだ哺乳類にも伝わり、胎内保育を可能にした。

その後、胎盤の能力は強化され、子を身ごもる期間は長くなっていった。安全な母親の胎内でより成長してから生まれてくるように。

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List    投稿者 takayama | 2021-09-16 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類No Comments » 
2021-09-12

「褒める教育」は本当に根拠があるのか?

「褒める」教育や子育てを推奨する教育学者は数多い。
しかし、「褒める教育」にはそれを支える普遍的根拠があるのであろうか?
哺乳類以降の動物たちにさかのぼって、検討してみた。

①哺乳類
哺乳類(オオカミやライオン)の母親と子どもの関係を見る限り、例えば子どもが何かができるようになった時に、母親が何か特別の鳴き声を発することや、体を舐めるなどの「褒め」を示す行動は見られない。まして「褒め」のために、子供にえさを与える行動も、見て取れない。
親の姿勢はあくまで見守りであり、余程危険なことでもしない限り、子どもの行動には関与しない。

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List    投稿者 kitamura | 2021-09-12 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2021-09-09

哺乳類の誕生 その時の環境って!?

哺乳類の追求に入るにあたって、まずは哺乳類が誕生した背景について抑えていきたいと思います。
今回は原モグラより前の哺乳類。第一次哺乳類と呼ばれる哺乳類について紹介します。
その当時、おかれていた環境とは?

以下るいネット(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=126777)より引用です。

1.氷河によって水辺を追われ、寒冷化に適応して生き延びた
3億5000万年前に地球は氷河期に突入し、約1億年間それが続いた。
その中で2億9000万年前爬虫類が出現、そしてさほど間をおかずして単弓類(哺乳類の前身)が出現する。単弓類とは、頭骨の左右に1つずつ、単弓型側頭窓という穴を持つ四肢動物。

単弓類Edaphosaurus_BW

Wikipediaより引用
これは恐らく、氷河拡大期中、多くの地域で池や川が氷結し、その結果、水中に棲めなくなり(or卵が水中で孵らなくなり)止む無く水辺を離れざるを得なかったからで、その為肺呼吸や心臓の機能を(心肺機能)を高める方向で進化を遂げた種たちが辛うじて生き残ったということではないかと思われる。
この単弓類の特徴は、摂取した食物を熱エネルギーに変え、かつ熱を汗腺によって発散する機能がある。つまりある程度の恒温性を獲得しているこれは基本的に寒冷下で生き延びられるように適応した結果であろう。
そして恒温性を獲得した結果、卵胎生=卵を体内で孵して生む種も登場している。そのようにして寒冷化に適応した単弓類は、変温動物であった爬虫類(従って赤道近辺にしか棲息でき無かっただろう)に対してより広域の生息域を一旦は確保する。

注)一般には哺乳類は爬虫類から進化したと考えられている。しかし恒温性の獲得や汗腺の存在。更には単弓類の後期には汗腺を発達させ栄養分を分泌する乳腺の原型が登場していることから見て、私は彼らを先哺乳類と呼んでも差し支えないと思う。そして、この単弓類=哺乳類の祖先の登場時期が、爬虫類の登場とさほど時間的に差が無いことから、両生類から爬虫類の系統とは別に直接枝分かれした可能性が高いと思う。
更に(初期単弓類が卵生と卵胎生どちらであったかははっきりしないが、)もし卵胎生の単弓類が主流(もしくは先行している)であれば、両性類が水中で孵していた卵を、母体の羊水の中で孵すように進化したと考えられる事から、(爬虫類は硬い卵の殻を作っている)両生類から直接進化した可能性がますます高まる。

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List    投稿者 takayama | 2021-09-09 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 
2021-09-03

驚くべき母乳の役割

哺乳類の名前の由来は、文字通り哺乳による子育てにあるが、この哺乳には、生物としての需要な戦略が秘められている(るいネットの投稿http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=351281より。

母乳は単なる栄養物ではない。鳥類等の子育てが孵化後はエサを噛み潰すことで、未発達な消化器系を補助しているのに対して、母乳には栄養分以外の役割がある。
具体的には母乳には次のような成分が含まれている。

以下「medelaリンク」から抜粋
①数百万の生細胞。生細胞には免疫を高める白血球だけでなく、臓器の発達と治癒を促す幹細胞も含まれている。
②1,000種類以上のタンパク質。これらは赤ん坊の成長と発達を助け、免疫系を活性化させ、脳内のニューロンを発達させて保護する。
③40種類以上の酵素。これらは鉄分吸収を助けるだけでなく、赤ちゃんの消化器系と免疫系のサポートもする。
④多様なホルモン(=駆動物質)
⑤免疫グロブリン。抗体には5つの基本タイプがあり、それらがすべて含まれている。
⑥1,400種類以上のマイクロRNA。これらは遺伝子発現を調整するだけでなく、疾患の進行を予防または止めるのを助ける。
これらの成分の含有率は生後の経過時期によって異なっている

これらは免疫系と遺伝子の発現系に大別される。胎内保育を行う哺乳類の胎児は、母親の免疫系に守られており、かつ母親の胎内にいる際には、免疫系の発達は逆に母親を免疫攻撃してしまう。そのために産み落とした後、リンパ球や、母親の獲得免疫、さらには処々の免疫系を生後に発達させる必要があったからだと思われる。
加えて哺乳類とりわけ人類は未成熟状態で産まれる。具体的には様々な運動機能を産後に完成させてゆく。とりわけ脳(脳内ネットワーク)は専ら生後に発育する。遺伝子発現のカギを握る駆動物質やマイクロRNAが母乳によって与えられるということは、哺乳類は爬虫類や鳥類と異なり、敢えて未成熟状態で乳児を生み出し生後に完成させるという戦略を取ったと思われる。とりわけ脳は、「外圧⇒どうする」を探索する機能である。その意味で弱者であった哺乳類(とりわけ人類は)先天的な本能回路だけではなく、外圧状況に適応させるべく生後に完成させる戦略を取ったということなのだろう。

さらに母親による駆動物質(情報伝達ホルモン)の付与は、母親の精神状態が乳児に大いに影響する可能性を暗示している。その意味でも注目すべき事実であろう。

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List    投稿者 kitamura | 2021-09-03 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 
2021-08-31

改めて「哺乳類」を追求する。

新たなテーマは「哺乳類」です。

コロナワクチンによる生殖機能への影響⇒「胎内保育の仕組み」
また、昨今増加している家庭内での虐待など異常性⇒「生殖集団の再生」に焦点を当てて追求していきます。

 

Ⅰ.哺乳類の胎内保育ってどのようなもの?
妊婦へのコロナワクチン接種が呼びかけられていますが、流産や不妊の増加しているとの観察事例もあります。しかし、ワクチンがどのような仕組みで生殖機能に影響するのかについては、必ずしも明らかになっていません。

したがって、胎内保育とはどのような仕組みになっており、そのうえでワクチンがどのように影響するのかを追求していみたいと思います。
お腹の羊水が増え始める時期
『ニンアカ』より借用しました。

 

①胎内保育に付随する機能…胎内保育を行う事で必要となった、付随する機能はどのようなものがあるの?

②胎盤の役割…栄養授受、免疫攻撃からの防御など、どのような役割を持っているの?

③胎盤形成の仕組み…胎盤はにはウイルスによる変異を塗り重ねて出来上がったとされている。
-1.哺乳類でも種が違えば胎盤の構成も異なるのか?人類は地域性に限らず同じ胎盤なの?
-2.胎盤形成に必要なシンシチン-1配列とスパイクタンパクの配列は類似している。スパイクタンパクの配列が転写されることにより胎盤形成に影響が出るのか?
⇒コロナワクチンによる流産、不妊への影響に肉薄する。

④羊水と羊膜の役割
-1.羊水の成分はどうなっているの、その役割は? 胎児はどうやって呼吸しているの? 肺胞(液と)羊水の関係はどうなっているの?
-2.羊膜ってそもそも何、その役割は? 羊膜と羊水の関係は? 母体の血液と羊水の関係はどうなっているの?
-3.ワクチンのポリエチレングリコールなどのナノ粒子カプセルが羊水にどのような影響を及ぼすのか。

⑤母乳の役割…ワクチンは母乳にも影響を及ぼすのか。

 

Ⅱ.哺乳類の子育て
子どもへの虐待が20年間で16.7倍に増加、殺人事件のうち身内の殺人が過半を超えるなど、家庭=子育て集団における異常が問題化しています。
そこで人類より前の哺乳類に遡って、どのように子育てを行っているのかから、人類本来の子育てを模索していみたいと思います。

①人類より前の哺乳類はどのように一人前になっていくのか?
授乳、子ども同士のじゃれあい、狩りの訓練、見守りなど、どんな子育てを行っているの?

②草食動物の子育ては?肉食動物と何が違うの?

 

Ⅲ.哺乳類にとって集団とは?
高度成長期以降、都市へと人が流れ込み村落共同体が崩壊。人類は核家族という社会=生産過程から切り離された、消費だけの集団を単位として生きている。
核家族は現在上記のような異常な事態なども発生しており、今後どのようにして単位集団を再生していくのかを探るためにも、人類・サルを含めた哺乳類がどのように集団を形成しているのかをおさえていきます。

①哺乳類の集団の起点…現存哺乳類の祖先は食虫目に酷似した原モグラ。その生態から追求し、哺乳類の集団の起点(母子集団)の構造を解明する。

②草食動物のオスは集団に属しているのか?…母子集団に対してオスの集団はあるのか? 群れの形成はどうなっているの? 内雌外雄とは発情期(授乳期間は?)のみの現象か? オスは闘争存在であるが、母子集団の周辺で過ごすことで肉食動物の標的となり、結果的にメスと子供を守っている?

③哺乳類の母系集団の形成過程…性闘争→オス放逐→母系集団の再整理。両生類、爬虫類(鳥類)はどうなっているの?

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2021-08-26

シナプスを介さない情報伝達場「細胞外電場」

これまで脳は、ニューロンのシナプスを介した配線によるコミュニケーションを中心に理解されてきたが、脳のすき間っである細胞外スペース(参照記事)に注目すると、多様な伝達様式があることが見えてきた。

ニューロンー0826

細胞外スペースを介した脳内駆動物質の拡散によるコミュニケーションや、細胞外スペースを満たす細胞間物質の流れが物質を運ぶ役割を担っている可能性が高まっているが、さらに。細胞外スペースを電気が伝わるワイヤレス伝送を行っている可能性も見えてきた。

電気的な活動が周囲に影響を及ぼす環境を「電場」といい、細部外スペースを介して影響を与える電場を「細胞外電場」と呼ぶ。神経突起(軸索と樹状突起)の一点に電気刺激が与えられると膜電位の変化が突起に沿って広がる。しかし、一般的な細胞膜の電気抵抗は完全な絶縁物ほどには高くなく、また神経突起は良導体である細胞外液中に存在するので、与えられた電気量は細胞膜を横切って細胞外に流れ出る。つまり、あるニューロンが自身が発生させた電場を形成し、細胞外電場を介して周囲の細胞に影響を与え、自分以外のニューロンの活動が集合電位として巡り巡って自分自身の活動に影響を与えることになる。

ラットの脳を使った実験だが、海馬に電気刺激を与えると、海馬の表層と深層で電気活動の山と谷が反転し、シータ波を作ることが確認されている。この領域のニューロンは縦に整列し、相互にシナプスで繋がってはいない。それにも係わらず、シータ波を作するは、ニューロン自身が発生する微弱な細胞外電場が近接するニューロンに影響を与えると考えられている。また、ニューロンは縦に整列している(束になっている)脳組織では振動する細胞外電場の振動に、対する感受性が高くなる可能性も考えられている。

細胞外スペースは、間質液で満たされ、間質液は、神経活動の結果生じる電気的な信号を伝える細胞間媒質として機能している。脳に刺した電極が記録しているのは、あくまでニューロン集団が発生し電気信号が、脳組織を通って細部外媒質を伝わったのである。脳の電気的な性質を正確に知ることは、脳の活動を理解する上で、必要不可欠と考えられる。

また、このように、細胞外電場が脳の機能に重要な役割を担っているとすると、身の回りの機械が発生する電磁波が作る電場が、脳に与える影響は、無視できないと思われる。特に、第五世代移動通信システム(G5)や、さらに高周波のテラヘルツが、脳に与える影響の図りしれず、まだ分かっていないことが多い現状では、飛びつくことは避けるべきだろう。

参考:ブルーバックス『脳を司る「脳」』毛内拡著

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List    投稿者 seibutusi | 2021-08-26 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 
2021-08-15

宇宙人と交信や、UFO関係の隠蔽情報の開示運動を行うグリア博士の『人物像』と『体験史』1

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前回、スティーブン・グリア博士の、書籍『UFOテクノロジー隠蔽工作』を引用しながら『UFOテクノロジー隠蔽工作がどのように進められてきたのか?』を掲載した。

この書籍は、2つの大きなジャンルに分かれている。

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List    投稿者 sinsin | 2021-08-15 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments »