2023-01-06

年代測定は本当に正しいのか。

過去の歴史や物の価値を調べる際、「何万年前の遺跡」など年代を示すことがよくあります。
そうした年代を測定する方法として、放射性同位体の半減期を利用したものがありますが、この測定方法は本当に正しいのでしょうか?
今回は、年代測定の仕組みを深堀りすることで、本当に正確な値なのか考えてみたいと思います。

■放射性同位体の半減期を利用した測定法のしくみ

例えば地球の年代を測定する際は、火山からのマグマが海底で急激に冷え固まった玄武岩や、地表付近までゆっくり冷え固まった花崗岩を取り出し、その岩石や鉱物の中に含まれる微量の放射性核種の比率を調査します。

放射性同位元素は、α(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線などの放射線を放射して別な元素に変わっていきます。
例えば、238U(ウラン238)は途中経過はいろいろありますが、最終的には206Pb(鉛206)になっていきます。このときの238Uを親元素といい、親元素が壊変(崩壊)してできた236Pbを娘元素といいます。

親元素の数が半分になるまでの時間は一定であると言われ、それを半減期と言います。238Uの半減期は44.68億年であり、この長さはいかなる熱や圧力によっても変えることはできないと言われています。そのため、こうした放射性同位元素の壊変(崩壊)は、きわめて正確に時を刻んでいるということになり、同位体の比率の変化量をもとに年代が測定されます。

[ 放射年代測定法 ]         [ 半減期 ]
炭素14 - 窒素 法         5730年
カリウム - アルゴン 法      12億6千万年
ウラン - 鉛 法          45億1千万年
ルビジウム-ストロンチウム 法    468億年

■年代測定の問題点

年代測定の問題点は、「親元素の数が半分になるまでの時間は一定である」という大前提の部分にあります。
当然ながら何千万年とか何億年もかけて実際に崩壊した現象事実を確認したわけでは無く、核種の崩壊速度は一定であるという前提のもと、限定した環境・要素の実験室での数値をもとに計算によって導き出したに過ぎません。

そして実験室での算定は、現実の自然界にある崩壊速度を変える要素として考えられる、熱、圧力、電磁場などの影響まで反映しているわけではありません。

放射性同位体の半減期に基づいて算出している絶対年代は正しいのでしょうか?

■半減期が一定という前提をくつがえす事例

人類史上初の「原爆(原子爆弾)」が広島に落とされたあと、広島にはぺんぺん草も生えないと言われました。
(※マンハッタン計画に関わったハロルド・ジェイコブ博士「75年は草木も生えぬ」言説)。
しかし、翌年には植物が生え人が生活できる街に再生されていきました。
このことは、限られた条件を使い実験室で得られた一面の答を“教条”とする近代科学は、現実と乖離があることを如実に物語っています。
現実は様々な要素が影響し合って成り立っています。広島の原爆も、土壌の中で微生物が(近代科学が否定している)常温核融合を行い放射能を処理したと考えられています。
つまり、放射性同位体の崩壊速度は、微生物やその他あらゆる環境要素の影響を受けているわけで、半減期が一定であるという前提は極めて怪しいと考えられるのです。

 

では、より正確な年代測定方法はあるのでしょうか、次回はそのあたりを深掘りしたいと思います。

 

List    投稿者 kubota-t | 2023-01-06 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 

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