太陽系を探検しよう-31.光合成とはなにか(1)光合成の始まり
地球生命の起源シリーズに続いて(前回はこちら)、生命の誕生に次ぐ、生物史上最も劇的な進化である「光合成」を見たいと思います。
約38億年前の生命が誕生した頃の地球大気にはほとんど酸素が含まれていなかったと考えられていますが、約27億年前、非酸素発生型光合成生物(光合成細菌)から、水を分解して酸素を発生する酸素発生型光合成生物(シアノバクテリア)が進化し、地球大気を酸化型大気に変えていきました。
今日は第1回として、光合成の始まりを見ます。
左図は光合成細菌(こちらから)、右図はシアノバクテリアのコロニー(こちらから)。
応援、よろしくー
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生物は電気エネルギーで生きている!?-膜電位の秘密-
すべての動物は細胞膜上に、ナトリウムを細胞外に汲みだし、カリウムを細胞内に取り入れる、”ナトリウムーカリウムポンプ”と呼ばれる仕組みを持っています。この仕組みは動物だけではなく、海藻や一部の単細胞生物や細菌にも存在することが認められています。
また、すべての植物や、バクテリア含めた単細胞生物は、水素(イオン)を細胞外に汲み出す”プロトンポンプ”という類似の仕組みを持っています。
これらは全て、細胞膜上の膜タンパクを使って行なわれており、その結果細胞外部がプラスに細胞内部がマイナスに帯電し、細胞内外に電位差を生じさせています。これは「膜電位」と呼ばれています。
全ての生物の細胞内外に電位差が存在するということは、生命が登場するにあたってこの膜電位が不可欠でなものあったものであることを意味します。膜電位については高校生物の教科書にも記載されていますが、しかし、何故それが必要なのかについては、参考書はおろかどこにも明確な記術がありません。
そこで論理的推定も含めて、今回は膜電位の秘密に迫って見たいと思います。
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「生き物ってすごい」第4回~しなやかで強い、クモの糸
こんにちは~
*画像はこちらからお借りしました。
好評の「生き物ってすごい」シリーズ、第4回は「クモの糸」です。
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君もシャーマンになれるシリーズ20~海馬:汎用化された記憶を手がかりに人は予測する
みなさん、こんにちは
「君もシャーマンになれる」シリーズも、ついに20回目を迎えました。パチパチパチ
前回は、シャーマン脳の鍵を握る「扁桃体」について追求してきました。
本日は、扁桃体とも関与が深い『海馬』について追求します。
海馬は記憶を司る器官といわれています。
図はコチラから
記憶とシャーマン脳(予知・予測)って何が関係あるの?と思われ方、
是非つづきをクリックして下さい
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太陽系を探検しよう-30.地球を揺るがす長周期地震の不思議③~何故、超高層建物がこれほどに建設されてきたのか?~
(画像はこちらからお借りしました。)
写真は、超高層建物のさきがけである、1968年に竣工した霞ヶ関ビルです。以降、徐々に増加してきました。特に、バブル期以降は急増しました。
超高層建物は見晴らしもよく、みんな一度は住みたいと思ったことがあるかもしれません。
今や、最高高さであるスカイツリーは634m(ムサシ)と信じられない領域にまで達しました。
前回のブログでは、長周期地震動に対する、建物のメカニズムについて説明しました。
長周期問題にとっては、超高層建物、免震建物、石油タンクなど、問題がある可能性を孕んでいることが分かってきました。
では何故、安全性が証明されていない超高層建物の建設が、これほどまでに増加してきたのでしょうか。
また、安全神話が語られる必要があったのでしょうか。
今回は、そんな超高層建物が普及してきた経緯を、社会的背景の側面から解明してみたいと思います。
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アインシュタイン、その光と影 2
『光』の解明・・・アインシュタイン最も情熱を注いだ対象は『光』だったと言われています。伝記の中にも「~16歳のときにもし光に乗ったらどんな世界が見えるのだろう?という疑問を持った~」と記されています。そして晩年には、「~そんな子供しか抱かないような疑問を自分は一生問いかけ続けて、すっと子供のままの人生を送ってきた~」と述懐しています。
ところで、19世紀半ばの物理学で進展が著しかったのは『電気』や『磁気』の分野です。電磁波に関する知見も急速に広がり、その影響もあって光速度の計測も精力的に行われていました。
その中で大いに物理学者たちを悩ませていた問題が2つありました。
太陽系を探検しよう-29.太陽系の起源、新説「磁場説」(2)
前回の記事から、武田福隆さんの太陽系起源説を紹介しています。
今回は、原始太陽に生じる磁場の中で、回転運動する微塵が磁化率に応じて移動・整列していくしくみです。
太陽系の起源論において、惑星の組成が大きく異なっている原因は、まだ定説になっていません。この説によると、元素や分子の分布がその磁化率に応じて決まり、それがほぼそのまま惑星の主要な組成につながっていくことがわかります。
著書を抜粋・引用し、言葉だけではわかりにくい部分は筆者による図を挿入しています。
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君もシャーマンになれるシリーズ19 ~扁桃体がシャーマン脳の鍵を握る!?~
これまで、シャーマンの能力が右脳に秘められていることや右脳左脳の機能は分化しており右脳には外敵や危機を察知する機能があることなどを解明してきました。さらに前回、危機察知や仲間認識などの脳の機能について生物進化を遡って見てきました。そして、たどり着いたのが「扁桃体」です。魚類以降、シャーマンに通じる危機察知や仲間認識は「扁桃体」が担っていることがわかってきましたので、今回は「扁桃体」を詳しく見ていきます。
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太陽系を探検しよう-28.太陽系の起源、新説「磁場説」(1)
今回は太陽系の起源に関する新説を紹介します。提起しているのは武田福隆(たけだとみおき)さん。2009年に著書『太陽系の起源』で発表されました。経歴は教員、東京都の技術職員、化学メーカー勤務など、宇宙に関しては全くの素人という方です。今回紹介する説は「磁場説」ともいえる理論です。一言で云えば、原始太陽が超伝導体となり、それによる磁場が秩序となり現在の太陽系の姿が形成されたとするものです。
宇宙を統合している力=統合律を考える場合、地球や宇宙スケールでは、重力が支配的といわれます。しかし、この説に触れると、電磁力も大きく影響している可能性が感じられます。この著書の副題が「新しい宇宙論の始まり」と書かれている所以です。
本論に入る前に、まず、その著書の冒頭に書かれたユニークな「はじめに」の一部をご紹介しましょう。
人間の棲んでいる地球という天体が属している太陽系という惑星系の起源が分かったからといっても、ホンの一部の人の好奇心を満足させるだけであろう。
そのような好奇心に駆られて他の何物をも顧みず、約40年間に亘って考察を進めて来たバカな男がいる。(中略)昇進昇格に固執せず、宇宙の起源や太陽系の起源などに心を寄せ続けて来た男である。
ここに述べる太陽系の起源のヒントは昭和38年、彼が39歳の春、出勤途中の南武線の電車の中で閃いて、興奮のあまり、更新したばかりの定期乗車券を紛失した時の案である。
その時のアイデアを100%生かし、その後得られた新たな知見を加え、年金生活の十分な時間を生かしてまとめたのである。
では、その理論を要約しながら紹介します。
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人間と動物は共感出来るのか?~ペットの変遷編~
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みなさんこんにちは。
近頃すっかり身近になってきたペット。最近では犬が散歩出来るお店や、猫カフェなんかも増えてきましたが、果たして、生物学的観点から見て人間とペットの距離はどう変わってきたのでしょうか。また、「ペットの気持ちがわかる」とよく耳にしますが、人間と動物はお互いに共感できるのでしょうか。
これらについて追求したいと思います。