2006-11-11

ウニの遺伝子数はヒトとあまり変わらない!?

どうも、雅無乱です。今日はちょっとオドロキの科学ニュースを…
米ベイラー医科大やカリフォルニア工科大などの国際研究チームがウニの全遺伝情報(ゲノム)を解読したそうだ。
棘皮(きょくひ)動物の全ゲノムが解読されたのは初めて。
uni2.jpg
高校の生物の図解に必ず載ってる、例のウニの発生過程。ウニはこの分野の研究がかなり進んでいる。しかも棘皮動物は、人間やホヤなどが含まれる脊索(せきさく)動物と進化系統上近いので、脊索動物の進化過程を解明する上でも参考になるかもしれない。
<ウニ>遺伝子数、ヒトとほぼ同じ 欧米研究チームが解明 (毎日新聞 – 11月10日 09:51)から引用してみる。
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List    投稿者 staff | 2006-11-11 | Posted in ⑧科学ニュースより3 Comments » 
2006-11-07

草原に追われた?哺乳類

grass.jpg
 牛や羊など、草原に適応した草食動物の祖先は、もともと森林で柔らかい(消化しやすい)葉を食べていたと考えられます。ゾウやキリンなどは今でもそうですね。それが、3400万年前(新生代第三紀の中期にあたる漸新世初期)から寒冷化が進み、森林が縮小して大草原が拡がります。(サバンナ、プレーリー、パンパ等の大草原がこの時期に出現。)
草原に生える単子葉類(主にはイネ科)は、プラントオパール(植物珪酸体)やセルロースが大量に含まれていて硬く、森林の植物(双子葉類)に比べると極めて消化しにくい葉を持っています。
plant_opal.jpg
(プラントオパール・Webさんいんより転載)
なぜ彼らは森林から出て、硬くて消化しにくい草に覆われた草原に行ったのでしょうか?
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List    投稿者 blogger0 | 2006-11-07 | Posted in 6)“祖先の物語”番外編2 Comments » 
2006-11-06

土中で生き抜いたご先祖様

既に他のエントリーで触れられている様に、原哺乳類は寒冷適応のために胎内保育に転換し、恒温機能を発達させた生物である。しかし地上に進出し、進化するには長い道のり=多くの壁があったことを忘れてはならない。
dhiikutodon.jpg
土中で生きていた哺乳類の祖先 ディクトドン 地面に螺旋状の穴を掘って暮らしていた
彼らが寒冷への適応のために最初にとった手法は土中に棲むことであった。土中は地上に比べて気温の高低差が小さく、それだけで寒さを防げる。それだけでなく、一定の恒温性も保たれる。
しかし土中に棲むにあたっては大きな問題がった。それは、土中は地上に比べて空気が少なく低酸素状態にあるからだ。かつ特に降雨時にはそれが著しくなる。(例えば降雨時は地下20cmでも酸素は僅か5%に低下する)
さてご先祖はどのようにしてこの土中の難をくぐり抜けたのか?
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List    投稿者 kitamura | 2006-11-06 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類, ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 
2006-11-05

「原猿」って、どんなサル?

シリーズ9原始哺乳類 原モグラが樹上で生活するようになるまでを読んで、
「ネズミに追われて、木に登って、サルになっちゃったよ 」と驚いたゆっきーです
原モグラは、旺盛な繁殖力を武器にしたネズミに追われ…
①原モグラの形態のまま地中にもぐった ⇒現在のモグラ(=食虫目)
②原モグラが持っていた鉤爪を生かして樹上逃避を試みた ⇒原猿(=霊長目)

と、適応していったのですよね
そこで「原猿」って、どんなサル?と思い、調べてみました 😛
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2006-11-04

哺乳類の性闘争本能と内雌外雄2

前回の性闘争=縄張り闘争の本能を強化に続いて、哺乳類の内雌外雄についてみていきたいと思います。
前回のおさらい

哺乳類は外敵闘争の必然から性闘争(=縄張り本能)を激化させたと云えますが、メスはそれに同時に「安全な出産・育児と十分な食料確保」という期待 強者選択本能を強化していき、更に、オスの成体後の性闘争=縄張り闘争の本能を強化していったのです。

では、この性闘争本能の強化と内雌外雄にはどのような関係があるのでしょうか
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2006-11-03

収束進化(哺乳類の拡散適応)

有袋類は約1億年前(中生代白亜紀)に現れ、世界各地に分布しました。しかし、正獣類(有胎盤類)の増加に従ってそのほとんどが絶滅に追いやられてしまいました。
オーストラリアには、有袋類や単孔類といった原始的な哺乳類が多く生息しています。これは、オーストラリア大陸が6000万年頃、他の大陸と切り離されて隔離され、正獣類(有胎盤類)が進出できなかったためといわれています。(下の絵は約6500万年前の大陸の様子です。)
6500%E4%B8%87%E5%B9%B4%E5%89%8D%E3%81%AE%E5%9C%B0%E7%90%83.jpg
では、オーストラリアは他の地域とは全く違った動物たちがいるのでしょうか
そうでもないようです。

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List    投稿者 kumana | 2006-11-03 | Posted in 6)“祖先の物語”番外編1 Comment » 
2006-11-02

進化とDNA変異について

生物の形態(かたち)や機能をみて行くと、進化とは、形態の基本構造を基盤にしながら、その先端部分を変化(変異)させて行っている。
例えば、脊椎動物を、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類とみて行くと。
魚類段階で、頭部(口、エラ、眼と鼻、脳)、胸部(前鰭、心臓のある部分)、腹部(消化器や生殖器がある部分)、尾部という大きな体節構造ができあがる。呼吸様式はエラ呼吸。
両生類の成体は、頭部(エラを失う)、胸部(肺ができ、前鰭が前肢に転換)、腹部(後鰭が後肢に転換)が地上生活に適応するために、大きく変化している。尾部は消滅する。呼吸様式は肺呼吸と皮膚呼吸に転換。
爬虫類と鳥類は、頭部、胸部(鳥類では前肢が翼に転換)、腹部の変化は少ないが、完全な肺呼吸を行う。(爬虫類のうち、蛇は四肢を失っているが。)
哺乳類は、頭部、胸部、腹部の器官種類は、爬虫類・鳥類とほぼ同じ。完全な肺呼吸を行う。
爬虫類・鳥類と哺乳類では、殻のある受精卵から子供が生まれるのか、雌の胎内で胎児が成長するのかで、大きな違いがある。
このように、生物は、一旦獲得した形態や機能原理の元に、直面した外圧に適応する、先端部分を転換して、進化していっている。
例えば、水中生活の魚類から、地上生活の両生類への変化(地上という外圧適応)で、先端機能(形態)の組み換えが大幅に行われている。
一方で、進化=形態(機能)転換 は、遺伝子(真核生物以降はDNAが主に担っているが)として、固定されている。
つまり、鳥類の受精卵にある「遺伝子=DNA情報」が、受精卵を、嘴の尖った頭部、翼を持った胸部、後肢を備えた腹部という形態をつくり上げ、鳥の雛を誕生させる。
では、真核生物から始まる、遺伝子=DNA情報の、原理獲得とその変異という構造が存在する筈である。
確かめられているものに、眼の進化がある。
単細胞段階で、眼点といわれる光を感知する場所があり、この眼点という構造(機能)が、延々と多細胞生物まで引き継がれている。

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List    投稿者 leonrosa | 2006-11-02 | Posted in 6)“祖先の物語”番外編, ①進化・適応の原理4 Comments » 
2006-11-01

ネアンデルタール人とホモサピエンスのハーフの化石?

またしても我々の祖先の興味深い化石が見つかったらしい。

「旧人と新人ハーフ?の化石 米などのチーム ルーマニアで発見35000年前の人骨」
=2006/10/31付 西日本新聞朝刊=より

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/20061031/20061031_001.shtml

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2006-10-31

哺乳類の拡散

>6500万年前恐竜が絶滅すると、哺乳類はたった300万年という短い間に拡散適応していきます。
http://www.biological-j.net/blog/2006/10/post_16.html
哺乳類はとても身近で、人間に近いものも感じます。
なんでやカードも哺乳類の絵が多い。
ということで、シリーズ10は哺乳類の拡散適応の様相について解明していきましょう
ところで、はじめまして、くまな と申します。よろしくお願いします。 😀
実現論では、以下のように記述されています。
>大型爬虫類の絶滅という環境変化によって、小型爬虫類や猛禽類や初期肉食獣が多様化し繁殖していったが、この環境は(相手が10m級の大型爬虫類であるが故に、体長10~20cmのモグラは充分に「隠れ棲む」ことができたが、相手が小型爬虫類や肉食獣になると)モグラ類にとっては、大型爬虫類の時代以上に危険な生存状態となった。この危機的状況ゆえに、モグラ類は急速かつ多様な拡散適応を遂げ、現在に繋がる様々な哺乳類が登場することになる。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=1&t=3#03
現在、地球上のあらゆるところに生息する各哺乳類たちは、どうして今のような適応態になったのでしょうか。
クジラが海に戻ったのは、なんで
シロクマペンギンが寒い ところにいるのは、なんで
ゾウの鼻、キリンの首が、長いのはなんで
コウモリ が飛ぶようになったのは、なんで?それと洞窟の中にいるのは、なんで などなど…
(理由を知りたい と思った方は クリックで、応援してください。)
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2006-10-30

哺乳類の性闘争本能の強化と内雌外雄1

性闘争本能の強化を考える上で、まずは進化過程(適応過程)と同時にみる必要があります。
るいネットの投稿『哺乳類の性闘争本能』が参考になると思われますので、編集、抜粋しながら見ていきます

卵産動物が一般に大量の卵を産み、その大部分が成体になるまでに外敵に喰われることによって淘汰適応を実現している。

卵生動物の場合には外敵闘争(種間闘争)などの自然淘汰を生き延びたものが適者という事になるます。
つまり、卵生動物はこのような淘汰適応を受けて、次世代を担える=子孫を残せる適者(=強者)を選別しているのです。
では、胎生である哺乳類はどのように適応してるのでしょうか
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