2006-11-01

ネアンデルタール人とホモサピエンスのハーフの化石?

またしても我々の祖先の興味深い化石が見つかったらしい。

「旧人と新人ハーフ?の化石 米などのチーム ルーマニアで発見35000年前の人骨」
=2006/10/31付 西日本新聞朝刊=より

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/20061031/20061031_001.shtml

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 ルーマニアで見つかった約3万5000年前の人類化石から、現代人の祖先であるホモサピエンス(新人)と、絶滅したネアンデルタール人(旧人)が混血していた可能性があることが分かったと、米国などの研究チームが30日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。ネアンデルタール人は欧州で独自に進化し3万年前ごろに絶滅、アフリカからその数千年前に来たホモサピエンスに置き換わったとされるが、詳しい様子は謎のまま。研究チームは「単に置き換わったのではなく複雑な過程があったのではないか」としている。
 ただ、混血だったとしても、その人びとは現代人の祖先でないことはDNA解析から既に明らかになっている。
 化石は1950年代に洞窟(どうくつ)から発掘され、初期の新人化石として保管されていた。研究チームがあらためて調べたところ、後頭部のこぶのような膨らみや、下あごと関節の形状などにネアンデルタール人の姿をとどめていた。
 一方、ネアンデルタール人の大きな特徴である両目の上の張り出しは小さく、頭頂部が丸いなどほとんどはホモサピエンスの形態で、両者の特徴を併せ持つことが判明。研究チームは、ほかの初期新人化石と比べても、特徴が混在する度合いが大きいことから混血の可能性があると判断した。
■混血かどうか判断困難 近藤修東京大助教授(形質人類学)の話
 化石の形だけから混血かどうか判断するのは難しい。今回の化石がネアンデルタール人的な特徴を持っていることは否定できないが、その特徴が必ずしも系統を表しているとは限らず、混血が確からしいとまではいえない。専門家によって意見は異なるだろう。
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以前、この前身のブログのエントリーで書いた事がある。
「ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは混血していたかもしれない」
http://moer.but.jp/blogn/index.php?eid=72

ただし、骨格の形態学的特徴だけが根拠であり、根拠としてはいささか弱い。
そして、その混血の子孫はおそらく絶滅しており、現代人には繋がっていないということらしい。

石器を見ると、当時、文化的交流があった可能性があり、そのこととこの混血問題はリンクする。

明らかな異人種と出会ったとき、彼らがどう対応し、どのような集団同士の関わりを持ったのだろうか…
興味は尽きない。

※画像は↓ここからお借りしました。
 「シリア、デデリエ・ネアンデルタール 赤澤威氏」(東京大学総合研究資料館)
 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/news_letter/30.html

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