2008-01-10

無脊椎動物の免疫系進化

■免疫系の進化
アメーバの食作用から巧妙な免疫を兼ね備えた哺乳類に至るまで、免疫系の進化は“自己対非自己認識”の発展過程を示す、といいます。
そこで、現存種の研究により得た知見に基づき、免疫系の進化を俯瞰したのが、前回の「免疫系の進化系統樹」でありました。多くの進歩は一度獲得すると次の種に継承される(=塗り重ね構造である)ので、最初に現れたと思われる機能がプロットされています。
免疫の進化系統樹
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免疫機能の進化を紐解くインデックス(1)
免疫機能の進化を紐解くインデックス(2)
免疫機能の進化を紐解くインデックス(3)
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List    投稿者 ayabin | 2008-01-10 | Posted in ⑤免疫機能の不思議No Comments » 
2008-01-09

免疫系の進化①

こんにちわ。arincoです。今回は勉強仲間との免疫進化の連作です。
細菌から僕たちヒトに至るまで免疫も様々に進化しています。①ではその系統樹を紹介します。
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List    投稿者 arinco | 2008-01-09 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 
2008-01-08

原核生物にみる性の原点~マーギュリス「性とはなにか?」から

前稿に続いて、マーギュリス「性とはなにか?」からです。
性の起源については、真核生物が獲得した減数分裂を出発点として議論されるケースが多いのですが、マーギュリスはさらに原核生物段階にも性の起源があると説く。

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List    投稿者 staff | 2008-01-08 | Posted in 未分類 | 14 Comments » 
2008-01-07

免疫を考える意味

生物について学ぶ中で、自分の体が非常に高度な仕組みに支えられている事に驚きますが、
中でもよく出来ているのが、免疫機能。
異物の退治のみならず、自身の異常細胞を見つけてやっつけたりもします。
その仕組みのすごさいついては、また別途追求するとして、
今日は掲示板の「免疫機能の不思議」から、
『免疫を考える意味』について参考になる投稿があったので紹介します。
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List    投稿者 zakky | 2008-01-07 | Posted in 未分類 | 4 Comments » 
2008-01-05

開放系としての生物界では物質は循環し、エネルギーは散逸する

昨年から本格化した『性の探求シリーズ』今年も新たな発見に向けて追求を続けたいと思います。昨年はいろんな書籍にもチャレンジしたのですが、やはりドーキンス流の個人主義生物学の悪影響が思考を妨げているように思われます。そんな中、そのようなドグマにとらわれることなく生命の本質にアプローチしようとする学者さんも少数ながらおられます。
福岡伸一先生http://www.biological-j.net/blog/2007/06/000228.html 
武村政春先生http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=162026 
牧野尚彦先生http://www.biological-j.net/blog/2007/08/000268.htmlそしてリン・マーギュリス先生http://www.biological-j.net/blog/2007/12/000344.html です。
特にマーギュリスは、ドーキンス流の個人主義生物学を真っ向から批判し、同時に彼らがとらわれている神学的思考から自由になって生物学と物理学の断層を乗り越えようとする、本物の探求者ではないでしょうか?そこで今日はマーギュリスによる『性とはなにか(せりか書房・2000年1月刊)』及び『生命とはなにか(せりか書房・1998年4月刊)』から、『開放系としての生命』に関する考察を紹介したいと思います。ポイントは『開放系である生物界では物質は循環し、エネルギーは散逸する』という自然の摂理を明らかにしてくれている点です。
まずは、マーギュリスの個人主義生物学批判からはじめましょう。

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List    投稿者 staff | 2008-01-05 | Posted in 未分類 | No Comments » 
2008-01-01

謹賀新年

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会員の皆様、読者の皆様、
明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
昨年は追求テーマがより鮮明になるようにと、「Biological Journal 」から「生物史から、自然の摂理を読み解く」にブログ名を変更させていただきました。
幸い改名後も、ブログをご覧になられた方、あるいは、るいネットさん主催の「なんでや劇場」に参加された方など、新規会員としての参加をいただき、無事年を越すができました。
応援いただたいた方々に、この場を借りて御礼申し上げます 😀
さて、本年も40億年に及ぶ生物史を紐解きつつ、現代人の道標にも成り得る自然界の構造や法則に少しでも肉迫できればなどと、身の丈に合わない遠大な構想を抱いております。
特に今年は、専門家の間では「定説」として検討が打ち切られた領域にも積極的にメスを入れていくことの重要性がさらに明瞭になってくるような予感がします。
論理的に検証し、論理整合性だけを頼りに思考するなら、自在な発想や切り口はむしろ「初心者」「素人」から生まれてくる可能性が高いと確信しています。
「生物史から、自然の摂理を読み解く」の本望は、言わば大胆な仮説の提示にあります。
本年もこの主旨に賛同いただける方々の新たな参加を期待し、面白い記事づくりへの協力をお願いたします。
 (by 管理人)

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List    投稿者 staff | 2008-01-01 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 
2007-12-31

男(オス)と女(メス)があるのはなんでだろう?③

さて、いよいよ「男(オス)と女(メス)があるのはなんでだろう?」の三発目。これを今年最後のエントリーとして、来年を迎えたいと思う。
■オス・メス分化した生物にとって「老化」「死」は重要な適応戦略である
もう一つ不思議なことは、有性生殖を行う生物に必ず「老化」「死」が存在するってことだ。
「そんなんあたりまえやん」と思われるかもしれへんが、地球上の生物が老化して死ぬようになったのは、実は生命が誕生してから10億年以上経ってからのこと。有性生殖をする生物が適応のために、新たに獲得した機能が「老化」「死」という性質だったのだ。そんな厄介なもんわ~ざわざ獲得せんでも…と思うが、実は理由がある。
分裂増殖(無性生殖)を行う生物は(究極的な栄養不足や生命維持の物理的な限界を超える環境に置かれることがもしなければ、という仮定においてだが)、実質的に不死だ(厳密に検証するとそうではない可能性があるが…)。それに対して、有性生殖をする生物は、例外なくプログラムされた「死」を持っている。
http://moer.but.jp/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=26202
しかも、まかり間違って生き長らえることがないように「アポトーシス」「アポビオーシス(寿死)」(参照:http://www.sun-inet.or.jp/~lavender/med3.htm)によって、生物は必ず死ねるように二重にプログラムされている
有性生殖をする高等生物のほとんどは2倍体である(ディプロイド:ゲノム=その生物の染色体の必要情報 を2セット持っている)。ここに「性」のシステムのもう一つの利点がある。2倍体だと、片親からの遺伝子に欠陥があったとしても、もう片親からの遺伝子で生態機能が補えれば、変異が個体の死に直結しなくて済むわけだ。そして、その変異を蓄積することも可能になる。要するに、保険を1セット持っておくことで、生きる可能性も変異を蓄積する可能性も拡がるってわけや^^)。
逆に、両方の親からたまたま同じ致命的な欠陥を受け継いでしまえば、個体が生殖年齢までに死に至るため、その欠陥因子は次世代に引き継がれなくて済むわいな。生物集団内で、そういった不適応因子の割合は低く保たれるってわけだ(そう考えると、死にも立派な意味があるってこと)。逆に捉えるとこれは、世代交代により、適応因子はより速く生物集団内に広がるようになっているわけだ。
その生物が生きている間に受けるリアルタイムの外圧への適応を精一杯試みた個体は、一つの実現体だ。そして生殖をすませた個体は、その生息域に永遠にのさばるようなことは決してない。必ず自ら老化し死ぬことによって次の適応の可能性を持つ次世代に生存の場を譲りわたしていく。そうやって「群れ」という単位で適応してきたのだ。
なんかすごいことだ。あたりまえと言ってしまえばあたりまえのことなんだが、ある種、感動があると思わへん? 個人主義思想なんて、この生命の営みの前にはなんとチンケなことか…
というわけで、下(続き)に要点をまとめてみた。その前に…
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List    投稿者 nanbanandeya | 2007-12-31 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 
2007-12-31

男(オス)と女(メス)があるのはなんでだろう?②

さて、男(オス)と女(メス)があるのはなんでだろう?の続きを行ってみたい。
■あまりに非効率な“性システム”がなぜ生物界で優勢なのか?

無性生殖の最大の問題は、ほとんどそっくり同じ子孫が大量にできてしまうことだ。
来年もよろしくお願いします。
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List    投稿者 nanbanandeya | 2007-12-31 | Posted in ①進化・適応の原理3 Comments » 
2007-12-31

男(オス)と女(メス)があるのはなんでだろう?①

今年も、「生命史から自然の摂理を読み解く」を応援してくださってありがとうございます。2008年もどうぞよろしくお願いします。
私:雅無乱は、関西の路上で毎週「なんで屋」なるものをやっている。道行く人達の「なんでだろう?」という疑問に何でも応えます!応えに満足していただいたらチャリーンとコインを入れておくれ…というもの。
(これは友人のブログ:
http://blog.livedoor.jp/nandeya_umeda/イメージとしては、例えばこんな“お題”などを扱っている。男女関係や悩み相談から社会問題まで幅広く^^;)。

名古屋で友人もやってるし、関西関東では道端で僕の仲間たちがやってるのを見かけたことがある人も多いのでは?最近有名になってきたみたいで嬉しい限りである。
路上で出会った見知らぬ人とマジ話して、一緒に追求するってのはなかなか楽しいものなのだ。
で、先日、その「なんで屋」で、
「人間に男と女があるのはなんで?」
というお題を、カップルに聞かれて困ってしまった。
こういう素朴な疑問が一番難しい。たしかに「なんでなんや?」。
この場は生命科学メインのブログなんで「高等生物のほとんど全てが雌雄分化しているのはなんでだろう?」という問いに変えて、その本質を考えてみようと思う。
■有性生殖は、実は極めて非効率なシステム?
来年もよろしくお願いします。
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List    投稿者 nanbanandeya | 2007-12-31 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 
2007-12-30

男の人の方が色盲が多いのは、何で?

今日は、最近知った染色体の話を紹介します 😀
「色盲」って、女の人より男の人のほうが、多いですよね?
これには、染色体が関係しているんです。
今年もよろしくお願いします。
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List    投稿者 miwa | 2007-12-30 | Posted in 未分類 | No Comments »