2007-12-30

男の人の方が色盲が多いのは、何で?

今日は、最近知った染色体の話を紹介します 😀
「色盲」って、女の人より男の人のほうが、多いですよね?
これには、染色体が関係しているんです。
今年もよろしくお願いします。
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そういえば、以前、aincoさんが「X染色体の不思議」
で書いてちょっと触れていましたね。

女性の方が男性よりも遺伝的な病気にかかりにくいと言われていますが、その理由はX染色体にあったのです 女性はX染色体を2本持つことで仮に一本の染色体に異常をきたしてももう一本のスペアが働き、結果として伴性遺伝病が発症しにくくなると言うわけですね。逆にスペアを持たない男性は、持っているX染色体が異常をきたすと病気になってしまう。と言うわけです。

もう少し詳しく解説すると・・・。
ご存知の通り、男は、XY型、女はXX型です。
色盲はX遺伝子につきます。
男はX遺伝子を一つしか持ってないので、そのX遺伝子が色盲なら、その男は色盲が出るということになります。
Y遺伝子は色盲にはまったく関係していません。
つまり、色盲になりやすいということ。
女の場合、一つのX遺伝子が正常で、一つが色盲の場合でも、2つある内の一つが正常な場合、女には色盲が出ません。
正常が色盲を抑制するのです。
即ち正常が優性で色盲は劣性というわけ。
つまり女は、2つのXの遺伝子が共に色盲でないと式盲が出てこないというわけです。
2つのX遺伝子が共に色盲であるのは極めてまれなので、女は色盲になりにくいということなんです!
まさに、
X染色体は「安定」をつかさどる性染色体なんですね。
染色体って不思議!
さんぽ でした。

List    投稿者 miwa | 2007-12-30 | Posted in 未分類 | No Comments » 

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