2009-10-08

収束と統合、可能性収束の論理2-進化論は神の証明か

 間違いなく最も有名な進化論者であろうダーウィンは、ラマルクよりも半世紀ほど後の自然科学者で、現在でも進化論の主流をなす「自然選択(淘汰)説」を提唱しました。
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 ダーウィンは当初、聖書の無誤性を疑わなかったが、ビーグル号航海の間に疑いを持ち始めた。その後、彼はしばらく正統な信仰を持ちつづけ、道徳の根拠として聖書を引用したが、旧約聖書が述べる歴史には批判的だった。そして、長女アニーの死をもってキリスト教信仰への終わりを意味したようです。
 当時は「天地創造説」が当たり前と考えられており、キリスト教が(権力的にも、思想的にも)絶対的力を持っていた為、ダーウィンの進化論は宗教界を中心に激しい反対を受けました。
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 しかし、賛同者・支持者が次第に表れ、認知度と影響力を拡大していきました。後にこのダーウィンの「自然選択説」は、メンデルが発見した「遺伝学」、そしてド・フリースによって発見された「突然変異説」と結びつき、「総合説(ネオ・ダーウィニズム)」として統合されていきます。
 この「総合説」が現在の進化論の主流派となっています。
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List    投稿者 h100p | 2009-10-08 | Posted in ①進化・適応の原理1 Comment » 
2009-10-04

生命への進化

生命への進化
    
 各種の有機物が恐らく水中で今日生命と呼ばれるシステムを確立するに至る段階は、核酸の材料であるヌクレオシドやタンパク質の材料であるアミノ酸等の有機物が出来る段階、それが低分子量のDNAやRNAおよびオリゴペプチドになる段階、RNAやDNAが、高分子化して必要なエキソンを含むに至る段階であると考える。
ここで取り扱うのは、RNAやDNAが高分子化して必要なエクソンを含むに至る段階であり、この段階から生命が誕生するまでの過程は、生命のその後の進化から類推できると考えた。
      
    
生命と目的論
   
生命は特定の目的の為に創造されたものではないが長い時間をかけて、生き延び、場合によっては増殖するという目的に矛盾しないような機構を持っている。
その機構を維持するための各種目的を達成するためのシステムが生命であると考える。。
  
機能とプロセス
   
 生命は、無数の化学反応および、その結果生じる各種結合と反応熱、濃度差あるいは外界からの影響によって生ずる分子運動が関わる現象であり、それらの反応、分子運動が互いに連関して生じたシステムが生命だと考えている。
 このような反応と共役する分子運動をプロセスと呼ぶなら、 結果的に生物は生き残るという大目的と、大目的を達成するための中目的、小目的を達成するためのプロセスの集合体であり、各プロセスの環境との相互作用の中での最適化が、総合的に淘汰により判定された結果が、生き残りであり、場合によっては進化であるといってよいと思う。
(例えばあるタンパク質を生成し、細胞膜に埋め込むというプロセス)
 そして もともとランダムなプロセスから選抜されたのであるから、通常一定の目的を達成するに必要な機能を有するプロセスの数は複数で、ある環境下でもっとも効率のよいプロセスから効率の悪いプロセスまで分布があるはずであり、必要な機能に有害なプロセスは淘汰され、無害なプロセスは突然変異等でなくなる迄保存されると考える。
 同じくあらゆるプロセスは確率的に生成するので、ある物質を合成するプロセスがあるなら、分解するプロセスも当然存在するので、プロセスの多くは動的平衡状態にある。
 環境が変化した場合、効率のよいシステムの順位が入れ代わることもあるだろう。これは生物システムの最下層要素における進化といってよいだろう。
   

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List    投稿者 jorge | 2009-10-04 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 
2009-10-01

収束と統合、可能性収束の論理1-収束と統合とは生きているという状態そのもの

みなさんはこのブログの案内文が1月ほど前に変わったことに気が付きましたか?あらためて紹介します。

今、人類は大きな時代のうねりの中にいます。こんな時代こそ「自然の摂理」に導かれた羅針盤が必要です。素人の持つ自在性を存分に活かして、みんなで「生物史」を紐解いていきませんか。

日本では自民党が大敗北を喫し、世界では多くの国々がアメリカ一極支配の限界を指摘し始めています。しかし、新しい社会の姿はまだ見えてきません。このような先が見えないときこそ、生命の第一原理とも言うべき、「収束と統合」について学んで生きたいと思います。収束と統合について実現論では次ぎの様に説明されています。リンク

生きとし生けるものは、全て外圧(外部世界)に対する適応態として存在している。例えば本能も、その様な外圧適応態として形成され、積み重ねられてきたものである。また全ての存在は、本能をはじめ無数の構成要素を持っているが、それら全ては外部世界に適応しようとして先端可能性へと収束する、その可能性への収束によって統合されている。

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この画像はこちらからお借りしました

収束と統合に学ぶシリーズの第一弾は、「収束と統合とは生きているという状態そのもの」リンクです。興味をもたれた方は本文に進む前に応援もお願いします。
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List    投稿者 nodayuji | 2009-10-01 | Posted in ①進化・適応の原理1 Comment » 
2009-09-25

植物の適応戦略~外敵を寄せ付けない!~

もうすっかり秋めいてきましたね~
今回は秋の河原の 植物 の不思議を紹介します 😀
 
十月ごろになると、河川敷、鉄道沿線、空き地などで、あたり一面、黄色に染まったセイタカアワダチソウの大群落を見かけたことはありませんか?
 
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和光市HPより
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List    投稿者 miwa | 2009-09-25 | Posted in ⑨おもしろい生き物No Comments » 
2009-09-24

体細胞分化能の進化過程

私たち多細胞生物はなぜ、どのようにして誕生したのか?本ブログ5月の記事「生命の起源と進化に学ぶ-6-多細胞生物の誕生」では、多細胞生物へ至る大きな進化過程が以下のように整理されました。

減数分裂の機能を獲得し、安定と変異を両立することが可能になった、2n体の単細胞生物から、多細胞生物が登場します。

1.体細胞と生殖細胞の分化
2.体細胞の専門分化と統合
3.生殖細胞の精卵分化
4.オスメスの躯体分化
5.オスとは何か、メスとは何かのまとめ
6.動物と植物の進化戦略の違い

この記事では、この中でもとりわけ、様々な体細胞の分化を成立させたメカニズムが、いつ頃、どのような外圧の下で獲得されたのかを考えてみたいと思います。
つづきはクリックのあとで。
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List    投稿者 s.tanaka | 2009-09-24 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 
2009-09-23

共生思想ということ

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いままで生物史で生物間の共生について調べてきましたが、もっと幅広い視点で捉えた「人間と自然との共生」についての記事が、るいネットに投稿されていたので紹介したいと思います
この記事を読んで、忘れかけていた本来の自然と人類のあり方を再認識することができました☆
続きはクリックを 😀

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List    投稿者 mizuguti | 2009-09-23 | Posted in 未分類 | No Comments » 
2009-09-22

外圧適応態

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多様な進化を遂げた生物。では、進化の必要性はどこにあるのか?
それは、外圧(の変化)に適応するところにあります。時代時代の生物のありようをみるときには、姿かたちばかりにとらわれていたら本質はみえません。その時代の外圧状況・変化をつかむことが進化の本質をつかむことに繋がります
では、外圧とは何か?
多くの人に連想されるのが巨大隕石の衝突あたりでしょう。当然それもありますが、それは史上ごく稀な外圧の変化。稀にみる大きな外圧の一例です。そのような巨大な圧力だけでなく、実は、生物はいつ何時も外圧にさらされています。そして、常に適応を目指しています
そんな外圧適応態としての生物と進化を読み解くためのキーになる投稿を、昨日に続いて同じく るいネットの注目投稿から紹介します。
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List    投稿者 hayabusa | 2009-09-22 | Posted in ①進化・適応の原理8 Comments » 
2009-09-21

生物の根本認識

どうやら私たちは、「生物」を識る上で大きな認識転換を図る必要がありそうです。
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List    投稿者 kawait | 2009-09-21 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 
2009-09-20

生命は共同性を下敷きに進化を遂げてきた

>今、人類は大きな時代のうねりの中にいます。こんな時代こそ「自然の摂理」に導かれた羅針盤が必要です。素人の持つ自在性を存分に活かして、みんなで「生物史」を紐解いていきませんか。
上記の文章は、当ブログの紹介投稿をそのまま引用していますが、まさに現代は時代の転換期であり、従来の思想(ex.近代思想)では、これからの次代に立ち向かっていくことはできないと考えています。
そこで何よりも手がかりなるのは、生命誕生から人類まで脈々と続いてきた「生命進化の歩み」であり、そこで培われた「自然の摂理」です。
しかし、生物という学問それ自体も、ややもすると近代思想的な見方で実験・分析されがちであり、それがかえって現代の閉塞感を助長させてしまう可能性があることにも注意を向けなければなりません。
今回は「生命とその共同性」について、過去追求された投稿を元に振り返ってみたいと思います。
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List    投稿者 andy | 2009-09-20 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 
2009-09-18

両生類からホ乳類へ-5-人類の乳房はなぜ1対(2つ)なのか?

みなさん こんにちわ
今週の「両生類からホ乳類へ」シリーズも 回目 😉
本日はホ乳類には欠かせない身体機能である乳房について見てみます
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画像はコチラよりお借りしました
私たち人間には胸部に一対の乳房がありますが…
さて、この乳房が出来たのはいつからなんでしょう?? 🙄

乳首の位置ひとつをとっても、真猿類の乳首は胸部に一対と決まっていますが、原猿類では多様です。
コビトキツネザル科では胸部、腹部、鼠径部に各一対計三対6個の乳首があり、キツネザル科のエリマキキツネザル属では胸部に一対、腹部に二対計三対6個の乳首があり、アイアイ科では乳首は一対ですが、それは下腹部にあります。

リンクより引用
上記にあるとおり、
原猿⇒真猿⇒類人猿⇒人類の進化上、どうやら真猿の段階で乳房の位置と数が決まったようなのです。
なんでなの?? と思った方、ポチッ と押してから続きへどうぞ
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List    投稿者 yukie | 2009-09-18 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類1 Comment »