2009-09-18

両生類からホ乳類へ-5-人類の乳房はなぜ1対(2つ)なのか?

みなさん こんにちわ
今週の「両生類からホ乳類へ」シリーズも 回目 :wink:
本日はホ乳類には欠かせない身体機能である乳房について見てみます
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画像はコチラよりお借りしました
私たち人間には胸部に一対の乳房がありますが…
さて、この乳房が出来たのはいつからなんでしょう?? :roll:

乳首の位置ひとつをとっても、真猿類の乳首は胸部に一対と決まっていますが、原猿類では多様です。
コビトキツネザル科では胸部、腹部、鼠径部に各一対計三対6個の乳首があり、キツネザル科のエリマキキツネザル属では胸部に一対、腹部に二対計三対6個の乳首があり、アイアイ科では乳首は一対ですが、それは下腹部にあります。

リンクより引用
上記にあるとおり、
原猿⇒真猿⇒類人猿⇒人類の進化上、どうやら真猿の段階で乳房の位置と数が決まったようなのです。
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まず、哺乳類の中でも、牛や馬は乳首は複数ですが産む子どもの数は基本的に1頭です。
この例から、どうも子の数と乳首の数に相関関係はないと考えられます
とすると、原猿と真猿の生活様式が大きく関わっているようです
少し長くなりますが、原猿と真猿の縄張りの違い(メス編)より引用します

●原猿の縄張りと子育て・睡眠
夜行性の原猿類は、小さな縄張りの中の一点を定点巣として持っています。木のウロだとか実際に木の枝なんかを集めて巣を作ることがありますが鳥の巣のようなものです。そこに毎日帰って来て寝ます。一頭で寝るのではなくてペアで寝たり、あるいは子どもといっしょに寝ます。そしてそこで繁殖もする。
夜行性原猿類の定点巣は縄張りの中の定点です。外敵が接近不能な場所に作られている。これは安全な睡眠と繁殖・授乳・子育てということが目的です。いつも原猿類はこの安全な巣場所に子どもを置いて採食に出かけます。そして授乳をしに帰って来る、そういう生活をするわけです。
●真猿の縄張りと子育て・睡眠
ところが昼行性の真猿類になりますとこの巣を捨てるのです。遊動域がどんどん広くなると、同じ定点に戻ってくることが不可能になりますので毎日寝場所を変えて木の上で巣を作らずに寝るようになります。このために子どもは生まれてすぐ母親の体につかまって運ばれるようになります。ですから比較的成長した子どもを産まなくてはならなくなったわけです。
真猿類は木の上に子どもといっしょに座って寝ます。枝に掴まって寝る。そのために彼らは枝を握る力が強いし尻ダコというのを持っているのです。尻ダコというのは長い間硬い場所に座ってもお尻が痛くならないような装置です。巣がなくなって遊動域が拡大したために寝場所を毎日移動しなければいけなくなりました。その代わりに尻ダコや尾で体を支えて、成長した子どもを出産する、乳児を常に抱いて移動する、集団で警戒体制を取る、こういうことが昼行性の真猿類に出てくるわけです。

上記の通り、真猿になると外圧上昇 :twisted: により、子どもと常に移動する集団生活になりました
そこでメスは木の上で座った形で抱えて授乳するのに適応した形として、胸部1対の乳房を獲得したと考えられます
人類になると、さらに未熟なかたちで出産を迎えるので、子どもが自力で授乳することは不可能であり、母親が常にだっこして授乳するためには今の乳房があっていたのでしょうね

List    投稿者 yukie | 2009-09-18 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類1 Comment » 

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コメント1件

 あいあい | 2010.03.08 16:45

生命の起源と聞くと、全然想像がつかない世界でした。
生命って突然ポコッとできるのではなく、その原基となるのものがいくつもの過程を経て、完成するのですね。
「生体膜」についての投稿楽しみにしています♪

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