哺乳類は卵胎生両生類から進化した
>さて、このシリーズも次回は、いよいよ哺乳類へと進化を果たすはず?お楽しみに
シリーズ5で、ヤマザキさんが両生類から爬虫類への進化について書かれています。
じゃあ、哺乳類はこの爬虫類から進化したのかと言うと、そうではありません。
これまでは、哺乳類は爬虫類から進化したと考えられてきましたが、哺乳類は「両生類」から直接進化したと言うのが事実です。両生類→(有羊膜類)→初期哺乳類(単弓類)→哺乳類と進化しました。
爬虫類と哺乳類は、両生類から分化したことになります。
水辺から逃れるために生殖様式を進化
肉食両生類に水辺を追われて乾燥適応し始めた両生類も、卵~幼生期だけは水中で生き延びなければ陸上に脱出できませんでした。
そこで両生類が水辺から完全な脱出を目指し、二系統の戦略をとりました。
今回は両生類の生殖様式に注目し、爬虫類や哺乳類へと進化する仕組みを探りたいと思います。
カエルの子はカエル!?
皮膚呼吸はクラゲ時代まで遡る!?
初めて参加します。tanoと申します。よろしく。 🙂
両生類の最大の特徴は皮膚呼吸です。
カエルは粘膜で覆われた皮膚によって呼吸の1/2を補います。
他にどんな生物が皮膚呼吸するか調べてみると・・・・
一部の爬虫類とカメなどの両生類の仲間以外はなんと、下等生物ばかり。
クラゲ、海綿、環状生物(ミミズ)(うなぎ)等
人間も皮膚呼吸するという迷信があるらしいですが、医学的には全呼吸の1%くらいだそうです。
そう、皮膚呼吸するというのは機能進化上では退行しているのです。
なぜ両生類が皮膚呼吸するようになったのでしょうか? 🙄
まずは皮膚呼吸って何か見て見ましょう
淡水魚から肺魚・・・肺呼吸だから肺魚じゃやないの?!
新しくBiologcal Journalに参加することになりました、しじみです。よろしくお願いします。 😀 “>③粘膜から皮膚呼吸。→肺呼吸。
肺魚の段階で皮膚呼吸しているんじゃないかと、さんぽ さんが書かれていましたが、本当にそうなのかなーっと疑問に思いましたので、淡水魚から肺魚に成るまでの呼吸の仕方をもう少し追求してみました。
続きを読む "淡水魚から肺魚・・・肺呼吸だから肺魚じゃやないの?!"
両生類から爬虫類へ
様々な逆境に適応する中で、「肺魚から両生類へ」劇的に進化した過程が、シリーズ2で展開されています。
今回は、その続きとなる両生類が爬虫類へと進化していく過程をトレースしていこうと思います。
最初の爬虫類の一つヒロノムス
海水域を捨てるのは大きな賭けだった!
海水魚から淡水魚への進化は、ミネラルの貯蔵庫としての硬骨格の獲得、つまり本格的な脊椎動物への歩みの第一歩と言われる。
厚生労働省の定義に従うと、ミネラルとは、亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・ヨウ素・リンの12成分を指す。ミネラルは、糖質、脂質、蛋白質、ビタミンと並び生命維持に不可欠の五大栄養素のひとつに数えられている。
TV番組紹介『タイムスリップ! 前 恐竜時代』
今回は、進化史関連のTV番組を紹介します。
このブログでは、魚類の進化を追っているところですが、そのちょっと先。
海から陸へのプロセスを追ったBBC製作の番組の再放送です。
http://www.nhk.or.jp/dramatic/onair/index.html
続きを読む "TV番組紹介『タイムスリップ! 前 恐竜時代』"
淡水魚から肺魚へ
あたらしく「Biological Journal」に参加することになったさんぽ です。最近、進化の勉強をはじめました!
「逆境からの進化 」シリーズでは、
シリーズ1:海水魚から淡水魚へ
(オウムガイから逃れて淡水域へ)
シリーズ2:肺魚から両生類へ
(肉食肺魚から逃れて、水周辺の陸上へ)でした!
淡水魚から両生類へ進化する過程に、見逃してはならない重要な進化があります!それは、肺魚の登場です!
この肺魚の登場なくして、両生類の進化はありえませんでした
そこで今回は、シリーズ3:淡水魚から肺魚へを扱います。
肺魚から両生類へ
シリーズ2:肺魚から両生類へ
オウム貝から逃れ、決死航を遂げた魚類は肺魚へと進化を遂げました。彼らは淡水域という新しい生存場所を手に入れ、繁栄を始めました。
しかし、また新たな逆境が・・・
海水魚から淡水魚へ
今後、Biological Journal では会員同士のリレー形式にて、魚類から人類に至るまでの逆境の歴史を紐解いて行きたいと思います。
シリーズ1:海水魚から淡水魚へ
地球上での魚類の誕生は今から5億年ほど前。
当時の地球上では、まだ陸上に進出した生物はおらず、海中では様々な生物が進化をしました。
魚類の祖先アランダスピス
胸ビレ等がないので、自由に泳げない。海底のドロの中の微生物を口ですくって食べていた。(アゴがない)
しかし、当時の海の覇者は、体長5mにも及ぶ大型の頭足類、エンドセラスなど頭足類(オウムガイの仲間)で、当時まだヒレも発達せず泳ぎの下手な初期の魚類(アランダスピス)にとって、オウムガイの存在はまさに逆境であったと言えます。