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淡水魚から肺魚へ

あたらしく「Biological Journal」に参加することになったさんぽ です。最近、進化の勉強をはじめました!
「逆境からの進化 」シリーズでは、
シリーズ1:海水魚から淡水魚へ [1]
(オウムガイから逃れて淡水域へ)
シリーズ2:肺魚から両生類へ [2]
(肉食肺魚から逃れて、水周辺の陸上へ)でした!
淡水魚から両生類へ進化する過程に、見逃してはならない重要な進化があります!それは、肺魚の登場です!
この肺魚の登場なくして、両生類の進化はありえませんでした
そこで今回は、シリーズ3:淡水魚から肺魚へを扱います。

シリーズ3:淡水魚から肺魚へ
0925-1.jpg

ひれに骨がある肺魚フレウランティア


オウムガイによって海を追われた魚たちは、硬い骨と鱗と排水ポンプ=腎臓を手に入れ、淡水で生活できるようになりました 😀 (シリーズ1のおさらい)
だが、その中からも肉食の淡水魚が現れて、また魚たちが追われるようになってしまったのです
逃げ道には、川下と川上があり、海に戻った魚たちは、硬い骨によって泳ぐスピード がUPし、オウムガイから逃げれるようになりました
現在、海の魚の大半は、淡水魚がもう一度海に戻った魚たちだったのです。
川上に逃げた魚たちは、肉食魚がやってこれない浅瀬(泥の中)に逃げ込みました。
しかし、サバンナ地帯では、乾季がやってきた場合、水・えさが無くなり、えら呼吸もできなくなってしまいます
そこで適応進化したのが
①手足・・・ヒレで泥の上を歩く。
②乾眠・・・泥の中でじっとしている。
③粘膜から皮膚呼吸。→肺呼吸。

haigyo.jpg肺魚の乾眠の様子
肺魚は乾季には、どろの中に埋まり、まゆを作って乾燥から身を守る。

数ヶ月は水も食料もなくても生きてゆける体 になって、肺魚になりました。
ついでに、現在の陸上動物の形質は、全てこの肺魚の時代に作られた形質が原点らしいです 😀
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