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淡水魚から肺魚・・・肺呼吸だから肺魚じゃやないの?!

新しくBiologcal Journalに参加することになりました、しじみです。よろしくお願いします。 😀 “>③粘膜から皮膚呼吸。→肺呼吸。 [1]
肺魚の段階で皮膚呼吸しているんじゃないかと、さんぽ さんが書かれていましたが、本当にそうなのかなーっと疑問に思いましたので、淡水魚から肺魚に成るまでの呼吸の仕方をもう少し追求してみました。


■酸素不足によって食道が肺に進化
 肉食淡水魚に追われ、水中に酸素が少ない浅瀬に逃げ込んだ魚達は、さらに(サバンナの乾期、)乾燥による水・食料不足という逆境に追い込まれます。過酷な状況に追い込まれた魚達は、先ずは、その手足(ヒレ)を使って、泥の中に身を潜め、乾眠します。
 乾眠中は、繭=肺魚が出すネバネバ分泌物に包まれることで体表面の乾燥を防ぐと共に、(水中から酸素を補えないため)空気中の酸素を直接吸い込むことによって補おうとし始めます。そのために先ず、食道の一部が膨らんだ原始的な肺を獲得し、更に鼻(内鼻孔)を発達させることで、大気中の酸素を直接取り入れる肺呼吸が出来るようになり、酸素不足適応しました。また、代謝を落として(少ない酸素でやりくりする=心臓の循環効率をさらに高め)乾期を乗り切ることに成功します。
 陸上に上がった両生類は、乾燥と酸素不足という環境に体表面をネバネバの分泌物で被うことで体が乾燥する事を防ぎ、肺呼吸でえた酸素を心臓の循環を高め効率的に使う要になっていきますが、それでも酸素の量が追いつかない分を皮膚呼吸で補って適応していったと考えられる。
■酸素の量が足りないと、ネバネバの皮膚から皮膚呼吸する。
よくよく考えてみると、酸素の量が足りないというのは、肉食淡水魚に追われて低酸素の水際に逃げ込んできた魚達にも同じ。えら呼吸で対処できないから一旦皮膚呼吸になったという事なのだろうか?しかし、淡水魚は海水との浸透圧の違いををうろこによって、対処していたはずだから、肺魚になる段階で、浸透圧を淡水側にして皮膚呼吸出来るようにしたと言う事なのだろうか?
by しじみ 😀
るいネット(「肺魚」における循環器系システムの進化」) [2]参照
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