原核生物の指令塔は膜に存在する
大腸菌を巨大化させるという面白い実験がある。
「巨大微生物に何を語らせるか」より
その結果から、大腸菌の代謝⇔分裂(生殖)のサイクルは分裂により制御されており、その統合主体は細胞壁と外膜あたりに存在するらしいことがわかる。(下図参照)
※代謝:栄養物を取り込み、必要な物質に合成すること。
(大腸菌を含むグラム陽性菌の図)
まず、巨大な大腸菌の作り方です。
そのレシピを知りたい、と思った方はポチっと応援よろしく。
迎春2009 新パラダイムの予感
新年明けましておめでとうございます
昨年は、生命起源の解明に向けて分子生物学的なアプローチが印象に残る1年でした。
検索エンジンなどでは最先端の生命科学分野の論文等に肩を並べて、当ブログがヒットする機会が非常に増えたとの報告もいただいております 😀
一方で、もっと気軽に書き込めるような空気が少し足りなかったかななどと反省したりもしています
いつも応援ありがとうございます 😀
生物史は幹が掴めれば、女性でも追求できる!
こんにちは 😀
生物史って難しそうと思っている方って多いですよね 🙁
でも、そんなことはないです
追求ポイントをはずさなければ、素人でもこんなに追求できるし、女性でも追求できます
あまり知られていませんので今回その投稿の一部を、ご紹介します!
いつも応援ありがとうございます
「代謝」~ミトコンドリアの中で何が起きているか
「呼吸」の後、エネルギーを取り出す仕組みである「代謝」について、ごく簡単に書きます。とは言っても、化学が苦手なわたしのような人間にとっては呪文のような物質名は登場します。書いておかないと、後々詳しく理解しようとした時どの物質のことかわからなってしまうので、そこは我慢して読んでください。
(※なお、より詳しい解説については、この記事を書くに当たり参考にさせていただいた多くの優良なサイトがあるので、そちらをご覧ください。)
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チンパンジーは、9個の数字を0.7秒で記憶できる!?
チンパンジーの知能行動が間近で見られるというニュースがありました
木の枝を道具として使ってものを食べたり飲んだりするなどのチンパンジーの知能行動が、名古屋市千種区の東山動物園で年明けから見学可能になる。チンパンジーの知能行動については京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)をはじめとする施設で研究が進んでいるが、一般客の見学を前提にした動物園での本格的な研究は同園が国内で初めてという。毎日jp
今は筒の中にあるジュースを棒を使って飲むトレーニングなどを行っているそうですが、年明けからは物を見て記憶する訓練も開始するそうです。
チンパンジーの記憶力といえば、京都大学霊長類研究所で行われているこの実験、知っていますか?
人間も勝てないほどの記憶力を見せてくれています
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細胞骨格の基礎知識
原核細胞と真核細胞とを問わずすべての細胞に存在し、細胞の形態、細胞内輸送、細胞分裂、細胞運動において重要な役割を担う繊維状のタンパク質複合体である細胞骨格について紹介します。
細胞骨格の性質を解明していくことは、原核細胞における中心体原基構造を解明していくヒントになると考えています。
Science誌2008年科学的進歩ベスト10
Scienceは、2008年科学的進歩ベストテンの第1位に、疾患に罹患した患者の細胞を再プログラミングすることにより細胞株をオーダーメイドで作製するという研究を選出した。
京大の山中伸弥教授らのグループによってはじめて作られたiPS細胞が今年の1位に選出されたようです。今年はiPS細胞関連の書籍もたくさん出版されていましたし、世界的にもかなり期待が高まっているようですね Scienceのサイトにも、副編集長のコメントとして、以下のようなものがあります。
第1位に選出された細胞の再プログラミングは、生物学の新分野を一夜にして切り開き、生命を救う医学的進歩という希望の光をもたらした
日本の研究者が1位に選ばれるのはやっぱり同じ日本人としてうれしいですね 😀
ということで、今日はiPS細胞の研究について、ちょっと考えてみたいと想います
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遺伝子だけでは本質が見えにくい
先日、久々にTVを付けたら「長寿命遺伝子」なるものが紹介されてました。確かに寿命には、みんな関心あるのかもと考え、少し調べてみました。たまには、こんな記事も良いかな?
細胞分裂とモータータンパク質
細胞分裂の時、2つにコピーされた染色体は、見事に両極に分かれます。
この時に2つの中心体から伸びた微小管が、染色体の動原体にくっつき、染色体を中心体のある両極へと引きよせます。同時に中心体は細胞の両側にどんどん移動し、細胞は細長く楕円形の形となります。その後、細胞の中央がくびれ2つの細胞に分裂します。
この動きは、このブログの「中心体は、生命の統合器官のひとつ」の中でくわしく紹介されています。今日は、その中でも、微小管上を動くモータータンパク質に注目したいと思います。
上記図は、こちらからお借りしました。
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新型インフルエンザ H5N1型ウイルス
近年大きな問題となっているのが、H5N1型ウイルスの新型インフルエンザ。この新型ウイルスは人が免疫を持っていないため、世界的に大流行(パンデミック)すれば誰もが命の危険にさらされる危険性があるという。
その正体とは?