生命の起源と進化に学ぶ-2-生命の誕生
なんでや劇場「生物史から学ぶ自然の摂理」を振り返るシリーズの続き、今日は「生命の誕生」です。
生命誕生のシナリオ解明(仮説構築)は、シリーズ開始当初からの大きな追求テーマでした。シリーズの第1回に大きな切り口が提示されましたが、その後の様々な角度からの追求により、当初の仮説も塗り替えられ、より整合性の高い仮説に至ったと思います。
生命起源の謎については、専門家の間でも、DNA/RNAワールド、タンパク質ワールドetcといった○○ワールド仮説が議論に上り、百花繚乱の状況ですが・・・(実際どれもスッキリしない)
生命誕生のシナリオは再現不可能な事象ですが、こうした領域こそ仮説思考力と論理整合性の検証が問われる場面。固定観念や専門家の言説にとらわれることなく、自在に思考を組み立てていくことの重要性を感じました。
今日はその生命起源仮説の概略を紹介します。
1.生命誕生のシナリオ
・生命の舞台となった原始地球
・生体活性分子の登場
・生体膜の形成と濃縮型内部空間の獲得
・RNA/DNAの成立
・DNA複製システム/細胞分裂システム
2.生命は内圧(エネルギー)を高める方向で可能性収束
※原始生命と群れ(追求ポイント)
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生命の起源と進化に学ぶ-1-生命とは何か?
こんにちは。
今週の記事は、なんでや劇場「生物史から学ぶ自然の摂理」シリーズ、2007/06/17~2009/03/29まで全16回にわたって追求してきた認識を振り返りながら、そのエッセンスをお届けしたいと思います。
なんでや劇場に参加された方も参加されなかった方も是非ごらんくださいね。
今日はプロローグとして、生物史を学ぶ意義、そして基本的な生命史観を紹介します。
1.生命の起源と進化に学ぶ~大事なのは、自然の摂理に立脚すること~
2.生物史の概観~生命誕生から人類誕生までの軌跡~
3.生命は外圧に対する適応態、生物史は変異の塗り重ねの歴史
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自然の摂理と「野生種⇒栽培種」の関係の歴史(2/2)
→前回 の続きです。
『●紀元前4000年頃:オリーブ、イチジク、ナツメヤシ、ザクロ、ブドウなどの果樹栽培』
▲オリーブ(Wikipedia) ▲イチジク(Wikipedia) ▲ザクロ(Wikipedia)
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③繁殖システムを踏まえた選別
突然変異個体は、通常個体と交配すると、変異によってもたらされた有用な特性が薄れたり、消滅してしまうことがあります。それをどうやって克服したのでしょう?
根や塊茎などの栄養器官が分離して新しい個体をつくる栄養繁殖(栄養生殖)性の植物は、自植(自家生殖)性 なので、突然変異体でもその遺伝子を保存することが出来ます。また、雌雄同体で自植性の植物も突然変異の遺伝子を保存することが出来ます。
→イモ類や球根
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しかし、野生植物の圧倒的多数は、他植性の雌雄同体であるか雌雄異体です。にも拘らず栽培種となし得たのもは、定住生活に移行が完了していた人々が「挿し木」をするとか種子をまくことでした。
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自然の摂理と「野生種⇒栽培種」の関係の歴史(1/2)
メソポタミヤの肥沃な三日月地帯で植物の栽培化が始まったのは、約1万年前といわれます。野生種から栽培種への変遷を考えるヒントとなるのは、その三日月地帯でどのような植物がどのような順序で栽培化されてきたのかをみること、という記述がありましたので紹介してみます。
参考:「銃・病原菌・鉄――1万3000年にわたる人類史の謎(上)」
ジャレド・ダイアモンド゙著 /株式会社 草思社 発行
●約1万年前 :小麦、大麦、エンドウなどの育成
●紀元前4000年頃:オリーブ、イチジク、ナツメヤシ、ザクロ、ブドウなどの果樹栽培
●ギリシア・ローマ時代:リンゴ、ナシ、スモモ、サクランボなどの果樹栽培
多くの野生植物の種は、動物の消化器を「通過しなければ」発芽できない、といわれます。その意味では、「排泄場は栽培実験場」という著者の話も頷けます。少なくとも、メロンやスイカの食べ残しを庭先の穴に捨て、暫くして発芽するのを見て、子ども心にも育てば実がなるかも? とウキウキした記憶がある人もおいででしょう。
栽培化の気付きもその辺にありそうだ、と推察できます。「果実が大きい/苦味がない/果肉部がたくさんある/油分が多い/繊維組織が長いetc.」などのファクターで選別栽培を続けることで、栽培種は特徴を際立たせていったに違いありません。
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生物の地上進出
生命が地上進出を果たしたのは5億年前のオルドビス紀と言われています。
当時の環境は
大気中に増え、成層圏まで達した酸素によって5億年前にオゾン層が形成されました。生命に有害な紫外線は防がれるようになり、生命が地上で生き延びられる環境が整ってきます。先に陸上にあがったのは植物でした。脊椎動物が陸上に進化するのはもうすこし後になります。
活発なプレートの活動によって大陸同士はぶつかり合い何度も成長・分裂を繰り返していました。
約4億年前にも2つの大陸がぶつかり大きな山脈が出来ました。そこにはヒマラヤ級の山脈ができ、そこで降った雨は大きな河川を作り、海以外の新たな生育環境をつくりだしました。
地球と生命の誕生
そのような環境で初めて地上進出を果たしたのはなんでしょうか?
両生類から哺乳類への進化の整理
こんにちは。arincoです。なんでや劇場、生物史シリーズが終わって早1ヶ月。最近は、仲間と脊椎動物の誕生から哺乳類の誕生までを整理しなおしてみよう。という試みを行っています。
皆さんが既に追求している分野でもあるので、まとめるだけかなと思っていたら、結構大変だぞというのがわかった今日この頃です。
さて、そのような訳で、本日は両生類から哺乳類までの進化をざくざくっと整理していきたいと思います。
整理する前までは、
両生類に追われて爬虫類は乾燥適応、両生類にも爬虫類にも追われた哺乳類が寒冷適応
と考えていたのですが、単純にそういう訳でもなさそうです。
応援よろしくお願いします。
最初の脊椎動物ってノロマだったってホント?
オルドヴィス紀(約4.7億年前)に生息していた無顎類「アランダスピス」
今日は、「当ブログの追求テーマ」として掲げられている「①最初の脊椎動物ってノロマだったってホント?」についてです。過去取り上げられたこともあるテーマです が、さらに深めていく切っ掛けとなれば幸いです。
さて、地球上に初めて現れた脊椎(せきつい)動物は無顎(むがく)類と言われ、オルドヴィス紀(約4.7億年前)に出現した「アランダスピス」のような魚類であると言われています。
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神経細胞がどれだけ“発火”しているか、という事と“脳の適応機能(能力)”とは関係があるのか?
どうも^^;)雅無乱です。
『洗脳支配』の著者・苫米地英人氏は、メディア支配、やアメリカによる情報支配について、優れた検証と考察を行なっているので、非常に高く評価していた。
しかし、最近の著書では、「脳ブーム」に乗って本を売りたいがために、かなりいい加減な事も平気で書いている。人々に「脱洗脳を!」と訴えながら自らが洗脳の片棒を担いでどうするんだ、という気がして、彼には幻滅している今日この頃である。
例えば、この本『「1日10分」で脳が生まれ変わる-「なりたい自分」になるいちばん簡単な方法』 には、こんな記述がある。
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「反省だけならサルでも出来る」・・・はず・・・②
前回の「反省だけならサルでも出来る」・・・はず・・・①で動物は、反省できるが分りました。
では次は問題のサルです。
いつも応援ありがとうございます 😀
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『女王』になりたい???
「女王の命は永遠に不滅?」
(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?何?何?って思ったら、シロアリの女王のことでした
シロアリの女王について興味深い発見されたので、お伝えします
シロアリって、「アリ」がつくので、アリの仲間だと思っていたのですが、実は違うのです
いつも応援ありがとうございます