2009-05-06

『女王』になりたい???

「女王の命は永遠に不滅?」
(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?何?何?って思ったら、シロアリの女王のことでした
シロアリの女王について興味深い発見されたので、お伝えします
シロアリって、「アリ」がつくので、アリの仲間だと思っていたのですが、実は違うのです
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シロアリはなんと、ゴキブリの仲間なんです
正式名は、「昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科」です。
シロアリの祖先は、ゴキブリの祖先と一緒だと言われています。
ちなみに、アリはハチの仲間です。  
シロアリが出現したのは、今から約3億年前。
アリ(黒アリ)の出現は、約2億年前(恐竜が出現した頃)です。
そんなシロアリの生態で驚くべきことが分りました
岡山大の松浦健二准教授(社会生物学)のチームが発見しました。
どんなことかというと・・・
シロアリは、通常、1匹ずつ王と女王が巣を作り、働きアリや兵アリ、生殖能力を持つ羽アリなどを次々と産んで社会的集団を作ります。
具体的な役割分担は
<女王アリと王アリ>
 産卵に専念します。女王と王は交尾を繰り返しています。
<働きアリ>
 集団の構成員の90~95%を占め、餌の採取活動、巣の構築・修理・清掃、女王や王・幼虫・兵隊アリに食物を与える役割を担当。
<兵隊アリ>
 発達した集団では、2~3%を占めます。外敵からの防衛にあたるシロアリで、餌は働きアリから口移しでもらいます。
ちなにみ白アリの女王は、その他の白アリに比べて、かなり大きいのです!
通常、働きアリは、体長3.3~5.2mm、兵隊アリ体長3.8~6.5mmです。
女王アリは、なんと40mmもあるのです!
そして女王は、毎日卵を産み続けます!
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画像はこちらからお借りしました。
近畿消毒株式会社
うわぁ~、すっごく大きい!
こちらの動画もオススメです。
http://www.nationalgeographic.co.jp/video/video_title.php?category=1&embedCode=p4OTExOnpoEQ1WQtX0asiuDooTcpCrh0
女王は通常、王と交配して産卵します。
しかし、
そのうち2~5%は、なんと単為発生(交配なし)で産んでいます!!
卵子が成熟する過程で分裂する「極体」と卵子を融合させて「単為発生」を行っています。
そして、この単為発生で生まれたものが新女王になっていきます。
ということは・・・
巣が存続する限り、
初代女王と同じ遺伝子の女王が君臨し続けることになるということなのです!!
ちなみに、王の寿命は、20~30年。
女王の寿命は5~10年と短いです。
従って、同じ遺伝子を持つ女王が、君臨し続けるわけです。
「女王になりた~い」なんて思いましたが、単為発生できなと、女王になれないわけですね。
とほほ

List    投稿者 miwa | 2009-05-06 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 

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