2009-04-06

中心体とDNAを結ぶ情報伝達物質

今日はDNAと中心体が情報交換をしながら細胞分裂を進めているというお話です。
核の外で作られるタンパク質や核内で作られるRNAは核膜を通して交換されます。核内に輸送されるタンパク質は核タンパクと呼ばれ外部情報を伝達していると言われています。これら高分子量タンパク質やRNAなどは核膜孔(脊椎動物では10nm)より大きいためエクスポーチンとインポーチンと呼ばれる輸送タンパクと結合することでコンフォメーション(形)を切り替え核膜輸送を可能としています。
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これら輸送タンパクの活性を調節するのがRanタンパクで、GTPやGDPと結合します。RanとGDPが結合すると輸送タンパクは核内に入り、RanとGTPが結合すると核の外に出ます(エクスポーチンは核外輸送をインポーチンは核内輸送を担う)。
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画像他理研ニュースを参考にしています。
RanGTP濃度勾配によって核内外の物質輸送が決まるだけでなく、微小管形成の方向性や核膜形成にも関与しています。さらにRanのGTP,GDPの交換物質が染色体にも存在し、細胞分裂の制御の重要な役割を担っているようです。

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  投稿者 tsuji1 | 2009-04-06 | Posted in ①進化・適応の原理3 Comments » 

090329なんでや劇場レポート3  生命は変異を継承していく存在


 
3日目の今日は、変異と中心体の関わり、そして生命の本質を考えていきます。
 
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  投稿者 tanizaki | 2009-04-03 | Posted in ⑦なんでや劇場レポート2 Comments » 

090329なんでや劇場レポート2『変異はどのように起きるのか?(変異の仕組み)』

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第二回の今日は、『変異はどのように起きるのか?(変異の仕組み)』についてです
第一回の記事で紹介がありましたが、生命進化の歴史は変異の歴史であります。
変異といえば生物学会においては、「突然変異説」が信じられていますが、その中身は「偶然起こったDNA変異」を進化の原理として、変異は「たまたま」起こったとされています。
「たまたま」???、なんだかすっきりしませんね。
しかし、生物進化史をたどっていくと、「たまたま」変異が起こってきたとは考えにくく、生物は常に外圧に適応しようと変異を積み重ねてきたことがわかります。
続きをどうぞ。
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  投稿者 Hikaru | 2009-04-02 | Posted in ⑦なんでや劇場レポート1 Comment » 

090329なんでや劇場レポート1『進化=変異のヒエラルキー』

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今日から3回に分けて3月29日に開催されたなんでや劇場のレポートを書こうと想います。
今回のなんでや劇場のテーマは、『「突然変異説・自然選択説」を越えた進化論へ』というものでした。
テーマにある「突然変異説」・「自然選択説」もしくは「総合説」については一昨日昨日とまとめてくれているので、そちらの記事をご参照ください
さて、第一回の今日は、『進化=変異のヒエラルキー』についてです 😀

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  投稿者 hadou | 2009-04-01 | Posted in ⑦なんでや劇場レポート3 Comments » 

突然変異説って何?総合説って何?

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昨日は、「自然選択説って何?」についての記事でした。
ちょっと復習をしておきましょう。
ダーウィンの「自然選択説」:環境に適応した個体が生き残り、適応しない個体は消滅していく。その結果より環境に適応した個体が生きのびていく(適者生存)。その繰り返しが「進化」。
日本では、この「自然選択説」を「自然淘汰説」と呼ぶことも多いようですね。
今日は、昨日に引き続き「突然変異説」その後の「総合説」について調べてみました。
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  投稿者 yooten | 2009-03-31 | Posted in ⑦なんでや劇場レポート2 Comments » 

「自然選択説」ってなに?

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昨日開催された第101回なんでや劇場は、~「突然変異説・自然選択説」を越えた進化論へ~と題し、生物の進化論を扱いました。
 
今回も前回と同様たくさんの気づきと、新認識がたくさん発表されました。その詳細は今週後半にUPされる予定ですので、楽しみにお待ち下さい
 
さて本日と明日は、2回に分けて進化論の基礎である、「突然変異説・自然選択説」とはなにか?をレポートしてみたいと思います。
 
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  投稿者 chai-nom | 2009-03-30 | Posted in ⑦なんでや劇場レポート2 Comments » 

生命誕生とチューブリンタンパク質

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(ブタ脳チューブリン、この画像はこちらからお借りしました)
ブログでなんで屋の、3/1劇場会議レポートに生命誕生の段階でチューブリンが重要な役割を果たしたという仮説が紹介されていました。

こうしてできた生命物質は雨によって原始の海に溶け込み、原始スープを形成した。原始スープにごちゃごちゃになって海の中を漂っていた。その中でこれらの物質が反応することによって、中心体原基=生体活性分子は登場した。
中心体原基は、プリンヌクレオチド(ATP・GTP)がアミノ酸を引き寄せチューブリンタンパクとの複合体として形成されたもの。

チューブリンはどんなタンパク質なのでしょうか、そしていつごろ作られたのでしょうか、調べてみました。
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  投稿者 nodayuji | 2009-03-26 | Posted in ①進化・適応の原理3 Comments » 

糖・脂肪・タンパク質がATPになるまで

みなさん こんにちは
いよいよ今週末は
 なんでや劇場 101回目生物史から学ぶ自然の摂理⑯~「突然変異説・自然選択説」を越えた進化論へ~ 
が開催されます 😉
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どの本にも載ってない理論が展開されます
なんでや劇場紹介の記事はブログdeなんで屋@東京路上で世直し なんで屋【関西】 にありますので、ぜひご覧ください
最近はヌクレオチド関連の記事が熱い ですね
今日は、みなさんの体の中にもたっぷりあるヌクレオチドがどのように出来ているのかを見ていきたいと思います
ぜひ、ぽちっ とおしていただいてから 続きへお進みください
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  投稿者 yukie | 2009-03-25 | Posted in ①進化・適応の原理3 Comments » 

IMPってなに?

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画像はコチラから
プリンヌクレオチド(ATP・GTP)をつくるときに元になるのがIMPです(ちなみにピリミジンヌクレオチドの元になるのはUMPです)。→リンク
IMPについて気になったので調べてみました。 8)

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  投稿者 MASAMUNE | 2009-03-24 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 

ATP、GTPはどのようにつくられるか(プリンヌクレオチドの生合成経路)

★生命誕生とヌクレオチドをめぐる追求課題から、ネットサロンの生物史勉強会では、ヌクレオチドと生命の進化過程を探索しています
昨日のエントリーでは、プリンヌクレオチド、プリミジンヌクレオチドの生成までの概略(プリン塩基とピリミジン塩基の生成順序?)までがわかりましたので、きょうは、生命現象のなかでも極めて重要な役割を担っている「ATP」「GTP」(プリンヌクレオチド)がいったいどうやってつくられているのか、紹介したいと思います

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  投稿者 iwaiy | 2009-03-23 | Posted in ①進化・適応の原理1 Comment »