2009-07-28
生物と「群れ」
こんにちは、NISHIです。
先日の記事にもあるように「生物の原点は個体でなく群体にある」という認識は、生物史を学ぶ中で得られた重要な認識でした。
今日の記事は、この生命の原点である群体=「群れ」に関してです。
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哺乳類の縄張り闘争本能(性闘争本能)の獲得過程
『生命は誕生時点から不完全(完結したものでは無い)なものであり、ゆえに共に生きてきた=群れる結果になった』
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「生き物の原点は個体でなく群体にある」という認識は、生物史を学んでいく過程で得られた非常に重要な認識でした。
人間は一人では生きていけないといいますが、個人主義をはじめとして、すべてを個体→個人→自分というように自分中心にものごとを捉えてしまう意識構造に対する違和感は、生命史に遡ればその起源を読み解くことができます。
しかし個体を全面的に押出すのは人間だけではありません。哺乳類の縄張りとメスを巡る同類同士の争いは非常に 激しい闘い 😈 です。
哺乳類特有の縄張り闘争本能(性闘争本能)は、群れることを適応するため(生存するため)の第一戦略とする生物原理から考えると、かなり特異な本能であると考えられます。
この特異な本能がどのように形成されてきたのでしょうか?
先日、会員希望のメールを下さったYさんへ
7月16日に入会希望のメールを送っていただいたYさん。
ありがとうございます
でも、せっかく入会希望の連絡を頂いたのですが、返信先のアドレスに間違いがあるようでメールが送れません 😥
お手数ですが、再度メールを送って頂けないでしょうか?
頂いたメールには、すべて返信をさせていただいております。
「入会希望のメールを送ったのに、返信がこない」という方が他にもおりましたら、同様のケースが考えられますので、お手数ですが、再度メールをお願いいたします。
※返信メールは、入力していただいたアドレスに送ることになっています。
入力間違えのない様、よろしくお願いいたします。(特に-や_の間違いetc)
これからも「生物史から、自然の摂理を読み解く」をよろしくお願いします 😀
病気ってなんだろう?
人間以外にも、病気ってあるんだろうか?
この単純な疑問からスタートし、仲間達と議論を重ねて来た内容を整理してみたい。
まず、魚類、哺乳類、植物などにも病気と言われるものは沢山ある。
が、これらはほぼ人類の生活に密着した領域にのみ特定されているものに過ぎず、自然界においては果たして病気と呼べる状態があるのだろうか?というと疑問が残る。
何故ならば、病気というものは所謂異常状態を指し示すものなのだが、どこからが異常と言えるのか?その定義付けが生物の多様性を前提とした環境においては非常に困難になるからだ。
よって、ある状態を指して病気か否か?を議論する、という事に拘るよりは、異常状態が発生する過程とその原因を整理した方がスッキリするのでは?という結論に落ち着いた。
植物の病気って?2
前回は、植物の病気の原因について、その8割を占める菌類と植物の関係をお話ししました。
今回は、植物が病気に対して、どのように防御しているのかをお話ししましょう。私たち動物界の種とはどんなふうに違うのでしょうか・・・。
植物の病気って?1
今日と明日は、話は変わって植物。植物と病気についてのお話です。
私達と同じ真核多細胞生物であっても、生体システムの根幹からして全く異なる植物。病気との関係も違うはず。さて、どんなふうになっているのでしょうか。
知られざる善玉ウイルス
いままでウイルスの研究は人類に対して悪影響を及ぼしているものにだけ焦点をあてていたこともあり、ウイルス=悪という考えが根付いてしまっています。
しか~し調べてみると人の役にたっているウイルスがたくさんあることがわかってきました
例えばインスタントの肉製品やメロンに、細菌を抑える食品添加物としてウイルスが使用されていたり、抗生物質が開発される以前はウイルスによる治療も行われていました。
今回は知られざる善玉(人類の役に立っている)ウイルスを紹介していきたいと思います 😀
ウイルスと原核生物の共存関係
生物にとってウイルスとはどのような存在なのでしょうか?
私達人類にとって、ウイルスは未だ未解明な外敵であることは明らかですし、もう少し生物史を遡っていくと、多細胞化→脊椎動物の進化に伴う『体機能の高度化』は、ウイルス感染を起こしやすくするという弱点構造を生物は宿命的に抱えているということが分かってきます
詳しくはコチラの記事がオオスメ
では、多細胞化以前の原核生物の次元まで遡ると、ウイルスと生物の関係はどのように捉えられるのでしょうか
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免疫機能の進化に学ぶ-番外2-昆虫の免疫VS菌類
みなさんこんにちは
今週の「免疫機能の進化に学ぶ」シリーズ、楽しんでいただけてますか 😀
最終回の今日は、不思議な生き物 から昆虫の免疫を考えたいと思います
画像はコチラよりお借りしました。
その不思議な生き物が コレ
日本では冬虫夏草と呼ばれる、昆虫に寄生する菌類なのです 8)
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免疫機能の進化に学ぶ-番外1-独自の免疫進化を遂げた昆虫
生物史を学んでいく中で、重要な存在であるにも関らず、人に比べて注目度が落ちてしまう生物に「昆虫」があります。とかく人間に比べて小さく、進化の方向が異なる事もその起因にあるでしょう(∵人という主人公に役立つかどうかが皆の注目となる-これも人中心の考え方からきますが…)。
しかし、地球上の動物種の約4分の3を占め、約180万種を超える昆虫は地球上で最も繁栄している動物種であることを再度認識する必要があるかもしれません。
今回は、この昆虫の免疫機能に着目していきたいと思います。
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