2008-08-22

「神経が無い動物」の行動って?

260px-Paramecium.jpg
 神経細胞は、進化史上、クラゲやイソギンチャクなどの腔腸動物から登場したと言われています。
では、それ以前の動物はどうやって外部の刺激を感知し、必要な行動をとっているのでしょうか?
「実は」と言うべきか、「もちろん」と言うべきか、神経細胞を持っていない単細胞動物も、神経細胞や筋細胞と同様の機能を、ちゃんと持っています。
今回は、神経細胞を持たない単細胞動物のひとつである、ゾウリムシの反応行動について、ご紹介します。
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  投稿者 blogger0 | 2008-08-22 | Posted in ④脳と適応1 Comment » 

デジタル化されて神経細胞ができあがった

膜電位の話がエントリーされていましたが、生物にとって電気はとても重要な媒体のようです。
◆細胞の電気的特性
細胞膜は主成分がリン脂質つまり油であり、電気的絶縁体です。細胞膜の厚さは約5ナノメートルに過ぎず、極板の距離が短いほど大きな電気容量をもつ絶縁体の機能を有しています。さらに小さな体積ほど表面積の比率が高くなり、絶縁体の電気容量を規定するもう一つの要素、電気容量は面積に比例して大きくなる点をあわせると、細胞膜には細胞の大きさに対して非常に大きな電気容量・電位差を有することになります。
つまり細胞膜があれば単細胞生物でも電気信号が存在するのです。
Cell_ElectricalProperties_s.gif
図の電気回路:上が細胞の外、下が細胞内、左のコンデンサCmが細胞膜、右の抵抗Rmがイオンチャンネルに相当する。

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  投稿者 tsuji1 | 2008-08-20 | Posted in ④脳と適応3 Comments » 

生命の起源、先人たちの追求-2

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前回の続きです。
生命の起源の研究を一番難しくしているのは、原始生命のはっきりとした証拠がないことです。原始生命の痕跡(化石)でもあれば、その組成を調べれば解明できるし、あるいは、現在でもどこかで原始生命に近い存在が生成され続けている状況がみつかれば、そこから推定も可能です。しかし、それらのいずれも見つかっていません。

具体的に目に見える化石が存在しなくても、現在の生命の中に生きた分子の化石が残されていることが分かってきた。その生きた分子の化石の一つがRNA(リボ核酸)である。触媒作用を持つRNA(リボザイム)の発見を機に、生命はRNAから始まったのではないかと考えられるようになってきた

(パリティ編集委員会編「生命の起源」より柳川弘志「生命の起源研究の歴史」より)
この触媒作用とは、アミノ酸をタンパク質に変える働きのことです。複製機能があるRNAがタンパク質合成機能をもつことで、生命体の基本機能を保持することになります。
では、太古の地球でRNAは生成され得たのか?
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  投稿者 kumana | 2008-08-19 | Posted in 6)“祖先の物語”番外編2 Comments » 

美容シリーズ第2弾!幹細胞を使った豊胸手術!!

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前回の
「マクロファージ、美容業界で大活躍!」
にひき続き、
美容シリーズ第2弾 😀
女性雑誌の後半って、美容整形やダイエットの広告がたくさんついています。
それを見ていると何やら「幹細胞」という文字が !!
生物史を勉強し始めてから、ついついこういう「幹細胞」といった文字をみるとついつい食いついてしまうのですよね
ちなみに、何にこの文字が使われていたかというと・・・
「豊胸手術」です。
豊胸手術って、シリコン入れたり・・・なんて思っているあなた!
だいぶ古いです
今の技術はすごいですよ~!!
今回はそれを紹介します。
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  投稿者 miwa | 2008-08-17 | Posted in 未分類 | 4 Comments » 

生物史を勉強すると仕事ができるようになるってホント?

先日、若い女性から表題にあるような質問をいただきました
案外考えさせられるテーマだったので、今日はブログ上で検討してみようと思います
まず、先に結論だけ言うと『できる』ようになります。
ただし条件があります。
それは
『勉強』という言葉の意味を正確に理解して実践しているかどうかです。
そう・・・
『勉強』という言葉を単に知識の習得(「拾得」と書く方が正しいかも?)と捉えて、生物史を研究していても少しも仕事ができるようにはなりません 🙁
これは、何も生物史に限った話ではなく、政治・経済・科学、どの分野を対象にしていても同じだと思いますが、生物史(広義に解釈すれば歴史全般)ほどそれが端的に現れる領域もないように感じます。
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  投稿者 staff | 2008-08-16 | Posted in 未分類 | 3 Comments » 

RNAワールドの名残り?核小体とはどういう組織か

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核小体「仁」という、なかなか趣を感じさせる名前も持つ細胞核内の組織です。これがいったい細胞の中で何をやっているか良く知りませんでしたが、調べてみると、生命の起源にも繋がりそうな非常に面白い事実が・・・・。
今回は、この核小体の興味深い働きについて紹介します。
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  投稿者 s.tanaka | 2008-08-15 | Posted in ①進化・適応の原理3 Comments » 

生命の起源、先人たちの追求-1

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生命は、いつ、どこで、どのように生まれたのか。
人類は、この問いに対して数千年考え続け、まだ答えを出していません。
なんでや劇場の生物史シリーズでは、最後にその答え(仮説)が明らかにされる予定です。
その前に、先人たちの追求の過程を追ってみます。
内容は、丸善の「生命の起源」より柳川弘志「生命の起源研究の歴史」からの引用です。
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  投稿者 kumana | 2008-08-14 | Posted in 6)“祖先の物語”番外編No Comments » 

生物史をこんなに追求しているのはなんで?

学生でも専門家でもない素人で、生物史を勉強している人ってあんまりいないと思います。
私も、 数ある学問の中のひとつだし、専門家にまかせておけば私は勉強しなくてもいいやーって思っていました
 
でも実は専門家ではない普通の人々も、生物史を勉強した方が良い!
というのは、私たち人間は決して自然を完全に支配したのではなく、むしろ自然の摂理に従って生きているからなんです
 
『生物史から、自然の摂理を読み解く』って、こんなブログです♪リンクにも、
>40億年を超えるという気の遠くなるような歳月の中で培われてきた生命の歴史から、永遠に普遍性を失わない事実体系を構築することが重要だと考えます。この事実体系、つまり『自然の摂理』ほど私たちの羅針盤として心強いものはありません。
とあるように、私たちは単なる興味本位で生物を調べているのではなく、生物史を追求しているのにはちゃんと理由があります。
 
🙄 生物史を追求するのはなんでだろう 🙄
 
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  投稿者 staff | 2008-08-13 | Posted in 未分類 | 4 Comments » 

アミノ酸と生命のかかわり

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ここ最近のなんでや劇場は生命の基幹システムを探るというテーマで、タンパク質に焦点を当てた追求が続けられており毎回たくさんの発見があります。
タンパク質は、くっつく・つながる・反応する/化学反応をサポートする/かたちをつくる/はこぶ・動かすという4つの働きをもっており、かのエンゲルスが「生命はタンパク質の存在様式である」と定義したとおり、生命活動を支える最も重要な物質です。

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  投稿者 chai-nom | 2008-08-12 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 

脳の設計図はどうやって作られるか?

こんにちわ。
脳の形成がどのように行われるか?脳の設計図はどうなっているのだろうか?
考えたことのある人はいますか?
でも興味ありますよね? 8)
さて、夏休みの自由研究と題して、今日はこの課題に迫ってみたいと思います。
脳は遺伝子情報からmRNAによってたんぱく質による神経細胞が作られ、その細胞がシナプスを伸ばして、ネットワークを形成することで脳という全体システムを作り上げています。脳は筋肉や皮膚のように同一細胞の集合体ではありません。多様な神経細胞がそれぞれに役割り分化してシステムを作り上げています。機能を発揮する為には高性能のコンピューター以上に多くの部品を要するのが脳という総合器官なのです。
今日はこの疑問を解明する為に理研ニュースの古市研究室のレポート「脳の設計図を解き明かす」より勉強して行きたいと思います。
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  投稿者 tano | 2008-08-11 | Posted in 未分類 | 3 Comments »