2009-06-22
インフルエンザウィルスの感染過程2
昨日に引き続いて、インフルエンザウィルスの感染について。
今日は、インフルエンザが感染しやすい箇所や、強毒性・弱毒性のちがいなどについて報告します。
それでは、いってみましょう。
インフルエンザウィルスの感染過程1
みなさん、こんにちは。
先月末、「新型インフルエンザ騒動 どーする?」の記事を皮切りに、インフルエンザについて連続して記事を書きました。
そのときは、ちょうど新型インフルエンザ騒動の最中。あの時期と比べると、世間のインフルエンザ騒動はだいぶん落ち着きましたね。あの騒ぎはなんだったのだろう?という気さえしてきます。
一方で、騒ぐだけ騒いだ挙句、何も得るものがなかったというのはさびしい。せっかくなら、ちゃんとインフルエンザについて知っておきたいと思います。
ということで、以後数回にわたって、引き続きインフルエンザについての記事をお届けします。
で、今日と明日は、インフルエンザウィルスの感染過程について書こうと思います。
詳しく調べてみると、前回の記事では、ちょっと勘違いしていた部分もありました。それの修正も含めてお知らせします。
それでは、いってみましょう。
台湾のモスキート
最近、日本で過熱報道されていた「新型インフルエンザ」ですが、台湾住まいの私にはいまいちピンと来ないものでした(日本のように休校やマスク着用者増加などの光景はありませんでした)。
そして、それは日本以外では同様の反応のようです。メディアサボールというサイトに「新型インフルエンザより蚊に怯えるブラジル」という記事( リンク )がありますが、タイトルの通りだと私も思っています。
さて、今回はこの新型インフルエンザより怖く、私にとっては憎っくき敵である『蚊』という生物に着目して述べていきたいと思います。
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生命のオスメス分化に学ぶ-4-そして人類の性(男女)は?
「生命のオスメス分化に学ぶ」シリーズ1~3
生命のオスメス分化に学ぶ-1- 性の起源と意味
生命のオスメス分化に学ぶ-2- 性の差異促進により生命は進化した
生命のオスメス分化に学ぶ-3- 哺乳類⇒猿⇒原始人類の性分化
ここまでは、性の起源とオスメス分化、そして脊椎動物の進化と性、それら生物の性原理を土台としたサル・人類の性までを見てきました。
今日はエピローグとして、その後の人類の歩みを「性」(男女)の視点から追ってみたいと思います。
1.採取時代の性
2.父系制への転換
3.私権時代の性
4.現代:性の衰弱
5.性の再生へ
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生命のオスメス分化に学ぶ-3- 哺乳類⇒猿⇒原始人類の性分化
雌雄分化史第3弾の今回は、哺乳類⇒猿⇒原始人類が直面した外圧状況と、その中で生き抜く為に獲得した性機能さらには雌雄の役割について追求していきます。
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生命のオスメス分化に学ぶ-2- 性の差異促進により生命は進化した
拡大版はコチラから
★真核生物~多細胞生物によって、分裂システムという大進化を遂げました。
その後の生物進化は、「性の分化」から「性の差異促進」へと移行していきます。性の差異促進がもたらしたものはどんなものなのでしょうか?
今回は、現存生物の祖先の登場→両生類(+爬虫類+鳥類)→哺乳類までの進化の過程を外圧変化と獲得した性機能を手がかりに探っていきます。
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生命のオスメス分化に学ぶ-1- 性の起源と意味
みなさん、こんにちは
以前「生命の起源と進化に学ぶ」と題しまして、2007/06/17~2009/03/29まで全16回にわたって追求してきたなんでや劇場の認識を振り返りながら、そのエッセンスをお届けしました
(記事は2009/05/17~2009/05/23にわたって掲載されました)
今週は「生命のオスメス分化に学ぶ」と題しまして、前回辿った生命起源と進化を、『性』を着目点として振り返っていきたいと思います 😉
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産卵と受精その1~体外受精する動物って、どうやって産卵する?
体内受精する動物の場合、オスメス互いの総排出孔を接触させたり(鳥類など)、陰茎を膣に挿入したりする(哺乳類など)ことが、直接的に受精の準備作業として、メスの妊娠を促しています。
ところで、体外受精する動物の場合はどうでしょう?
メスは勝手に産卵するのか?いや、いくら多産な動物でも、そんな「勿体ない」ことはしないでしょう。
体外受精するメスは、どのように産卵し、オスの放精を成功させるのか?
ということで、まずは体外受精する種の配偶行動が何を切っ掛けにして始まるのかを、魚類・両生類について調べてみました。
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Y染色体の不思議:変異蓄積体か?変異促進体か?
この画像はこちらからお借りしました。
性染色体は変異の模索機構~第87回なんでや劇場より~の中に、「遺伝子変異はY染色体に蓄積」という説明があり、その仕組みを調べていたところ、Y染色体が変異を蓄積していると考えると、つじつまの合わないことが見つかって来ました。
Y染色体は変異を促進する役割を担っている、そして、変異の蓄積は他の遺伝子が担っていると考える方が、上手く説明できそうです。
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生物の地上進出時の逆境とは、なにか?(2)
前回のつづき です。
◆動物編
●「両生類:追い詰められ陸へ上った魚(1)」より《抜粋》
1.頭足類に追われ淡水域へ逃げ込んだ初期魚類
オルドビス紀中期、当時の海は体長5mにもなる頭足類(オウムガイの仲間)の天下で、体長10~20cm程度で満足なヒレもなく、藻類やプランクトンを餌としていた無顎魚類は、これら頭足類の格好の餌食だった。
シルル紀(約4.4億年前~)に入ると、カレドニア造山運動の影響で海が小さく浅く(=海退)なり、生存域が狭まり競争の激しくなった海で大型頭足類に追われた魚類の一群は、汽水域~淡水域に逃げ込まざるを得なくなった。
2.淡水域という逆境での進化:鱗・腎・肺機能の獲得
淡水域への逃避では、浸透圧の違いという壁に直面した。浸透圧で体内に水が浸入し破裂してしまうという逆境を、体表には固い鱗を、体内には血液中の余分な水分を濾過する腎機能を獲得したものが、淡水域に辿りつくことができたる。
淡水域は海に比べ水中の酸素濃度が低い。鰓だけでは不足する酸素摂取を補う空気呼吸の仕組みとして、食道が変化した肺を獲得したものが現れた。肺は比重の低い淡水での浮力調整装置にもなった。
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