2007-04-03
哺乳類の脳進化
今回も生物の脳進化をお送りしますっ
生物が脳進化を繰り返してきたのは、疑いようのない事実ですが、今日は「哺乳類の脳進化」に焦点を当てていこうと思います。
これまでの記事で、どの生物の脳も「脳幹」・「小脳」・「大脳」から成っていて、違うのは大きさだということがなんとなくわかってきました。 🙄
魚類・両生類・爬虫類では、脳幹が脳の大部分を占めています。脳幹は反射やえさを取ったり交尾するといった、本能的な行動を司どっていて、小脳は小さな膨らみにすぎません。大脳も小さく、魚類と両生類では、生きていく為に必要な本能や感情を司どる「大脳辺縁系」のみがあるだけです。
しかし、哺乳類になると、小脳と大脳が大きくなってきます。特に大脳の発達は著しく、「感覚野」「運動野」といった新しい機能を持つようになります。
(リンク:犬と猫と9つのタイプ
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-216.htm)
それでは、なぜ哺乳類の段階になると、小脳、大脳が大きくなるのでしょうか
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脳の幹
昨日のエントリーは「脳の起源」にまつわるお話でしたので、今日はその続きを。
脊椎動物(魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類)の脳の中で最も原始的といわれている部分「脳幹」についてです。
脳幹には、呼吸や心臓の活動、体温調節など、生命を維持するための全ての神経が集まっています(眠っている間も、心臓を動かし続け、体温が調節できるのも脳幹のおかげ)。
またいわゆる「植物状態」とは、脳のうち、脳幹だけが生きていて他が死んでしまう状態のことです。脳幹が死んでしまった場合は、間もなく大脳も死んでしまうそうです。すなわち、生物の生き死には、脳幹の生死と直結していると言えます。
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脳ってなんで必要なの?~脳の起源~
ところで原点に戻ってしまいますが、
「なんで脳って必要なのでしょう?」
同じ生物でも植物には脳がありませんよね。
ここにヒントがあります。
今回は脳の起源を探って行きたいと思います。
図:脳の多様化の系統図
図はこちらよりお借りしました
脳の構造はどうなってるの?
自分の頭のことですが、大脳と小脳ぐらいはなんとなく分かるけど、間脳、中脳、大脳辺縁系となるとかなり怪しくなってきます。大脳新皮質というぐらいだから古皮質もあるの?脳のことで悩むのはなんだか変ですが、スッキリしたいと思い調べてみました。
(この画像は生体情報論より転載しました)
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神経伝達物質の作用が、猿・人類の同一視を可能にした?
人の脳内には、様々な不全感から抜け出すための麻薬回路が形成されています。
今回は「ランナーズ ハイ 」の原因とも言われている、オピオイドについて調べてみました。
脳内麻薬様物質(オピオイド)は交感神経系の興奮によって,ギャバ神経系から分泌されるエンケファリン,エンドルフィンなどを指します.オピオイドは阿片などの麻薬に極めて近い構造をもちます.オピオイドの大量分泌により,精神活動の麻痺や感情鈍麻といった状態に入ります.これは,闘争も回避もできない深刻なストレスにさらされた生物に「最期の救い」をもたらします.精神活動の麻痺や感情鈍麻によって,完全な降伏と受身の態勢をとり,現実感のなさによって生物は「静かに捕食者の餌食となる」のです.オピオイドの過剰放出は大脳辺縁系の扁桃体,海馬などにダメージを与えることで知られています.扁桃体に損傷を受けた個体は「恐ろしいもの」「いやなもの」に直面しても避けようとしなくなります.また,マラソン中にオピオイドが分泌されることはわりと有名でマラソンによってオピオイドが分泌された状態のことを「ランナーズ・ハイ」と呼びます.オピオイド濃度の上昇は,他にも手術,接食障害者の嘔吐などで確認されていて,また,リストカット,車での暴走等の自傷行為によってもオピオイドは上昇するそうです.
http://www.d6.dion.ne.jp/~hiudent/supri.htmlより
なんか、行き過ぎると怖いなぁ~、という印象を持ちますが、脳進化上とても重要な要素なのではないか?と思いました。
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適応や学習でシナプスが増える!
2月に「適応や学習で、脳内はどうかわる? 」を調査しました 。
その後の調査により、新たな記事も見つけました ので紹介します。
以前のまとめでは
①学習したからと言って、神経細胞が新しく生まれたりはしない。
②脳内の神経細胞は、適応や学習によって、新生されることはありませんが、脳内の神経伝達物質が
変化し、神経回路の繋がりやすさが出来る=変わると考えられる。
では、その後の調査結果は?
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人類の観念機能:精霊信仰は科学思考の原点
tanakaです。前々回のサルの記事に続き、今回も画像問題から。
下の絵は、2~30年ほど前なら「だまし絵」として、脳トレブームの現在では、「ひらめき」「創造性」といった脳のはたらき=アハ!体験を手軽に実感できるアハ!ピクチャーの一つとして知られている絵。さて何が描かれている?(有名な絵なので知ってる人も多いかも)
答えはクリックの後に!
「タミフルで異常行動から事故死、突然死関連を示す10の理由」を紹介します!
タミフル・・・「Yahoo!ヘルスケア – お薬情報 」より画像をお借りしました。
インフルエンザ、流行っていますね~ 🙁
私の周りでも、結構かかっている人が多いのですが・・・
病院によるのかもしれませんが、インフルエンザにかかった知り合いは、薬はタミフル以外は処方してもらえず、「5日間高熱で苦しむか、タミフルを飲むか」という究極の選択を迫られたそうです
こわっ でもタミフルが怖いという根拠は実際どこにあるんだろうと思った人はぽちっと押して続きを読んでくださいね
エンドルフィンの働きって?
オキシトシンの記事が面白かったので、引き続き脳内ホルモンについて調べてみました
今日は、エンドルフィン について 😀
『エンドルフィン=快感物質である!!』と思っていたのですが、調べていくと、エンドルフィンの快感を感じさせる働きは、二次的(間接的)なものらしい!?ということが判明
■エンドルフィンの作用
エンドルフィンは脳内での作用の仕方として、他のドーパミンのような快感物質とは違う作用をします。ドーパミンは快感物質として、その物質そのものに快感という色をもった神経伝達物質です。ドーパミン作動性の最大の神経(束)はA10神経です。これを制御抑制する神経がギャパ作動性神経です。ギャバ作動性神経によって、負のフィードバックを受けているわけです。(ずっと、ドーパミンが出っ放しだと頭の中が快感に酔いしれて狂ってしまいますから、他の神経で制御抑制しているわけです)。
ところが、このギャバ作動性神経の末端に多くのエンドルフィンのレセプター(麻薬レセプター)がついているのです。エンドルフィンが制御抑制回路を抑制することで、結果としてA10神経に対して正のフィードバックをしていることになります。また、フィードバックといえば多くの神経はオートレセプターを持ちます。快感回路も同様です。出しすぎたあるいはシナプスに滞留する神経伝達物質を自らが回収する負のフィードバック機能です。ところが、多くの麻薬物質はこのオートレセプターにくっつくわけです。そうすると、回収されずに快感物質が長く脳内に滞留したり、多く伝達されることになります。
つまり、もともとはエンドルフィンそのものは「快感」という色を持っているのではないということでしょう。
引用:エンドルフィンの不思議
となると、本質的な意味って何~~~???
さらにさらに、感謝の気持ちとエンドルフィンが深~い関係を持っている!!ことも発見
詳しくは、ポチッ とクリックしてから続きを読んでね
脳は人体の統合器官~カクテルパーティ現象より~
周りが騒がしいのに、会話をしている相手の声は良く聞こえる。
人ごみの中で自分の名前が呼ばれたような気がして振り向くと、友人が自分を呼んでいた。
こんな経験はありませんか?これらの現象はカクテルパーティ現象と呼ばれて、長い間音の世界でも不思議な現象として捉えられてきました。
しかし近年様々な研究により、何故そのような現象が起こるのかがすこしずつ解明されてきました。そこには脳の驚くべきメカニズムが関係していました。
気になる人はとりあえずポチッと。