2007-03-21

エンドルフィンの働きって?

オキシトシンの記事が面白かったので、引き続き脳内ホルモンについて調べてみました
今日は、エンドルフィン について 😀
『エンドルフィン=快感物質である!!』と思っていたのですが、調べていくと、エンドルフィンの快感を感じさせる働きは、二次的(間接的)なものらしい!?ということが判明

■エンドルフィンの作用
エンドルフィンは脳内での作用の仕方として、他のドーパミンのような快感物質とは違う作用をします。ドーパミンは快感物質として、その物質そのものに快感という色をもった神経伝達物質です。ドーパミン作動性の最大の神経(束)はA10神経です。これを制御抑制する神経がギャパ作動性神経です。ギャバ作動性神経によって、負のフィードバックを受けているわけです。(ずっと、ドーパミンが出っ放しだと頭の中が快感に酔いしれて狂ってしまいますから、他の神経で制御抑制しているわけです)。
ところが、このギャバ作動性神経の末端に多くのエンドルフィンのレセプター(麻薬レセプター)がついているのです。エンドルフィンが制御抑制回路を抑制することで、結果としてA10神経に対して正のフィードバックをしていることになります。また、フィードバックといえば多くの神経はオートレセプターを持ちます。快感回路も同様です。出しすぎたあるいはシナプスに滞留する神経伝達物質を自らが回収する負のフィードバック機能です。ところが、多くの麻薬物質はこのオートレセプターにくっつくわけです。そうすると、回収されずに快感物質が長く脳内に滞留したり、多く伝達されることになります。
つまり、もともとはエンドルフィンそのものは「快感」という色を持っているのではないということでしょう。
引用:エンドルフィンの不思議

となると、本質的な意味って何~~~???
さらにさらに、感謝の気持ちエンドルフィンが深~い関係を持っている!!ことも発見
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【発見①】:エンドルフィンの快感を感じさせる働きは二次的なものである!!⇒では、本質的な意味とは!?

不全や問題はそのままでは解決しないので、それを補修すべく指令を出すのがACTH。その痛みをそのままにしておくわけにはいかないので、それを解除するのがエンドルフィン。そして、弱者である原始哺乳類さらに、本能不全を抱えた人類は、絶えざる不全の中でエンドルフィンの快基調を強める方向で意味合いを変えていったのでしょう。
つまり、痛みを解除しようとしてエンドルフィンを分泌する。ところがすぐに解決されないからさらに痛みが続く、そこでさらにエンドルフィンを分泌する…。それだけでは痛み-が解消されず、より+を強める形で、快感を付加するようになったのではないでしょうか。
つまり、外圧→絶えざる不全→痛みの解消→快感に転換することで、可能性収束したのだと思います。実現論では、共認源回路における期応(期待応望)物質として、エンドルフィンを候補に上げていますが、性淘汰されずに縄張り闘争を繰り返さざるをえないその不全から、解消物質としてのエンドルフィンのプラスを強化することで使ったのでしょう。…解脱物質と言われるエンドルフィンですが、快感物質というよりも、どちらかといえば不全に対する充足物質としての意味合いのほうが強いと私は思います。おそらく、現代人の脳内のホルモンはエンドルフィンを強める方向にあるのではないでしょうか。
引用:エンドルフィンの不思議、その2

【発見②】:感謝の気持ちとエンドルフィンの深~い関係

感謝すると、脳内の神経伝達物質であるエンドルフィン濃度が高まる。エンドルフィンの脳回路での重要な役割として、覚醒物質であるドーパミンの滞留時間を延長し、シナプスでの滞留濃度をあげる働きがある。つまり、感謝→エンドルフィン濃度の増加→シナプス活動電位の上昇→脳の記憶回路が活性化→そして、長期記憶が容易く実現する。
特に、エンドルフィンは脳内の(というか体内の)いたるところで分泌される充足(伝達)物質なので脳回路全体が同期連動して活性化しやすいのだろう。だから、「感謝」の気持ちがあれば、なんであれ記憶回路が活性化するのだが、心底から感謝すればするほど伝達物質量は違うだろうし、本能・共認・観念の本源の部分から活性化するだろうから、記憶力の高まり方に違いが現われる。
逆に、自我回路発の感謝があるとすれば、自分にプラスだからということしかないのだが、「好きこそものの上手なれ」と言われるように、極めて限定的な記憶回路だけが鍛えられ、脳全体の記憶力が活性化するわけではないだろう。
実はほとんどの神経回路(脳回路)は、フィードバックシステムを持っている。ドーパミン回路(主要な伝達物質がドーパミンということ)のA10神経の中には共認回路(おそらくギャバ回路)で制御されているものが多いが、ドーパミン回路でドーパミン回路が制御している部分もあって、おそらく、自我回路発で感謝するとドーパミンがこの閉塞的な回路に過剰に流れつづけるのではないかと思う。だから、何時までも忘れずに活性化するが、閉塞的な回路ゆえに、何度も繰り返しながら妄想化するのかもしれない。
ところで、生成過程でエンドルフィンと同時に作られるACTH(副腎皮質刺激ホルモン)は、元来、ストレスに抗して意識の動機付けや集中力を高める働きがあると言われる。興奮を持続するという観点からすればエンドルフィンに通じるものがある。人類において、泣くときには強く分泌されるそうだ(63737、渡辺さん)。「泣きながら勉強した」という経験は、謝罪の心があれば記憶力が高まるということを示しているのかもしれない。「感謝と謝罪」は、記憶回路から見ると同じはたらきをするようだ。
引用:記憶力を高めるメソッド、(感謝の気持ち)

List    投稿者 mihori | 2007-03-21 | Posted in 未分類 | No Comments » 

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