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脳は人体の統合器官~カクテルパーティ現象より~

Posted By daichi-s On 2007年3月20日 @ 11:00 PM In ④脳と適応 | No Comments

 周りが騒がしいのに、会話をしている相手の声は良く聞こえる。
 
 人ごみの中で自分の名前が呼ばれたような気がして振り向くと、友人が自分を呼んでいた。
 
 こんな経験はありませんか?これらの現象はカクテルパーティ現象と呼ばれて、長い間音の世界でも不思議な現象として捉えられてきました。
 
 しかし近年様々な研究により、何故そのような現象が起こるのかがすこしずつ解明されてきました。そこには脳の驚くべきメカニズムが関係していました。
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 仮にその音をテープレコーダーで録音したとしましょう。そこに録音された音はただ喧しいだけで、誰が何をしゃべっているかはさっぱり分かりません。人間の耳もテープレコーダーも音を振動として受け入れているはずなのにこれは何故でしょう?
 このことは人は耳から受け取った情報を脳が処理する際に特定の音を選別する能力を持っている事他なりません。
 近年、この現象は聴覚系の神経だけでなく、他の神経からの情報を統合的に脳が処理する事によって起こっている事が明らかになっています。
 例えば10m離れている人の声を聞こうとすると、話している相手の表情や唇の動きまた10mの距離感などこれらの視覚情報と聴覚情報を脳が統合的に処理しているのです。
 このように人間の脳は各感覚器官から入ってくる情報をそれぞれ個別に処理しているわけではなく、統合的に処理するいわば人体の統合器官なのです!


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