2006-10-19

原モグラが樹上で生活するようになるまで

いままで地中で生活していた原モグラはなぜ樹上で生活するようになったのか?今回は原モグラが樹上で生活するようになったストーリーを扱います。 😮
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■樹の枝を足でつかめる猿の祖先ノタルクトゥス(5000万年前)の想像図

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  投稿者 postgre | 2006-10-19 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類, ②シリーズ“祖先の物語”3 Comments » 

あまり知られていない性闘争本能の重要性

哺乳類の特質として、恒温性、肺呼吸、体内保育、産後保護、聴覚の発達、大脳新皮質の獲得などが良く取り上げられています。しかし、あまり取り上げられていないけれど非常に重要なのが、性闘争本能の強化です。 😮 mogura02%5B1%5D.jpg

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  投稿者 postgre | 2006-10-18 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類, ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 

夜への進出~「聴覚」と「大脳新皮質」の進化~

哺乳類の祖先の誕生は、今からおよそ2億年以上前(中生代の三畳紀末期)にさかのぼります。
原始哺乳類が生き抜いた中生代(三畳紀~白亜紀)は、1億5000万年以上にわたって、恐竜 (大型爬虫類)がこの地球上の制覇種として君臨していた時代だったのですね。
つまり、哺乳類の進化は、恐竜の進化と表裏一体で進んできたわけです。
ここで原始哺乳類のとった適応戦略は・・・
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  投稿者 postgre | 2006-10-17 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類, ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 

哺乳類が胎内保育になったわけ?

哺乳類が胎内保育をするようになったのは、より厳しい外圧環境に適応するためであると考えられます。卵から生まれるよりも、赤ちゃんにまで発育して生まれてきた方が、種の保存のうえでは有利であったことが基本的な理由ではないでしょうか。

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  投稿者 postgre | 2006-10-16 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類, ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 

体長10~15cmの弱者たち

原始哺乳類とは・・・こんな生き物たちでした!

●【約2億2千万年前】:最古の哺乳類
アデロバシレウス
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・生息時代:三畳紀後期
・生息地域:北アメリカ
・ネズミのような姿形。体長約10cm。
・当時は、変わった形の巨大な両生類やは虫類が水辺を闊歩する世界(恐竜はまだ脇役です)で、夜に森林の落ち葉の中で虫などを食べてひっそり活動していました。この頃既に「内温性」(体温を一定に保つ)を獲得していたと考えられています。

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  投稿者 postgre | 2006-10-15 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類, ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 

<導入編>原始哺乳類の誕生まで

>爬虫類と哺乳類は、両生類から分化したことになります。
というシリーズ8でのニシタニさんの記事を受けて、シリーズ9:原始哺乳類 への導入として肺魚から両生類、そして爬虫類・哺乳類への2種への分化までをここでまとめてみます 😀
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  投稿者 postgre | 2006-10-14 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類, ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 

哺乳類のほとんどが色盲って本当?

私たち人間が色彩豊かな「色」のある世界で生活しているのに対し、他の動物たちは「色」をどのように感じているのでしょうか?
今日は「色覚」について考えてみたいと思います。
まずは「色覚」とはなにか? についてですが、色覚とは違う波長の光を違うと感じる感覚のこと。実はこの「色」、もともと外の世界にあるのではなく、視細胞でそれぞれの波長の光を捉えた後その捉えた情報を頭の中で合成して初めて「色」が認識できるのだそうです。 🙄
この「色」を感じる視細胞。人間では「青」「緑」「赤」の3つの色を感じる視細胞(これを3色型色覚という)をもっており、この3原色から様々な色を合成して「色彩」を感じ取っているのだそうです。
では他の動物は?というと脊椎動物の多くは実は4色型色覚であるのに対し、人間などを除く多くの哺乳類は視細胞が退化した、2色型色覚と、動物によりかなり違った「色」の見え方をしているのだそうです。では、哺乳類ではなぜ色覚が退化してしまったのでしょうか?
現在、最古の哺乳類は2億2500万年前ごろに発生したアデロバシレウスという小型の小動物だったと考えられています。この時代、陸上にはまだまだ大型の爬虫類が多く存在し、哺乳類達はこの爬虫類たちを避けて、夜の森の中ひっそりと活動していたそうです。
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(写真はトガリネズミのもの アデロバシレウスはこのトガリネズミに似ていたらしい。)

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なぜ、哺乳類は「胎内保育」と「産後保護」をするようになったの?

実現論に、
胎内保育と産後保護の哺乳類には、適者だけ生き残ることによって種としてより秀れた適応を実現してゆく淘汰適応の原理が働き難くなる。
って書いてあります。
なぜ、哺乳類は「胎内保育」と「産後保護」をするようになったのか?いまいちよくわかりません。。 😥
胎内保育に関しては、るいネットに以下の投稿がありました。
低酸素という困難な環境下でも、生まれくる子供に常に酸素を送り届け、確実に子孫を残せるように、繁殖の方法を変えたのではないかと。(89950 ) 🙄
それでも生まれたあとは低酸素なわけで、まだしっくりきません。。
また、他の多くの動物が産みっぱなしなのに対して、なぜ哺乳類は「産後保護」をするようになったの?
だれか教えてください~。
byかなめんた

  投稿者 postgre | 2006-10-12 | Posted in 6)“祖先の物語”番外編No Comments » 

恒温機能の獲得

さて、寒冷地に逃げ込んだ初期哺乳類は、これまで『胎内保育』→『土に潜る』→『肺呼吸』と哺乳類になるための機能を獲得してきたわけですが、彼らは氷河期のさらなる寒冷化に適応すべく、『恒温機能』を獲得していきます。



氷河期イメージ(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 リンク

今日は、恒温機能獲得への道のりのお話です。

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  投稿者 postgre | 2006-10-12 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類, ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 

皮膚呼吸が出来ない……肺呼吸へ

  私たちが何気なくしている肺呼吸。ではなぜ私たちは肺呼吸なのかご存知ですか?今回は哺乳類の肺呼吸獲得のストーリーを扱います。  前回おさらい:水場を追われた両生類。乾燥地帯適応したのが爬虫類。寒冷地帯適応したのが哺乳類。  肺呼吸の秘密は前回と同様に寒冷地適応にありそうですね。
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  投稿者 postgre | 2006-10-11 | Posted in ②シリーズ“祖先の物語”No Comments »