2006-10-15

体長10~15cmの弱者たち

原始哺乳類とは・・・こんな生き物たちでした!

●【約2億2千万年前】:最古の哺乳類
アデロバシレウス
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・生息時代:三畳紀後期
・生息地域:北アメリカ
・ネズミのような姿形。体長約10cm。
・当時は、変わった形の巨大な両生類やは虫類が水辺を闊歩する世界(恐竜はまだ脇役です)で、夜に森林の落ち葉の中で虫などを食べてひっそり活動していました。この頃既に「内温性」(体温を一定に保つ)を獲得していたと考えられています。

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●【約1億2500万年前】:最古の有胎盤類
エオマイア 
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・生息時代:白亜紀前期
・生息地域:中国(遼寧省)
・最古の有胎盤類(胎盤をもつ哺乳類)で、母親の胎内で子どもを育てる現代の哺乳類の祖先とされています。
・体長約10~15cm。当時の世界は大型は虫類の天下。哺乳類の祖先は夜行性で、昆虫などを食べていました。
・それまでの哺乳類に比べ、聴覚や大脳新皮質を進化させたと考えられています。(エオマイアの脳の大きさはアデロバシレウスの約2倍)

●【約7000万年前】
キモレステス 
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・生息時代:白亜紀後期
・生息地域:北アメリカ
・恐竜絶滅前後の時代の哺乳類の姿。体長約15cm。胎盤を持ち母乳で子どもを育てるという現哺乳類と同じような子育てをしていたと考えられています。

哺乳類誕生から約1億5000万年の間、姿かたちはほとんど変わることなく、体長10~15cm、小さなネズミのまま(恐竜などがその姿を劇的に変化させていったのと対照的)。林床や土中に隠れ住み、夜になるとチョロチョロと虫を食べに出かけるという夜行密猟の小動物だった。

つまり原始哺乳類は、ず~っと、自然界では圧倒的な『弱者』のままでした。

しかしこの小さな小さな身体の内部では、恒温性の獲得、胎盤の獲得、呼吸器官、聴覚や脳の発達などを遂げ、現生する哺乳類の基礎的機能を整えていったのです。
iwai

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List    投稿者 postgre | 2006-10-15 | Posted in 2)知られざる原始哺乳類, ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 

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