2006-10-11

皮膚呼吸が出来ない……肺呼吸へ

  私たちが何気なくしている肺呼吸。ではなぜ私たちは肺呼吸なのかご存知ですか?今回は哺乳類の肺呼吸獲得のストーリーを扱います。  前回おさらい:水場を追われた両生類。乾燥地帯適応したのが爬虫類。寒冷地帯適応したのが哺乳類。  肺呼吸の秘密は前回と同様に寒冷地適応にありそうですね。
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 ○皆さん、両生類は何呼吸か知ってます?
>両生類の皮膚は分泌腺や毒腺が多くなめらかである。爬虫類のように、鱗をもっていたり、表面が角質化していたりしない。これは皮膚が呼吸器としての役割(皮膚呼吸)が多くの割合を占めているからであるが、それゆえ乾燥に弱いという弱点にもなっている。
ウィキペディアから、
 どうやら、呼吸の1/2~3/4は皮膚呼吸によって行われているようです。 体のヌルヌルは呼吸のためだったんですね。
てことは、乾燥した寒冷地では
体のヌルヌルを維持できない→呼吸が出来ない=→死
となってしまいますね。
 ○じゃあどうする
  完全肺呼吸へ!!と適応したのです。
 また、その他に寒さから身を守るために皮下脂肪、体毛などが出現します。変温から恒温の話は次回にパスしますね。
 私たちが肺呼吸できるのは両生類が寒冷適応出来たからとも言えますね。
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以上ムコ2がお送りしました。ニシ=3
 

List    投稿者 postgre | 2006-10-11 | Posted in ②シリーズ“祖先の物語”No Comments » 

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