2008-04-17

陸上動物ー進化の2つの頂点

生物の進化には進化系として2つの頂点があります。
2つの頂点とはなんだと思いますか?
聞いたことがある人も多いと思いますが一つは人類、もう一つが昆虫なのです。
先カンブリア紀の初期に分岐した新口生物と旧口生物はその後環境適応の戦略としてそれぞれがそれぞれの戦略で進化してきました。片側は脳の容量を増大する巨大脳、片側は機能を先鋭化させていく微小脳として別々の進化戦略をとってきました。
また同時にこの2つは祖先においてまったく同じであったという事も最近の研究で証明されてきています。「別々の戦略」と「祖先が同じ」、この2つの理論を今日は紹介してみたいと思います。
内容は水波 誠氏著の「昆虫ー驚異の微小脳」より抜粋(一部まとめ)しております。
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  投稿者 tano | 2008-04-17 | Posted in ①進化・適応の原理1 Comment » 

中枢神経から独立している神経系

高度に進化した私たち人類の身体の中でも、中枢神経から独立した神経系統があります。
それは「腸」です。
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  投稿者 tsuji1 | 2008-04-16 | Posted in ④脳と適応2 Comments » 

脊椎動物以前の血球系細胞の進化(2)

前回(「脊椎動物以前の血球系細胞の進化(1)」)のつづきです。
◆節足動物(甲殼類:エビ、カニなど/昆虫類:カイコ、カ、チョウなど)
前□動物の中では最も種分化している動物で、循環系は消化管の背側に発達していて、開放血管系で大きな心臓をもつ。
開放血管系をもつ節足動物の血液は、血体腔の中を流れ、結合織へ直接流入していくという。この血液中にはいくつかの血球が浮遊しているが、例によって、その命名は研究者によって異なるので、理解を困難にしているようだ。
共通して観察されているものは、細胞質に多くの顆粒をもつ顆粒細胞である。
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  投稿者 ayabin | 2008-04-13 | Posted in 未分類 | No Comments » 

虫を知ってヒトを知る。~微小脳と巨大脳~

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虫を知ってヒトを知る
ヒトの脳は成人で約1400kg、しわを伸ばすと表面積は2500cm3、新聞紙をひろげた大きさになります。ニューロンの数も1000億。一方、虫、たとえばバッタの脳は幅2mmたらずで、容積にして約6mm3、ニューロンの数は約40万です。まさに、微小脳と巨大脳。
しかし、巨大脳は微小脳の進化したものではありません。というのも、動物は進化系統上、旧口動物と新口動物は5億年前から6億年前に分化しており、その両雄(トップ)に君臨するのが虫と哺乳類なのです。つまり、それぞれ独自の道をあゆんで出来上がったもので、デザインのコンセプトが違っているということです。
昆虫を代表とする微小脳の情報処理システムは速い、けど粗い。脳とそれぞれの神経節がある程度の独立性をもった並列的な情報システムとなっています。一方、ヒトを代表とする巨大脳の情報処理システムは、大容量の大脳を頂点とする階層的なシステムで、しかも大脳にはたくさんの並列的な情報処理システムが配置され、同時に複数のシステムで情報を精密に処理・統合することができるシステムです。
もう少し詳しくみてみましょう。
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  投稿者 trend | 2008-04-13 | Posted in 未分類 | 13 Comments » 

脳内の免疫細胞 ミクログリア

こんにちは NISHIです。
tanoさんが3月17日の記事で「グリア細胞」について書かれています。
この記事を読んで、グリア細胞について興味を持ったので、更に色々調べて見ました。
3月17日の「グリア細胞って何?」では触れられていない、グリア細胞の働きについて補足的に書きたいと思いますので、ぜひ3月17日記事と一緒に読んで欲しいと思います。
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アルツハイマー病の原因となる海馬に溜まったタンパク質のゴミ、アミロイド(青色部分)を貪食するミクログリア(緑色部分)
写真はこちらからお借りしました。リンク

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  投稿者 crz2316 | 2008-04-12 | Posted in 未分類 | 28 Comments » 

皮膚の免疫監視役:ランゲルハンス細胞

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皮膚は、一番外側にあり、様々な外圧状況(細菌、ウイルス、太陽光、暑さ、寒さ、湿気、乾燥etc)の変化に適応するために進化してきた臓器です。もともと多細胞生物の初期段階に作られた外胚葉から進化していますが、その中味を見ていくと驚きの連続でした。
この機能によって、私達多細胞生物は、大きく変化する外圧の中で生きていけるんですね。
この皮膚の表皮に近い部分には、樹枝状細胞があります。一つが神経細胞、もう一つがランゲルハンス細胞です。この2つの樹枝状細胞が網の目のように手足を伸ばし、外圧状況を監視しています。神経細胞の樹枝状形状は、まだ脳が存在しない生物の段階から外圧をキャッチする機能を作っています。
また、ランゲルハンス細胞は、皮膚の表面から入ってきた外敵を網の目の監視により素早くキャッチするセンサーとして機能しています。これらの表皮にある樹枝状細胞からの信号が、免疫系・中枢神経系と密接に関係し私達の体全体のバランスを維持しています。いかに皮膚が重要か?を再認識しました。

今日は、この中で、免疫監視役「ランゲルハンス細胞」について見ていきましょう。
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  投稿者 yooten | 2008-04-11 | Posted in 未分類 | 7 Comments » 

多細胞生物の体細胞分化過程~まとめ~

数回にわたり、「体細胞分化史」を探求してきましたが、本日で特集はおしまい。
 
最後に進化系統別にまとめておきます。
 

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  投稿者 tanizaki | 2008-04-10 | Posted in ①進化・適応の原理9 Comments » 

多細胞生物の体細胞分化過程~節足動物~

本日は、線形動物から進化した節足動物に迫ってみます。代表例は昆虫類。地球上で80万~100万種存在すると言われ、陸上、淡水、海水、他生体内(寄生)と、あらゆる場所に生存域を持つ、多様性の高い動物です。
 
 

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  投稿者 tanizaki | 2008-04-10 | Posted in 未分類 | No Comments » 

多細胞生物の体細胞分化過程~軟体動物~

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4月8日の脊索動物の体細胞分化に続いて今回は軟体動物の体細胞分化を見ていこうと思います。
 
軟体動物というのは、貝類、ウミウシ、イカ、タコなどの動物の総称で、体は骨格がなく、皮ふは粘膜におおわれていて、体が乾燥すると生きることができない動物です。
  
では、さっそく彼らの体細胞分化を見ていきましょう
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  投稿者 chai-nom | 2008-04-09 | Posted in ⑤免疫機能の不思議No Comments » 

多細胞生物の体細胞分化過程~脊索動物~

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3/14のナマコ・ウニ・ヒトデに続いて今回は脊索動物の体細胞分化を見ていこうと思います 😀
脊索動物というのは、脊椎動物とナメクジウオなどの頭索動物、ホヤなどの尾索動物の総称です。今回は便宜上、大きく脊椎動物と原索動物(頭索動物+尾索動物)というふうに分けて考えてみようと思います。
ちなみに、ナメクジウオというのは上の写真のような生物で、簡単に言えば、魚類の一歩手前といった感じの生物です。
では、さっそく原索動物から見ていきましょう
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  投稿者 hadou | 2008-04-08 | Posted in 未分類 | 4 Comments »