2008-04-07
免疫が敵を攻撃するしくみ
こんにちは。
今日の記事は免疫細胞についてお伝えします。
免疫細胞には自然免疫と獲得免疫あります。
①なぜ2つの免疫をたどる必要があったのか?
②免疫が記憶されていく構造はどのようになっているのか?
の2点に注目していきます。
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脊椎動物以前の血球系細胞の進化(1)
血球系細胞に焦点を当て、脊椎動物以前の進化について論及している書籍やサイトはなかなか見つからない。現存する種もそれぞれに進化しているであろうから、それらを参考にしながらも全体を俯瞰する論理で繋げていく必要があろう。
その点を意識しながら、先ずは、基本情報を浮き彫りにするため、光文堂発行「生命を支えるマクロファージ」の『4.マクロファージの系統発生』から抜粋することで概観してみたい。
関連参考記事:免疫系の進化1(系統樹編)
◆腔腸動物(ヒドラ、クラゲ、イソギンチャクなど)
ヒドラの仲間における遊走細胞(間細胞)は、「血球」と呼ばれてもよい細胞であるが、貪食能をもっていない。海綿動物の間細胞(原生細胞)のように多分化能をもった幹細胞として機能している。
サンゴやイソギンチャクでは、間充ゲル中にアメーボサイトと呼ばれる遊走細胞が存在している。この細胞は通常は弱い貪食能しかもっていないが、再生実験を行うと顕著な貪食作用を示すようになり、自己の死細胞や異物を貪食するという。
◆三胚葉動物:環形動物(ゴカイ、ミミズ、ヒルなど)
前口動物の中では唯一の閉鎖血管系をもっており、血液は血色素をもち、酸素運搬の機能を有する。ゴカイ(多毛類)やミミズ(貧毛類)には、好中球、好塩基球、好酸球、顆粒球、黄細胞などの血球が血管内や体腔内に見られるようだ。
しかし、血管の中には固有の血球はなく、血管中に存在する血球は体腔液中から遊出して入り込んだいわゆる体腔細胞(血球)であるといわれている。体腔細胞は体腔上皮から直接遊離してくるが、それは発生学的に見ると中胚葉由来の細胞であるらしい。
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ナチュラルキラー細胞って何?
ナチュラルキラー細胞
なんか、すごい名前ですよね。殺し屋 8) なんだけど実は自然志向の優しい奴 みたいな。
ナチュラルキラー細胞(通称NK細胞)はネットや本で検索すると、ガン細胞を殺す頼もしい奴 笑ってストレスなくせばNK細胞が増えてガンも予防 😀 のような形で取り上げられる事が多い免疫細胞ですが、NK細胞ってそもそもどんな奴? 🙄 と調べてみると、比較的新しく発見(1975年)された免疫細胞でまだまだ研究途上のようです。今日は基礎的なNK細胞の仕組みについて紹介したいと思います。
画像は『がんサポート情報センター』からいただきました。
マクロファージはどうやって食べものかどうかを見分けているのか?
腹痛から立ち直ったものの、最近は極度の肩こりに悩まされているYama3です。やはり免疫力アップさせないとダメですね。ということで免疫についての追求を続けたいと思います。
今日は自然免疫について追求してみましょう。自然免疫の代表格であるマクロファージや好中球などの自然免疫系の細胞(食細胞)は、食べていいもの、いけないものをどうやって認識しているのでしょう?(この敵or同類以外を見分ける力がなくては、共食いになってしまうおそれがある訳で、この自然免疫細胞の対象認識機能は、とても重要ですね)