2007-11-23
「反復説」の現在的意味と「進化積層体」
脊椎動物各群の発生過程(フォン・ベーアによる)
胎児は、その成長過程で脊索動物段階、魚段階、両生類、爬虫類、哺乳類段階と身体器官の形成と組替えを行っていきます。
(http://www.biological-j.net/blog/2007/11/000328.html)
この記事内容は、「個体発生は系統発生を繰り返す」という「反復説」を指し示していると思われる。(わたしが生物を習った二十年以上前には、教科書に載っていたような…)
このchai-nomさんの記事内容に関するあつしさんのコメントに対してレスしたが、今日はこの「反復説」に関する現在的状況について記すとともに、この問題についてもう少し考えたい。
ところで、この「反復説」。ナチスの人種差別政策を正当化したとされ、また、反復説を唱えたヘッケルの捏造もあって、生物学の主流からは無視されてきた。ところが、80年代後半からのDNAの解明に伴い、むしろ見直されつつあるようだ。
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棘皮動物の不思議
今回は棘皮動物(きょくひどうぶつ)について勉強してみたいと思います。
棘皮動物ってなに と思われた方もいると思います。
これは、針(ハリネズミ)のような皮をもった動物ということになりますが、実際にはウニと類縁関係にあるナマコなどのトゲをもたない動物も、棘皮動物に含まれています。
棘皮動物とはウミユリ類、ヒトデ類、シャリンヒトデ類、クモヒトデ類、ウニ類、ナマコ類の6つのグループに分けられる。現生する棘皮動物はこれら6綱のみだが、その他多くの絶滅した綱が知られている。
化石は古生代以降に発見され、その量は動物化石としては多い方に属する。ウミユリやウニを主成分とする石灰岩もあるほどである。
では、その生態はどのようになっているのでしょうか?
その前にポッチ とお願いします。
ながーい独身時代。菌類の生活環
最近は都市化が進み、結婚しない男女が増えていると聞きます。
しかし実は同じように長い独身時代を謳歌している生き物がいるのです。細胞の話ですが・・・
答え・・・それは菌類です。
それでは今日は菌類について勉強していきたいと思います。
真核生物の生活環は3つの基本的旋律があります。
まずその3つを復習してみましょう
①配偶子環(ほとんどの原生生物、動物)
2N―――――⇒減数分裂⇒単相配偶子(1N)⇒受精⇒次世代(2N)―――――⇒
②胞子環(いくつかの原生生物、植物)
2N―――⇒減数分裂⇒単相胞子体(1N)⇒体細胞分裂⇒単相配偶子(1N)⇒受精⇒次世代(2N)―――――⇒
③接合子環(いくつかの原生生物、菌類)
1N―――⇒体細胞分裂⇒単相配偶子(1N)⇒接合(2N)⇒減数分裂⇒単相胞子(1N)⇒無性生殖―――――次世代(1N)
この3つを比較すると以下の点に着目できます。
※配偶子環は複相期時代が最も長く、かつ単相期では成体として生存できない。
※配偶子環も胞子環も複相期が長く単相期は短い。配偶子環は単相期は極めて短い
※胞子環は複相期と単相期で2つの世代がある。
※胞子環と接合子環は配偶子と胞子の順番が逆である。
※接合子環は複相期が短く、ほとんどが単相で生活している。
原生生物の段階で①~③までに分かれています。その後それぞれ動物、植物、菌類に分かれて現在の生物界を形成しています。
ここからも動物は仕事細胞を特化させ、植物は生殖過程を特化させていった事が見て取れます。しかし菌類においては、粘菌や水生菌類の原生生物の単相時代をそのまま引き継いで進化していっています。
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植物の進化はn倍体の多細胞化にあり!?
今日は地上に進出した植物の生殖について考えてみたいと思います。
前回紹介された、ハチのオスは単為生殖でしか生まれないという特徴と共に、「n倍体の多細胞生物」である点も注目されます。
(動物は基本的に2n倍体の多細胞で存在し、精子・卵子のみn倍体の単細胞で存在します。)
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ムシの生殖
ここんところ、ムシの生殖について調べているのですが、
るいネットで、わかりやすく分類説明してくれている記事があったので
紹介します。
虫の単為生殖について調べてみました。大きな傾向として、オスだけが単為生殖で生まれるハチ・アリと、生活環の中で単位生殖と有性生殖が変わるアブラムシ・カイガラムシに分けることが出来るようです。
ダニは昆虫ではありませんが、危機対応として固体を増やすために単為生殖を行うようです。
地球環境と生物の変遷
〈ウィキ 地球より引用リンク〉
生物史を振り返ってみると、進化史上の大転換期と呼ばれる事象が節目節目にでてきます。40億年前の生物誕生は言うまでもなく、21億年前の真核生物の出現、10億年前の多細胞生物の出現、5.42億前のカンブリア大爆発などなど多々ありますが、ここで素朴な疑問があります
・真核生物が出現したのはなんで
・多細胞生物が出現したのはなんで
・いきなりカンブリア大爆発が起こったのはなんで などなど・・・
実は、上記のなんで?は、現代の学会でもはっきりした答えが提示できていないほどの超難問なのです
今回(だけでは無理だけど・・・)は、この超難問に取り組んでいきたいと想います
生物が進化したということは、進化を促す要因となった『逆境』があったと考えるのが自然ですね。その逆境とはなんだったのか?
もちろん、外敵圧力もあったでしょうが、より大きな外圧は、自然外圧だったと想われます。
切り口は、当時の地球環境はどうだったのか
これをじっくり追求していきたいと想います 😀
その前にいつものやつ、よろしく♪
「体内受精」と「体外受精」
arincoさんの「卵子と精子の大きさが違うのはなんで?」面白かったです 😀
僕も「配偶子シリーズ」として「体内受精」と「体外受精」について追及してみました。
体内受精と言えば、哺乳類。体外受精と言えば魚類。
=進化した生物ほど体内受精となると考えていましたが、どうやらそれは事実ではないようです。
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「細胞分裂の回数券」テロメア
(画像はWikipediaよりお借りしました)
真核生物の染色体の端部にあるテロメアと呼ばれる部分をご存知でしょうか?最近は癌の治療法研究などでもよく登場するのでご存知の方も多いかもしれません。ぼくもなんとなくは知っていたのですが、改めて調べてみました
興味を持ってくださった方は をクリックしてから続きをご覧ください 😀
幹細胞、芽細胞って何?
多細胞生物への進化シリーズを見てて、幹細胞とか芽細胞とか?何? 🙄 と思い、ちょっと調べてみました。 幹細胞(かんさいぼう)とは、その名の通り、「幹」 となる細胞だそうです。 その幹である幹細胞は、左図のように二つの娘細胞に分裂します。一方は別の種類の細胞に分化しますが、他方は再び同じ幹の系統である幹細胞になるんですね。 そしてここで分化した細胞が芽細胞(がさいぼう)となります。この幹細胞や芽細胞から様々な体の機能が作られるんですね。(左図は「細胞の誕生と死」からお借りしました。) では、その中味を見てみましょう。 いつものように応援よろしくお願いします。 |
驚くべき生殖システム(本能機能と観念とのかかわり)
「卵子の一生、精子の一生」すごくおもしろかったです。生物に関する知識が少ない私にとっては驚くことの連続でした。
さてこの投稿の中で「あれっ?」 と思ったことがひとつあります。