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ムシの生殖

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ここんところ、ムシの生殖について調べているのですが、
るいネットで、わかりやすく分類説明してくれている記事があったので
紹介します。

虫の単為生殖について調べてみました。大きな傾向として、オスだけが単為生殖で生まれるハチ・アリと、生活環の中で単位生殖と有性生殖が変わるアブラムシ・カイガラムシに分けることが出来るようです。
ダニは昆虫ではありませんが、危機対応として固体を増やすために単為生殖を行うようです。

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■ハチ・アリ
ハチ、アリともにメスである女王蜂(アリ)と働き蜂(アリ)は有性生殖で生まれますが、オスは単為生殖で生まれます。オスは生殖以外の役割を持っておらず、ミツバチでは生殖シーズンが終わると巣から追い出され死んでしまいます。
ハチ・アリについては、オスが生殖以外の役にたたない存在であり、オスを少なく生みメスを多く産む必要があったことから、確実にオスメスを産み分けられるようにするために、単為生殖で生まれるのはオスという生殖方法を作り出したのかもしれません。
アリの中には、アミメアリのように女王アリもオスアリもおらず、メスの働きアリが単為生殖を行っている例外もあります。
ミツバチのカーストhttp://www.tamagawa.ac.jp/HSRC/contents/pages/note/bee-caste.htm [4]
みつばちの世界http://www2.bbweb-arena.com/s-royal/hachi.html [5]
両性ともクローン生殖しているかもしれないアリhttp://slashdot.jp/science/article.pl?sid=05/07/03/2132207 [6]
アミメアリ http://homepage1.nifty.com/tago-ke2/minor-2/ARI/amime-a.html [7]

■アブラムシ、カイガラムシ
どちらも植物の汁を吸って生きる昆虫で、あまり動かないようです。カイガラムシは成長すると足を失ってしまいます。
春から秋にかけては、無性生殖でどんどん数を増やし、秋になるとオスが現れ有性生殖を行い、卵で冬を越すようです。
アブラムシの中には、社会昆虫的性格を持ち、単為生殖で生まれるメスの中から外敵と戦う兵隊アブラムシを生み出す種もあるそうです。
アブラムシ、カイガラムシの場合は、動きが緩慢で外敵に捕食されやすいことから、とにかく数を増やすことが優先課題で、単為生殖で効率よく数を増やしてから有性生殖を行うという戦略をとったと考えられます。
アブラムシの生態の特徴http://homepage1.nifty.com/tago-ke2/ABURAMUSHI/AB-SEITAI.htm [8]
兵隊アブラムシの攻撃毒プロテアーゼ
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2004/pr20040727/pr20040727.html [9]
アブラムシの生態http://homepage2.nifty.com/tiba-infrc/tenseitai.htm [10]
カイガラムシの生態http://www.afftis.or.jp/kaigara/seitai.htm [11]

■ダニ
ダニは基本は生活環境が良い間は有性生殖を行います。有性生殖は繁殖力が低くあまり増えません。環境が悪化し生存の危機になるとメスが単為生殖を行い、一気に数を増やすようです。
ダニと近縁のサソリの中で、ヤエヤマサソリは日本ではメスしか見つかっておらず、単為生殖のみで繁殖しているようです。これは、生存の危機に瀕して、オスが絶滅してしまったのかもしれません。
ダニの奇妙な生殖行為http://eco.goo.ne.jp/business/csr/lesson/jul00-6.html [12]
dani http://www.cymbi-mogami.co.jp/dani.htm [13]
虫の知らせ“イエダニ”
http://www.marusans.co.jp/home/sanitarnews/1999/12/02.html [14]
サソリhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%BD%E3%83%AA [15]
ヤエヤマサソリhttp://mushinavi.com/navi-insect/data-scorpion_yaeyama.htm [16]

以上、るいネット野田雄二さん「虫の単為生殖」を転載
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=163932 [17]
生き抜く、確実に次代に繋いでいくための戦略、
変化する状況、環境といった外圧に適用するようなしくみ、
興味はつきません。
うらら

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