2007-12-23
古生代~中生代の地球環境と進化1
今日から約一週間「脊椎動物の進化系統を辿る」テーマで記事をお届けします
今日と明日のエントリーでは、地球環境の変化と生物進化の歴史を概観します 🙄
まずは、地球と生命誕生の歴史から・・・
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マウスの発生過程
イノシシよさらば、マウスよこんにちは
という訳で、
来年の干支は「ねずみ」です。
マウスとヒトではお腹の中にいる期間が10倍以上もちがうのに
発生の過程はタイヘンよく似ています。受精後26日程度のヒトの胎児は
マウスの10日目頃の胎児とソックリだといいます。
以下、受精からマウスらしい形になるまでの10日間を
駆け足でたどってみます。
引用文献
柳澤桂子 「卵が私になるまで-発生の物語-」
そのまえにコチラ。
卵子から消えた中心体
植物細胞には中心体がないのに対して、我々、人類を含めた動物細胞には中心体があります。
さらに、人類の「受精卵の分裂の分裂極は精子が持ち込んだ中心体に由来する」ことが提唱されています。
精子と中心体の関係については、以前にも『精子と中心体』に記載されており、
ヒトの中心体は精子由来らしい。
卵子では中心体が消滅しているのだそうだ。
とあります。
そこで、今回は卵子と中心体の関係を扱ってみたいと思います。
仮に、卵子に中心体が残っていた場合にはどうなるのでしょうか?
単為生殖を行うギンブナの不思議 卵子由来の中心体
ないとう@なんで屋です。
魚類の中には、単為生殖だけで子孫を残すものがいる。
日本に生息する”ギンブナ”は、そのほとんどがメスであり、精子と卵子の核を結合させることなしに、次の世代を残す。つまり、単為生殖を行うものがほとんどだと言われている。
この事は何を意味するのか?
ほとんどの哺乳類の受精では、精子からのDNAと中心体、及び卵子の持つDNAとミトコンドリアなどの細胞内小器官を融合させて、受精卵を作る。この受精卵は、精子由来の中心体の働きにより有糸分裂を行う。
精子と卵子の融合なしに次の世代が形作られるということは、このときの中心体は、卵子由来であることを示している。
では、ギンブナはメスだけで、どうやって子孫を残すのか?
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最新の中心体研究事情「γチューブリンの発見」
こんばんわ! 8) 中心体に関してさまざまな投稿が続いています。
中心体とは9対の三連微小管が環状に配置されて構成される中心小体が2対1組となったものの総称の事です。中心体は微小管形成中心(MTOC)とも呼ばれ、細胞を形成したり、細胞分裂を行う際の紡錘体を作り出す役割を担っています。
動物の細胞形成において非常に重要な機能が中心小体であるわけですが、最近その中心小体より注目されているのがγチューブリンと言う中心小体に付随するたんぱく質なのです。
今日はそのγチューブリンに注目して謎の多い中心体に迫ってみようと思います。
まずは中心体のウィキペディアの記事に書かれてあったγチューブリンの記述を紹介します。
中心小体の周辺には明瞭ではないが、光学的には明るくみえる中心体マトリックスと呼ばれる球状の構造がみとめられる。中心体マトリックスには、γチューブリン環を含む中心体に特異的なタンパク質が含まれており、中心体の微小管形成中心としての機能を司る構造としては、中心小体より重要な部分と考えられている。中心体:ウィキペディア
聞きなれない「γチューブリン」って何?
γチューブリンをもっと知りたい方
Y染色体の不思議
こんにちは 😛
今日は、12月6日の記事「X染色体の不思議」、12月14日「ヒトはY染色体を失ってしまう!?」に続けて、「Y染色体の不思議」に迫りたいと思います。
X染色体に比較して、どのような違いがあるのでしょうか?
非常に気になるところですが、中身に入る前にポチっとお願いします。
精子の「成熟」過程
今回は11月28日のやっさんの記事「精子と変異」に引き続いて、精子の成熟過程と、特にその過程における変化について調べてみました
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1000万年後、ヒトはY染色体を失ってしまう!?
>今後は、なぜ相同染色体からX染色体とY染色体に分かれていったのかを追求していきたいと思います。
arincoさんの提起を受け、染色体の歴史を調べてみたいと思います。
その前にプチっとお願いします。
精子と卵子の認識機能:先体反応
今日は受精の基本について調べてみました
ヒトの精子は、マウスやハムスター等、他の種の卵子と結合できるのでしょうか?
子供に質問されて、うっ!え~と~・・・て、なりそうな質問ですね。
結合できれば、とんでもない種ができそうだし・・・・??? 🙄
種の保存・維持とも矛盾するし・・・・??? 🙁
答えは、結合しない。
でも、なんで結合できないのでしょう?どんな仕組で?
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遺伝子の不活性化による形質変化
哺乳類は、3億年程前に原両生類(=地上四肢動物)から分かれた単弓類の末裔である、その後、様々な生存域に適応し、多種多様化していった。我々霊長類もまた、自然外圧の中で、現在の形質を獲得している。その変化に伴い、遺伝子はどう変わったのか?他の哺乳類と比べ、霊長類の遺伝子はどのくらい違うのだろうか?